鉄路望景

吹田総合車両所 2016 その2

| コメント(0)

 鉄分たっぷり車両系です。

トラバーサ車両入換実演会場
 トラバーサ車両入換実演会場

  今年もトラバーサの実演があり、車両の入換え実演を行っています。

クハ222 5516
 車両の移動(223系 クハ222 5516)

 北近畿で運用されていた113系の置き換えとして導入された車両で、通常は2両編成で運用され登場したクハ222は城崎温泉側の車両です。修復中のようで運転台周りのガラスが外されて全面部の再塗装中でした。台車も整備中のため仮台車で実演されています。

チキ5714
 車両の載せ込み(チキ5500形 チキ5714)

 会場アナウンスで「チキ」と言われた時は耳を疑いました(笑)。電車ではなく貨物車、しかもロングレール運搬専用という超色物車両の登場です。向日町運転所のJR西日本向日町レールセンターの所属車両で以前にご紹介した状態でレールを運搬しています。

クモハ289 3507
 車両の移動(289系 クモハ289 3507)
 遠景だと何の車両かよく解らない

 こちらも全車検査中のようで、銘板も含めて外装の補修中。窓ガラスも全て無く、内装も外してあり、台車も仮台車でした。元は683系2000番台の車両で直流化したものです。
 特急くろしおとして運用されている車両で、実演車両はオーシャングリーンのラインがまだ入っていない状態でした。

体質改善改造車両(221系)
 体質改善改造車両(221系)

 塗装を全剥離して下地の段階から再塗装を行うため、素っ裸の車両です。もちろん運転台の艤装品や内装等もごっそり取り外されて改造中。2ヶ月近く掛けて出場するそうです。

モハ201 275
 201系 モハ201 275

 トラバーサの端にある留置部に置かれたJRゆめ咲線(桜島線)で運用中の201系ラッピング車両。外装の一部補修中でしたが、人気のハリーポッターのラッピングで、しかもハーマイオニー(エマ・ワトソン)というマニア向け選択なのが泣かせます。

103系車両達
 103系車両達

 引退が決まっている103系が多数展示車両として置かれていました。
 誰がこの並びを言い出したのか知りませんが、面倒くさそうなことは間違いありません。環状線のオレンジ色(朱色1号)、阪和線の青色(青22号)、関西線の黄緑色(黄緑6号)の3色を連結して展示。少なくともこれら3編成の車両をバラして3色続きになるように並び替えて連結させ移動させ...想像しただけでウッとなります。鉄道ファンを楽しませるために労を惜しまない職員の方々には本当に賞賛に値します。

モハ286-11
 287系 モハ286-11(HC635編成)

 特急くろしおで運用されている車両。写真では判りにくいですが側面の窓の下にオーシャングリーンのラインが入っています。
 こちらは仕上がり車両のようで、外装も足回りもきれいな状態で展示されていました。

クモハ225-5003
 255系 クモハ225-5003(HF403編成)

 関空快速として運用を行っている225系5000番台の車両。これまた仕上がり車両の様で外装も足回りもきれいでピカピカな状態で展示されていました。

クハ281-3
 281系 クハ281-3(HA603編成)

 関空特急はるかで運用されている車両です。
 今回は車両休憩所として一部の車両の内部に乗車する事ができるようになっていました。

クヤ212形
 クヤ212形

 次世代の列車制御システムを開発するための試験車両。在来線技術試験車U@techの車両です。
 地上設備と無線で情報を授受することで地上設備の簡素化および削減と安全性の向上を目的とした技術開発のための試験車両となっており、走行していることをみるのは非常に希です。

ジョイフルトレインあすか

オロ14 851
 ジョイフルトレイン「あすか」

 運用機会が少なかったこともあり2016年に吹田総合車両所に回送されたあすかの全車両が展示されていました。写真の展望車マロフ12 852の他、オロ14 851などの編成車両があちらこちらに配置・展示されていました。近く無い先に廃車・解体となる運命のようです。

モハ289-340
 289系 モハ289-340

 クレーン吊り上げ実演に使われていた車両。残念ながら吊り上げ実演は時間が合わず撮影を割愛しました。特急こうのとりとして運用されている車両。

スシ 24
 スシ 24

 トワイライトエクスプレスで運用された食堂車。扉部分が開放されて中を覗くことができるように展示されています。ちょっとしか中を伺うことができませんが、豪華な内装ははやり風格を感じます。明るさに差があり過ぎてせっかくの食堂車の車内はきれいに写せませんでした。フルマニュアルの機能の必要性を感じます。

WTR243E
 ボルスタレス台車(WTR243E)

 多分トラバーサ実演で用いられた223形5000番台の整備中車両の台車だと思います。ほぼ整備は完了されているようで、各部ともきれいな状態で展示されていました。モーターのついていない付随車用の台車で、ディスクブレーキが装備されており、駐車ブレーキ準備工事済のタイプです。

 今回は午後からの予定がありかなり駆け足で見て回りましたので見落としや見ることのできなかったイベントもありました。時間が合わず車両吊り下げ実演は見ることができませんでしたし、長い列があったため体質改善の改装中だった221系の中も見て回ることができませんでしたし。ちょっと残念でしたが、またの機会に。

吹田総合車両所 2016

| コメント(0)

 都合がついたので訪問させてもらいました。

吹田総合車両所 一般公開
 吹田総合車両所 一般公開

 天候も気候も良かったためかなりの人出であちこちのブースに人の列が多く・長くできていました。

鉄道関連品販売
 鉄道関連品販売

 駅ののりばにある列車乗車位置に列車種別と号車番号が架かっているアレです。
 大阪駅を含めて廃止されたものが販売されていたようです。その他、500系TYPE EVA関連なども販売されていましたが、ことしは解体車両の部品販売はありませんでした。

ミニ新幹線(E7系)
 ミニ新幹線(E7系)

ミニ新幹線(923形 ドクターイエロー)
 ミニ新幹線(923形 ドクターイエロー)

 人気のミニ新幹線乗車体験コーナー。自走式でレールが無い所でも走行可能。方向転換はハンドルで。という、よく考えると鉄道のような、そうでないような微妙な乗り物ですね(笑)。

軌道自動自転車乗車体験
 軌道自動自転車乗車体験

 レールの上を搭載ガソリンエンジンで走行できる軌道自動自転車。
 この形態からは想像できないような速さで走り抜けていきます。これは在来線用ですが、新幹線規格のレールも走行できる軌道自転車もあるそうです。

ミニSL(走行中)
 ミニSL(走行中)

ミニSL(石炭投入中)
 ミニSL(石炭投入中)

 梅小路から出張してきたミニSL。ちゃんと石炭でボイラー炊いて水蒸気で走る本物の蒸気機関車です。一度走行すると担当の方がわらわらと集まって点検確認をしているのが印象的でした。ボイラーが小さいせいもあるのでしょうが、頻繁に石炭を焼べていました。

燃料用石炭
 燃料用石炭

 毎度のことですが、レールの抑えに石炭袋が置かれています。小さい見た目に関わらず1袋20kgありますので、この3つで60kgの重石代わりですね。

車輪径測定体験
 車輪径測定体験

車輪直径測定具
 車輪直径測定具

 専用の測定器を使って車輪の径を自分で測定する体験コーナー。
 磁石で貼り付く測定具を車輪にの内蔵された磁石でフランジ側面に密着した状態に取り付けてメーターの値を読み取ります。測定具の真ん中にある部分がどれぐらい押し込まれるかで固定した両端との高さの差で車輪直径が測れるという測定具。モノは吉田精機の簡易車輪直径測定器TY-50のようです。

ボルト増し締め体験
 ボルト増し締め体験

 QLレンチを使って車軸取り付け具のボルト増し締めを体験するコーナー。ご覧のように子供が全体重をかけてさらに力を入れてやっとカチと音がする高い締め付けトルクが必要です。

打音検査体験
 打音検査体験

 ボルトを叩いて出た音で締め付けのゆるみが無いか耳で聞き取る体験コーナー。残念ながら8歳以下の子供しか体験できないコーナー。これって大人でも試してみたいと思うんですが、力加減で現物を損傷されないようにという配慮でしょうか。

列車と綱引き
 列車と綱引き

 クモヤ145系の2両連結を綱引きで動かすコーナー。
 小さなお子様達だけで力が足りず動き出さない時は列車側で運転士がソロリと動かすように思えるのは気のせいでしょうか。自走できる車両ですので引っ張られた後の待機位置までは自力で戻ります。

非常ボタン操作体験
 非常ボタン操作体験

 踏切やホームに設置された非常ボタンを実際に押すことのできる体験コーナー。本当の意味で必要があって押した人は少ないとおもいますので、貴重な体験かも知れません。

車軸圧入
 車軸圧入

 車輪を車軸に圧入する作業の実演。油圧で車軸を車輪に圧入します。作業等の詳細は昨年の記事をご参照ください。

車輪の踏面削正
 車輪の踏面削正

 今回は削正実演がキャンセルとなってしまい、実演がありませんでした。日立の車輪旋盤はまだまだ現役です。

ストッピーくん
 ストッピーくん

 非常ボタン操作体験の横でイメージキャラクターのストッピーくんの着ぐるみがいました。
 なかなかの人気で、ゆるキャラ系なので子供はもちろんですが、大人の女性でのツーショットを撮っている方もいらっしゃいました。

オマケ
 オマケ

 未検収品の置場ですが、半永久連結器がどっさりと置いてありました。たくさんあるように見えますが、これでも数編成分あるかどうかでしょう。

 展示車両関連はまた別の日付の記事で。

 展示していた鉄分たっぷりの車両類。いろいろと事情ありのものも。

EF66 1, EF66 24
 EF66 1EF66 24

 EF66形電気機関車が国鉄色になって2両並んで展示されています。EF66 1は保存車両が決定しているのですが隣にあるEF66 24は昨年に廃車のため吹田から広島車両所に入場しており、外装の痛みも目立った状態。この一般公開が最後の晴れ舞台となり解体されるのではないかと思います。

EF67 1(下関側)
 EF67 1(下関側)

EF67 1(東京側)
 EF67 1(東京側)

 デッキ付きEF67の1号機。広島車両所にて保存されている車両で元の車両はEF60 104から改造されたものです。車体色は広島車両所の赤11号、通称もみじ色です。一般公開向けの特別なヘッドマークにあるように2002年に八本松駅での補助機関者の走行開放が廃止となりEF87は次々と運用から外れていきました。
 通常は屋外留置なのか、かなり汚れと痛みが目立ってきました。一般公開まえにせめて洗車ぐらいした方がよいのではないかと。

EF65 2139
 EF65 2139

 JR貨物の自動空気ブレーキ系の常用減圧促進改造が行われた車両である事を区別するためナンバープレートが赤地になっています。2015年4月に国鉄特急色への復元を行い全検されたものです。

EF59 21(下関側)
 EF59 21(東京側)

EF59 21(東京側)
 EF59 21(下関側)

 先のEF67の先輩車両であるEF59形電気機関車。広島車両所にて保存車両として留置されています。
 この車両はEF56 2を改造した車両で、EF59 20-24号機のうち最後まで瀬野八で運用していた車両です。EF59はこの他に広島車両所内でカットモデルとしてEF59 16が常設されています。

EF500-901
 EF500-901

 ぶっ飛び機関車EF500形の試作車両。
 実運用に投入される事無くそのまま廃車となった後、ずっと広島車両所にて保存留置されていますが、いつ解体されるかヒヤヒヤしながらも今年も展示車両として異色機関車の存在感を振りまいていました。いつも車両の奥側が見えない場所で展示されているのですが、奥側の連結器が壊れているのが要因のようです。

EF210-114
 EF210-114(検査中)

EF210-150
 EF210-150

 EF210形電気機関車、ECO-POWER桃太郎の愛称で運用されている車両です。100番台の後期型で整流素子がGTO素子からIGBT素子に、インバータによるモーター制御が1対1の1C1M形に前期型から変更されています。

EF66 114
 EF66 114

EF66 116
 EF66 116

 EF66形電気機関車の100番台車両(2次車)が、どちらも検査中車両として展示されていました。EF66 116は外装の補修および内部の電装品なども含めて全てが外されているので全検中のようです。

DE10 1517・DD51 759
 DE10 1517・DD51 759

 整備場屋内に2種類のディーゼル機関車が展示されていたDE10形1517号機とDD51形759号機です。
 DD51 759は2012年3月にすでに廃車されていますし、DE10 1517も2015年5月に岡山機関区に転籍の後、一時的に入換えで使っていたようですが、2016年3月ごろから廃車の留置線においてあったようですのでどちらも解体待ちと言う状態でしょうか。

DE10 1561

DE10 1561 その2
 DE10 1561

DE10 艤装品
 外された外装及び艤装品たち

 全検中でナンバープレートも外されていますが、会場案内によりますと1561号機とのこと。ここまで解体された状態な車両を見る事はほとんどありません。ボンネットを兼ねたラジエーターや装備品のほとんどが取り外されて、ほぼフレーム状態。

HD300-21
 HD300-21

 今回の目玉でもあり、最新の機関車であるHD300形ハイブリッドディーゼル機関車。老朽化の進んだ入替用ディーゼル機関車のDE10の後継として導入されます。
 ディーゼルエンジンで発電し、搭載するリチウムイオン電池(GSユアサ製)へ充電し、その蓄電池からの電力でインバーター制御によるモーター駆動を行うシリーズハイブリッド形式で、日本貨物鉄道と東芝の共同開発した電気機関車です(国土交通省の鉄道技術開発費の補助を受けている)。
 型式名には蓄電池機関車の「A」やディーゼル機関車の「D」ではなく、ハイブリッドを示す「H」と動輪数4を示す「D」の組み合わせが採用されました。
 1時間定格320kW(最大踏面出力500kW)、整備重量60t、力行時最大速度は45km/hです。
 ディーゼルエンジンは産業用水冷直列6気筒270馬力のエンジンを採用し、蓄電装置の容量低下や放電能力不足のアシスト時に起動して、最大効率で動作する1600rpmの定速度回転を行います。蓄電装置の異常によりエンジンと搭載発電機FDMF9Z形三相かご形誘導発電機(173kVA)だけでも自走することができ、その場合でも踏面出力114kWを確保。
 搭載のFMT101モーターは1時間定格80kW(最大定格125kW)の永久磁石同期電動機(PSPM:Permanent Magnet Shynchronous Motor)の高効率モーターで、1インバータ1モーターの1C1M形式。主変換装置はIGBT素子を使用したPWMコンバータとPWMインバータにより構成され、ブレーキ時は回生ブレーキにより発電した電力で蓄電池の充電を行い、さらなるエネルギー効率のアップも図っています。

 また、前後部には運転台からの死角をカバーするために手すり部分にカメラが搭載され(白いカバーの内側にある)運転台からも前後方を確認できるようになっています。

HD300側面
 HD300側面

 HD300形はモジュラーな設計となっており、全部で4つのモジュールから構成されています。
 写真右側から、主変換モジュール、蓄電モジュール、運転室モジュール、発電モジュールとなっており、それぞれのモジュール単位での取り外しが可能。
 これは設計の自由度を高めるために採用された方式であり、今後、電池技術の発達によりさらに高性能な蓄電装置が開発されたり、燃料電池を採用するなどした場合、艤装に大幅な変更を加える事無く容易に入替を行う事ができるようになっています。
 現行の蓄電モジュール(40-70kWh)はさらに70%容量アップできるようにまだ空間的余裕があり、リチウムイオンに替わってNiH電池での搭載も可能な空間を確保しています。

DB25 7
 スイッチャー(DB25 7)

 外れの方に展示されているスイッチャーのディーゼル機関車DB25。広島車両所オリジナルのEF210もどき塗装です。

コキ104形 2406
 コキ104形 2406

試運転の札
 試運転の札

配車の札
 配車の札

 コキ10000系などの従来車の置き換えとして製作されたコンテナ貨物車両。コキ100系と異なり4両単位ではなく1両で単位で運用できることもありコキ100系のなかでも一番製作台数の多い車両となりました。全検後のようで試運転の札と出場日付がマスクされた状態。この後の10月27日に新南陽駅にて配6867レで移動するようです。

EF59 16(カットモデル)
 EF59 16(カットモデル)

EF61 4(カットモデル)
 EF61 4(カットモデル)

D52 1(静態展示)
 D52 1(静態展示)

ワム8000形
 ワム8000形

 どれも常設されている車両達。D52 1はさすがにきれいに保存されていますが、その他のカットモデルや有蓋貨物車のワムなどはかなり痛みが目立ちます。

 今年はあいにくの雨で、ゆっくり見て回る気分ではありませんでしたので、かなり駆け足で見て回りました(運転台見学を除く)。
 撮影に来ていた鉄道ファン(あえて撮り鉄とは言いません)の一眼レフデジカメ率が異常に高かったのが印象的でした。私のようにコンパクトデジカメというは少数派で、お手軽な撮影はスマートフォンがほとんど。加えて子供連れの親御さんたちもどういうわけか一眼レフデジカメ多数。これが噂の「子供につきあって逆に親がハマった」パターンなのかと関心ひとしきりさせていただきました。物販にはほぼ近づかなかったため、おおむねどのブースもゆっくり見て回ることができました。
 次回はもうすこし余裕のある予定組みと良い天候に恵まれる事を期待したいと思います。

JR貨物フェスティバル 2016

| コメント(0)

 今回は雨の降る中スタート。おかげで人ごみはやや緩和されていました。


広島車両所会場
 JR貨物フェスティバル 広島車両所会場

 今年は全日の予報を裏切り、朝からあいにくの雨模様となりました。そのためか昨年のような混雑もさほどなく、昼過ぎには人出がかなり引いた感じとなって、傘を指した状態でもさほど不自由は無い状態。

鉄道部品販売

鉄道部品販売(ディーゼル機関車マスコン)
 鉄道部品販売

 いつものように廃車解体車両の銘板が抽選での購入として展示されていました。
 確認できた車両は以下の物です。
・DE10 1044, 1046, 1048, 1081
・DD51 757
・EF81 2, 19, 22, 23, 25, 35, 633
・EF65 87, 114, 118
・EF67 3
・EF200-8, -13
 写真と別の場所でも銘板が出ていたのですが、そちらは撮影漏れで失念していますのでご容赦ください。

ヘッドマーク
 ヘッドマーク

 例年展示車両に掲示されるヘッドマーク類に今年は写真の「甲種輸送」、「国鉄色復活」、「全検出場」のほかに「さよなら あとおし 自動開放」が用意されていました。

クレーン実演
 クレーン実演

 毎年大人気の機関車吊り上げ実演も1日3回行われましたが、今回は会場アナウンスや現場での説明などが省略されて唐突に始まった感がありました。ファンサービスとは言いませんが、通常は目にする事の無い車両の吊り上げ〜クレーンによる移動の実演ですのである程度の解説付きで進行した方がマニアでもない人にはなにをしているか理解しやすいのではないかと。

クレーンの底部
 クレーンの底部

 前回まで気付きませんでしたが(無かったかも?)、クレーンの底部に方向を示すための十字マークと方位を示す地名が記されていました。右だの左だのという表現では相対方向ですので、指示する人と受ける人の向きが違うと正しく伝わらない事を解消するためのアイデアでしょう。神戸の海側・山側みたいなものですかね。

DML61ZB
 ディーゼルエンジン(DML61ZB)

DW6
 液体変速機(DW6)

 解体整備中のDE10 1561に搭載されていたディーゼルエンジンと変速機が展示されています。
 いつもはエンジンだけ置かれている事が多かったのですが、今回はかなり分解した状態だった事もあり日立製作所製DW6液体変速機も置かれていました。昭和41年に試作開始、42年から量産されDE10形ディーゼル機関車に搭載され、写真の物は昭和46年2月製でした。
 3つのトルクコンバーターを持ち、DD51に採用されていたDW2Aと異なり、速比検出装置と開店検出装置が油圧式となっています(DW2Aは電気式)。ちなみにこれだけで乾燥重量4.7tもあります。

機関車運転台(HD300)
 機関車運転台見学(HD300-21)

 人出が少なかったので並びましたがそれでも小一時間。いつものようにぐるっと一周するような列だと2時間半ぐらい並ぶ事になるので今まであきらめていましたが、今回はちょっと頑張って運転台見学に臨みました。
 運転台見学は毎年恒例ですが、使われる車両には新型機関車や新造機関車になる事が多く、今回はハイブリッドディーゼル機関車であるHD300が用いられていました。運転台計器類は非常に簡素でハイブリッド機関車としての複雑な制御を感じさせません。写真には入っていませんが、運転台の右側にはLCDディスプレイが装備されています。
 入替用なため運転台はレール方向に対して直角(横向)にレイアウトされています。自動ブレーキ(牽引貨車にもブレーキがかかる)と単独ブレーキ(機関車だけにブレーキがかかる)の2つのブレーキが貨物列車用の機関車の特徴を表しています。
 また、運転士異常を検知するためのデッドマンスイッチも装備されており、一定時間操作が無ければ運転士異常時列車停止装置が作動して自動で停車します。

DB10
 機関車(DB10)

EB66 1
 ミニイベント列車(EB66 1)

 恒例の構内軌道を使ったイベント列車の運行も行われていました。
 牽引の機関車はイベント用のものではなく、正規の軌道も運行できるDB10が用いられているのですが、いつもながらヘッドマーク的につけられたトーマス様な顔がちょっと不気味です(笑)。発車後すぐはゆっくり走り出すのですが、途中からの加速がグイグイしていて運転している方が楽しいのか乗っている方が楽しいのか、はたまた両方楽しいのか。

矢賀駅
 矢賀駅

 広島車両所の公開において一番の最寄駅がこの矢賀駅です。芸備線(非電化・単線)で広島駅から極近い一駅ということもあり一日あたりの乗降客数は広島駅の100分の1ぐらいしかなく、1年1回のイベント時にのみ大混雑するというローカル駅です。ICカードに対応はしていますが、自動改札機ではなく端末のみが設置されており、通常の切符での入鋏もありません。
 いつもならばのんびりとした雰囲気なのでしょうが、この日だけは大量に押し寄せる乗降客への対応で駅員さんも応援増員されており、客さばきが大変そうでした。また、鉄道イベントですので切符を記念に・・・という事で持帰るための無効手続きも専任で一人対応されていらっしゃいました。

 今回は写真を撮っていませんが例年の鉄道模型の大型ジオラマや、コンテナに収まったジオラマ、貨物時刻表の販売の他、他社の販売ブースとして今年は東武鉄道が入っていました。東武鉄道は鬼怒川温泉〜下今市間を「東武SLプロジェクト」として蒸気機関車の通常運行を目指し、蒸気機関車や転車台のほか、客車・車掌車などさまざまな設備・車両類などを全国から集めて復活させる取組をされており、そのアピールも兼ねて様々な広報活動や物品販売をされていました。

 車両関連の記事はまた別の日付でアップします。

381系1000番台

| コメント(0)

 183系のリプレースで導入された車体。

モハ380-1046
 モハ380-1046
 撮影2015年8月

 写真を一目見て分かるようにもとの車番はモハ380-46です。元からあった銘板を外す事無く車体色で塗りつぶし、別の場所に新たな車番をつけています。
 元々183系で運用されていた「こうのとり」「きのさき」ですが、これを完全に置き換える形で287系とともに導入された車両です。
 2013年3月からの運用開始当初は振り子装置を作動させず(固定されていた)運行していたのですが、新型車両だった287系との乗り心地の差があまりにあったようで、乗客から評判が良く無かったとのこと。そのため振り子機能を復活させて運行させる事になったのですが、当初の設計値である5°の傾斜を行うと、その車体の傾きに対応できていない地上設備に支障が生じる事から最大角度を3°に抑制しています。
 この改造により、元の車番に1000を加えたのが381系1000番台です。

 特徴的なのは車番表示。始めにも記載しましたが元番号の番号銘板を取り外して補修処理を行わずに車体色で塗りつぶして、隣に新しい車番をステッカー型のもので貼付けしています。

 残念ながらこのFE661編成のモハ380-1046は2016年7月に吹田へ廃車回送となっており、現行での運用は無い模様です。287系の順次導入に伴う入換えが進んでいるという事でしょうか。

赤川鉄橋

| コメント(0)

 赤川仮橋改め、赤川鉄橋に。

赤川鉄橋(片町側)
 赤川鉄橋(片町側)

赤川鉄橋(吹田側)
 赤川鉄橋(吹田側)

 赤川鉄橋の北側(東淀川区)の様子がだいぶ進捗しているようです。仮橋部分はすでに取り外されていましたが、徐々に線路を敷設する準備が進められています。淀川右岸線の踏切から吹田方面は着々と工事が進められていますが、まだ路盤を作っている状態でした。
 平成30年末の開業を目指しているそうですが、大丈夫でしょうが。以外と途中の新駅などの建設は進んでいるようなのですが、やはり赤川鉄橋の前後は進みが遅いような気がします。

 最近まで知らなかったのですが、おおさか東線(延伸部分も含む)は大阪外環状鉄道株式会社が運営しているのです。出資者は大阪府、大阪市、東大阪市、吹田市、八尾市などの沿線自治体とJR西日本のほか50社も関連しているという大所帯でした。第三セクターであり第三種鉄道事業者とのことですので、全路線(久宝寺〜新大阪)が開通すればJR西に譲渡・売却されるのかもしれません。

国鉄581系電車

| コメント(0)

 いまは運行されていない寝台急行「きたぐに」で運用されていた車両。

581系 クハネ581-33
 581系 クハネ581-33(先頭車両)B05編成
 撮影:2010年11月

 牽引客車では無い動力車を含む寝台急行列車です。重量のある機関車による寝台車牽引では軌道の弱さやカーブで120km/hの高速運転が難しい区間が多かった事から動力車による電車方式が採用されました。

 581系/583系の運用は関西では「きたぐに」で最後まで続けられましたが、2012年3月のダイヤ改正で定期運用が廃止。翌年2013年1月末に臨時も含めてすべて運用が廃止されました。
 クハネ581-35は京都鉄道博物館にて元の国鉄色に塗り替えられて保存展示車両として残されていますが、それ以外は写真のクハネ581-33を含めて全車両が廃車となっています。

JR西日本223形 6000番台

| コメント(0)

 福知山線で快速として運用されている車両。

223系6000番台
 223系6000番台(先頭車両クハ221-6119)MA16編成
 撮影:2011年9月

 おおさか東線の開業にあわせて製造された車両で、2000番台5次および6次車両として宮原総合運転所に配置されましたが、営業運転前に全車両が6000番台に変更されました。性能的には221系にあわせてあります。
 東西線の剛体架線の区間を運転するために2パンタグラフとなっており、223系としては初めての採用です(写真では先頭車両側が畳まれています)。
 223系6000番台は川崎重工と近畿車輛の2社が製造していましたが、写真の編成は近畿車輛製です

動輪

| コメント(0)

 その熱い想いが伝われば。

機関車の動輪
 機関車の動輪

 株式会社マスザキヤの本社に設置してあった機関車の動輪。現在は別の場所に移動して防水シートで囲われているそうですが、このように展示されていました。

 北海道を走行していた機関車の動輪で、住友金属の井桁マークの刻印が入っているそうです。1975年に国鉄から譲り受けたそうですが、その来歴に熱い想いがあります。
 当時は電化やディーゼル化が進み、戦後のすばらしい日本を創り上げた原動力の1つである蒸気機関車が続々と廃車となり解体されている時期です。その中で鉄くずとなる蒸気機関車を見ていたたまれない気持ちになり、国鉄の関係者の方に伝えると「機関車一式譲りますよ」と。さすがにスペースの関係上、車両の一部という事で動輪を譲り受けられたそうですが、それでも総重量4トン弱もあります。
 この動輪のおかげで様々な人との出会いと結びつきができたそうです。

 同様な想いで蒸気機関車をまるまる社屋内に保存している会社があります。共永興業本社ビル内に保存・展示場として直接見る事ができるC57があります。また、同社の南港物流加工基地にもC12が保存されており、機会があれば訪問できるとよいのですが中々実現しません。

JR西日本223形 3000番台

| コメント(0)

 実は2000番台の一部。

223系3000番台
 223系3000番台 V13編成(先頭3014)
 撮影 2010年6月

 新快速の最高速度130km/hへの引き上げに伴い製造されたグループで、編成の構成は2000系と混在しています。写真の車両は1999年の近畿車輛製です。
 コストカットのため1000番台に比べて簡略化された装備が目立ちます。
 補助席の背もたれが利用可能時にランプが点灯するものだったのが、単なるプレートに変更されたり、電動機が1両あたり4基あるものが3基に減らされている車両となります。また、テールライトがヘッドライトの下に別位置にものがヘッドライトと一体化したユニットとなっています。これらにより、通常の車両と区別するため3000番台とされました。そのため2000番台に欠番が生じていますが、3000番台に電動機を追加して改番する際に車番から1000番引く事で元に戻せるようになっています。同様に運転台の無い電動機3基の中間電動車3000番台(モハ)は区別するため222系としています(2000番台も同様)。
 東海道・山陽本線での12両編成の新快速での4+8両構成の4両部分で運用されています。写真のように途中から4両編成として切り離されて独立して運行する(あまり採算の良く無い)路線でも運用されています。

前のページ 次のページ