年季奉公

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 江戸時代であれば住み込みで年季奉公する少年の事です。

でっち亭
 でっち亭

 一般的には修行中の子供なので、かわいがられる対象になりやすいのですが、使い走りをさせられる下っ端の役割であることから、少し見下した呼び方として使われる場合もああったりします。

 でっち(丁稚)は上方言葉ですが、江戸言葉では小僧(こぞう)と呼ばれます。
 用法は同じで愛称であり蔑称としても使われます。ちょっと悪い言い方だと「坊主」になってしまいます。

 丁稚の間、住み込みで衣食住が与えられるだけで盆暮れと、多少の小遣いや実家への帰省の際の手みやげなどが渡されますが、基本的に定期的な給与はありません。現在でもタダ働きを丁稚奉公(江戸では小僧奉公)などと揶揄することがありますね。
 丁稚の間に商売を学び、主人から認められれば上方の店であれば一度、江戸の店舗へ出向して返ってきて初めて手代となり給与をもらえる身分になります。さらに番頭(小番頭、中番頭、大番頭などに分かれている場合も)になるまでも相当年数がかかります。
 番頭となれば支店を任されたり、暖簾分けをして自分の店を持つ事が許されるようになりますが、そこに到るまではかなりの生存競争を勝ち上がる必要があったようです。

 丁稚奉公、今であれば一人前になるまで賄い付き住み込みのインターンシップと呼べば良いのでしょうか。

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