2017年12月 4日アーカイブ

西部劇

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 中身が無い。

マカロニウェスタン
 マカロニウェスタン

 アメリカでは制作されていない西部劇。主にイタリアで制作された西部劇は「スパゲティ・ウェスタン」と呼ばれていました。それらの映画が日本で公開される時に映画解説の神様的存在の淀川長治氏が「スパゲティでは細くて貧しそう」ということで「マカロニ・ウェスタン」と称して紹介したのが元のようです。
 まあ、この話にはスパゲティと違ってマカロニには中身が無いという揶揄も含まれているといううわさ話のオマケ付きではありますが。

 とにかくイタリアで制作されたにも関わらず全然違う国であるアメリカの西部開拓時代を舞台とする、いわゆるウェスタンものの映画は本国以外の人間が作ったものが本国でウケるという状況であり、ある意味滑稽であると言えます。
 しかしながら「荒野の用心棒」で一気にメジャーとなったクリント・イーストウッドなど、後にハリウッドで活躍する俳優が輩出されたのも事実です。もっとも黒澤明の「用心棒」のあからさまなリメイクであった事から東宝から訴えられ、荒野の用心棒の制作側は敗訴していたりするなど、別の意味でも話題作となりました。

 マカロニはショートパスタの事で一般的に管状の中空なパスタを指し(ファルファーレやコンキリエ、フジッリなど中空でないものも多いのですが当時は中空で短い管状のマッケローニが一般的にマカロニとされていた)ますので、中身が無い映画だという揶揄があったとしても単なる邪推ではなかったかもしれませんね。