電子工作

VFD時計(完成)

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 やっつけで製作したのでいろいろ支障が・・・。

VFD時計
 VFD時計

 とりあえず動作確認のつもりで作った基板だったため、ケースに入れるにはいろいろと支障が発生して後の手間の方がかかってしまいました。
 こんなことなら初めから部品位置をちゃんと考えて基板製作をすれば良かったです(涙)。前面パネルは金属パネルに四角穴を開けてスモークのアクリルをはめ込もうとも思ったのですが、面倒くさくて全面アクリルパネルにしてしまいました。

 まず基板に初めから開いている穴位置でねじ留めすると天地の位置がケースの内部寸法に合わないので収まらないため基板の取付け穴を追加で加工。基板の取付けは例によってアルミのLアングルをケースの基板レール幅に切ってアングルを挿し込めるように左右を落として加工、アングルに穴を開け高ナットを使って固定します。
 なんというかこだわりなのですが、この訳ありケースに穴明けをするのが躊躇われるのが一番の手間のかかる要因。普通にケース底に穴をあけてLアングルをねじ留めすれば配置も含めて自由になって良いのでしょうが、穴をあけたく無い一心で余計な手間をかけています。

完成基板
 完成基板

 動作検証基板から外部コントロール等の部品を追加しました。
 まずBLANKとLIGHTの設定を基板上に小型のスライドスイッチを追加して設定できるようにしました(右上)。設定は上にすると明るいもしくは表示、下にすると暗いおよび消灯にしました。これは据付けてから頻繁に弄る必要が無いと判断したため外部コントロールのスイッチは接続しません。
 時刻設定スイッチを背面パネルに付けますので操作のための結線をXHコネクタを追加(右下)。ここから時分設定と分・秒のゼロクリアのスイッチを接続します。

背面パネル
 背面パネル

 電源を使い回すために2つのDCジャックを並列接続します。
 押しボタンの白いボタンがゼロクリア、黒いボタンが時・分設定のボタンです。
 VFDのフィラメント電流制限抵抗が以外と熱くなるので排熱も考えて背面パネルは通常のアルミ板ではなくパンチングメタルの目の細かものものにしました。本当に効果があるのかどうかはちょっと疑問ではありますが、完全密閉のパネルよりは安心でしょう。

筐体内部
 筐体内部

 配線は電源とスイッチ周りしかありません。簡単なものです。
 音信号とか関係ありませんので電源も細めの線を使い、スイッチにも大電流が流れるわけではありませんので、そちらはAWG28の細い線で配線しています。
 瞬間停電対策で電源ラインにちょっと大きめのコンデンサーを入れておいた方が良いかも知れませんが、とりあえずはこれで様子見です。

 水晶発振子につなぐコンデンサーの片方をトリマーコンデンサーにしていますので、時刻の進み遅れの調整を時間をかけて追い込んで行く事になります。標準的な時計の月差±15秒程度になれば良いと考えていますが、ここまで追い込むのは結構時間がかかりそうですね。周波数カウンターを繋ぐとプロープの浮遊容量で発振周波数が変化してしまうのでトライ&エラーでじっくり対応するしかありません。

 LEDや液晶とは違う雰囲気のVFD時計、今ではホテルのベッドサイドの時計ぐらいでしか見かけることがありません。もう少し大きい表示素子があれば換装してみようかと思いますが、当分はこれでニラニラしながら使う事でしょう。

パワー・オン・ディレイ

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 アンプの電源オン時のポップノイズが気になるので。

パワー・オン・ディレイ
 パワー・オン・ディレイ(健勝中)

 電源オン時のポップ音がなかなか気になります。
 特に先に製作して運用しているコントロールアンプBluetoothオーディオが以外と大きなポップノイズが出るのでスピーカーアンプの手前で電源オン時の出力カット・ディレイを入れる事にしました。
 遅延回路はいろいろとあります。ベーシックにトランジスタを用いるものもありますがタイマーICである555を用いるものもあります。今回は後者のタイプを作ってみることにします。

 回路的には555のTHD端子で抵抗とコンデンサーによる充電回路による電圧検出し、しきい値電圧まで上がれば出力端子がオンとなります。555の代わりにエミッタ接地のトランジスタ回路を用いても同じような動作が実現できますが、温度変化による影響が大きいため今回はタイマーICを用いることにしました。
 555の主要回路以外は充電したコンデンサーを電源オフ時に放電するためのダイオードと、リレーがオフになる時のコイルサージから回路を保護するためのフリーホイールダイオード、リレー動作および電源オンのパイロットランプLEDを追加しています。

 THD端子への回路定数は330kΩ+10μFとした場合、電源オンの後に約5秒経過後リレーが作動してオンになります。
 リレーは動作時にステレオ信号をオンにする必要がありますので2a構成を用います。

レトロVFD時計

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 デッドストック品活用プロジェクト。

T3605
 T3605T

 昔デジットの店舗な片隅に売られていた時計用ICであるT3605Tと水晶発振子に表示用の蛍光表示管(VFD:Vacuume Fluorescent Display)のセット品があったのを思い出して実際に製作してみる事にしました。
 いまやデジタル時計は時計専用ICではなくAVRやPICなどのワンチップ・マイコンを使って作るのが当たり前なので専用ICは絶滅しています。当然ですがこのデバイスもディスコンですし、さらにネット上にデータシートすら見つかりません。
 表示素子である蛍光表示管もノリタケ伊勢電子(旧伊勢電子)で開発された純国産技術なのですが、製造している会社も数えるぐらいになってしまいました。
 消費電流の大きさや焼き付きがある事等から徐々に液晶や有機液晶、あるいはLEDの表示素子に切り替わっており汎用品で入手する事も限られて状況になっています。

 とりあえず「デッドストックを使って作る」なので手持ち部品をベースに製作することにします。

 データシートが無い事から、デジットで買った時に付いていた紙の参考資料だけが頼りです。
 参考資料にはAM/PMを示すLEDが別回路で付加されていたのですが、よもや午前と午後を間違うような生活(笑)はしていませんので通常の時分表示のみにして外部回路を組まずに単純にIC+VFDの構成で製作します。
 VFDには12V系、ICには5V(本来の電源は6V?)系の電源が必要で参考資料では時計用ICそのものの消費電流も少ない事からツェナーダイオードで生成していましたのであれこれ考えるのが面倒くさいのでそのままの回路で製作しました。
 ヒーター電流は電流制限抵抗で済ませており、できれば定電流回路の方が望ましいのですが、これまた面倒くさいのでそのままです。

 使い回す事は無いとは思いますが、ICもVFDもソケットを使って実装しました。
 ICに被せるように配置するため、持ち上げる必要があり、VFDの長いピンにはピンヘッダのソケットを使って実装します。

動作テスト中
 動作テスト中

 それほど大規模な回路でもありませんのでサクッと製作、動作テストを行いました。プログラミングなど全く必要無いので「動作確認なぞ簡単に終わるだろう」とタカをくくっていたのですが、ここでちょっとハマりまして、表示を消すBLANK端子の動作がオープンで表示が消える・VCCで表示されるという動作なのが判らず初めは何も表示が出ずにどこか間違っているかとチェックする事しばし。BLANK端子の設定が怪しいと睨んでVCCに接続して無事表示され写真のように動作確認ができました。
 やっぱりLEDやLCDとは違いVFDはニキシー管同様で雰囲気持ってますね〜。
 あとは例によって時間のかかるケース入れのためのパネル加工等に移ります。前面スモークにするか金属パネルに四角穴でスモークをはめ込むか悩みます。

デッドマンスイッチ(完成)

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 ケースに入れて完成。早速利用開始しました。

デッドマンスイッチ
 デッドマンスイッチ

内部配線
 内部配線

 AC100Vを使う場合は内部配線も気を遣いますね。ロジック系とは完全に配線位置を分離しておきましたのでACラインの誘導ノイズがのる事は無いでしょう。
 ケースは金属製にするか悩んだのですが、ハンダこて台の大きさと似た大きさの丁度良いサイズが見当たりませんでしたのでプラスチックケースになりました。穴開け加工等も金属ケースに比べると大分と楽できます。特にACインレットやアウトレットは真四角ではない穴ですので工作時間がかなり短縮できました。

フロントパネル
 フロントパネル

 操作ボタンは2つ。
 LEDはACオンを示すパイロットランプ、その下はサウンダーの音出し穴。

 赤いボタンがハートビートボタン。
 押してスタートすると、残り時間表示になり、動作中を示す1の桁の小数点が1秒周期で点滅します。カウントダウン動作中は1分毎に短い音でお知らせ。タイムアップすると長い音が鳴ってACの通電オフになります。
 本来のデッドマンスイッチであれば、タイムアップして通電オフになると一度機器の電源を落として再起動させる必要があるのですが、それはちょっと面倒くさそうでしたので一度タイムアップして通電オフになってもハートビートボタンを押すと同じ動作を繰返し行えるようにしました。

 黒いボタンがセットモードボタン。
 通電オフ(LEDがーー表示)の時に押すとタイムアップ時間をセットするモードになり、タイムアップ時間(分)の表示になります。その状態でこのボタンを押すとタイムアップ時間を5分ずつ繰り上げます。電源オン時の初期値は15分、最長の時間は60分で、そこでさらにボタンを押すと最短の5分になり、同じ操作で設定時間は巡回します。
 セットモード中にハートビートボタンを押す事で時間の設定を終了し、通電オフ表示となり動作開始待ちに戻ります。

 精確な意味でのデッドマンスイッチとは少し動作が違いますが、切り忘れ防止タイマーみたいな使い方をしたかったので、これで良いと考えています。

 これで半田ごてを使った工作作業中に割り込み等が入っても電源を切り忘れるような事から開放されそうです。

 プログラムのソースファイルを置いておきます(こちら:main.c)。
 少し不具合(毎分に鳴るライブノーティスのサウンドがたまに2回鳴る)が残っていますが、目的とする動作には問題ないので追求していません。

 一応こういう事を書いておかないとならない世の中というのは面倒ですがお約束なので...
 個人で製作・利用の場合に限りご自由になさってけっこうですが著作権を放棄しているわけではありませんし、工業化所有権を放棄しているものでもありませんので、このプログラムを用いて製品を製造する等はご遠慮下さい。
 またこのプログラムは無保証です。利用において生じた不具合・事故などは利用者の責任に帰属し作成者(なんぎ)には一切の責任を負うものではないとします。
 以上の点をご了承した上でのみ、ご利用下さい。

デッドマンスイッチ(その2)

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 ハードウェアの製作を終えてソフトウェアに取り組み始めました。

デッドマンスイッチ(プログラミング&デバッグ中)
 プログラミング&デバッグ中

 久しぶりにPICのプログラミングでいろいろとツボにはまりました(笑)。
 あ〜ぁ、そんなんだったっけ〜と思い出して気付かされる事が数多くありましたのでちょっと自戒の念も含めて備忘録的に書き出してみます。PICのプログラミングに慣れていらっしゃる方から見れば知っていて当然な事ばかりでお恥ずかしい限りです。
 今回使用したデバイスはPIC16F628A。XTモードにて4.1494304MHz(1022Hz)の水晶発振子をクロックとして動作させています。

タイマーのソースクロック周波数
 タイマーモードでは水晶発振子の源発振がそのまま入るかと思いきやインストラクションクロックであるFosc/4が入力されます。7セグメント表示器の表示と表示桁の切替をTMR0オーバーフロー割り込みで処理していたのですが、想像以上にちらつくので良く良くデータシートを見直して改めて再認識。プリスケーラーのスケールを小さく変更しました。
 時間計測に用いているTMR1も同様で、内部クロックはすでに4分周されたクロックでタイマーが動作します。時刻計測の1秒カウント処理の数値を1/4に変更しました。
 このあたりは4クロックで1インストラクション動作のPICでは当たり前なのでしょうが、しばらくAVRを使っていたので1クロック動作が当たり前になっていたのも要因です。

PORTAの一部はアナログ入力がデフォルトになっている
 内部のアナログブロックにコンパレーターモジュールがあって、アナログ入力の電圧差で外部コンパレーターを使わずとも電圧を比較して検出する事のできる有難いモジュールがあるのですが、コイツがリセット時に有効になっており、デジタル入力のピンが全然検出されないという現象に遭遇。
 リセット時のデフォルト設定で今回使用しているRA0〜RA3の入力にコンパレーターが繋がってアナログ入力として動作している事によって、プルアップしたスイッチをオンにしてもまったく目的の反応をしないので、かなり???になりました。
 コンパレーターモジュールの設定で対象のピンをすべてデジタル入力の設定にする事でやっと動作。
 これは昔一度やられたことがあって「もしや?」と思って見返すと案の定な事項。A/Dコンバーターが無いデバイスですのでアナログ優先にリセット時の状態が設定されているのでしょう。

割り込みの設定
 これがなかなか難物でした。忘れてしまうと本当に迷宮に入り込みます。
 割り込み許可にPEIE(周辺割り込み許可)をセットしないと時間計測に用いているTMR1のオーバーフロー割り込みがかかりません。
 7セグメントLEDの表示に使用しているTMR0はこれをセットしなくても割り込みが掛かりますのですぐに気付きませんでした。これは12F/16F系PIC全般のアーキテクチャなのですが完全に失念していました。
 個別の割り込み許可とグローバルに割り込みを有効にしただけではダメです。

 そんなこんなでなんとかファームウェアは完成。
 当初の仕様通りの動作を実装できましたので、ケースに入れるべくケース加工の製作に移る事ができそうですが、これがまた面倒くさい(時間がとりにくい)のでどうしたものかと。

デッドマンスイッチ

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 本来は鉄道や連続運転装置などで使うものです。

デッドマンスイッチ基板
 デッドマンスイッチ(製作中)

 半田ごての切り忘れ、けっこうしてしまいがちです(実際何度もしました:苦笑)。
 15Wほどの半田ごてがちゃんとこて台に固定されていれば問題は無いのですが、何かの拍子に作業台の上に落ちたり異常過熱しないとも限りません。電源切り忘れは思わぬ事故に至る危険性が潜んでいるのです。
 という事で放置しておくと一定時間で電源が切れるタイマーを作る事にしました。
 オフタイマーと呼んでも良いのですが、動作がちょっと違うのであえてデッドマンスイッチとしてみました。元々は産業機械等で作業者が継続して操作を行うか監視をしているような場合で、作業者が運転中に予期しない状況(心神喪失や死亡するなど)になった場合、スイッチ等の正常操作ができなくなると運転を中止するためのものを指します。
 鉄道等では運転ハンドルのグリップに付けられていて、グリップのスイッチが握られない状態になったり放されたりすると自動停止するようになっていたりします。

 運転中に「生きてるよ!」とボタンを押すとオンの状態のままタイマーをリセットし、カウントダウンが再度最初から始まる仕掛けなので、単純なオフタイマーと違ってリセット動作でカウントゼロのオフ状態になるわけではありません。

 今回は手持ちでそこそこ在庫があったPIC16F628Aを使ってみました。プログラムメモリが倍の容量あるPIC16F648Aも手持ちにあったのですが、そんなに大きいプログラムにもなりそうに無いので2kワードのデバイスとしました。
 I/Oピンの数がギリギリなのでATtiny2313の方が良かったも知れませんが、開発環境であるMPLAB XとCコンパイラであるXC8がどんなコードを吐き出すかのテストも含めてAVRではなく、あえてPICを選定してみました。もっともいまでは会社が併合してAlmelは無くなりMicrochipに統合されてしまっていますのでどちらのMPUを使っても同じ開発環境であるMPLAB Xが使えるようになっています。

 今回の製作で一番悩んだのはロジック系のための電源です。
 制御対象はAC100Vですのでそこからなんらかを使ってDC5Vを作り出さなければなりません。一番手っ取り早いのがAC-DCスイッチング電源ですが、有名メーカー製のモジュールタイプやユニットタイプではこんな回路規模にはなにやら大げさ過ぎます。かといって単純に整流しただけの後段にツェナーダイオードでは表示素子のLEDの駆動にはちょっと電源容量が足りません。
 そこでネットで見つけた超小型のAC-DCスイッチングコンバーターを使ってみました。オンボードで実装するのはちょっと無茶かも知れませんが、回路を見るとそこそこちゃんとしているので、燃えたりする心配は少ないかと思います。この小さなボードで700mA取り出せる様ですが、今回の回路ではそこまでの消費電流はないので余裕でしょう。
 コンデンサの実装がぞんざいな感じなのは中華製ならではではないかと。

 プログラム的にはオーソドックスです。タイマー・カウンターで時間管理をし、ダイナミック点灯で7セグメントLEDを点灯させ、スイッチをスキャンして入力を得るという何の奇抜な手法はとっていません。残り時間が迫ると時報のように音を鳴らすのも考え中。
 回路的にはちょっと工夫した点としてはLED点灯制御をしているトランジスタは抵抗内蔵タイプで部品点数を減らしたのと、2桁表示に桁選択を2ポート使用するのではなく1ポートで制御し、0または1で必ずどちらか一方の桁が点灯するようにし制御線を1本減らしました。制御線の先でNPNタイプとPNPタイプへ並列にベースが接続してあります。全部の桁をオフにできませんがプログラム側で点灯セグメントを全部消灯する事で対応します。

 だいたいの部品配置が決められましたのであとは配線〜筐体加工の行程へと進めます。
 と宣言しておいて心苦しいのが、なかなか手を動かしている時間が少ないのが昨今の状況。管制装置は必要なので製作を進めたいのですが、筐体加工にかける時間をなかなか融通できません。

Bluetoothアンプ

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 チョチョイノチョイで出来上がります。

Bluetoothアンプ
 Bluetoothアンプ

 中華なモジュールを使ったお手軽アンプ。接続はBluetoothのみと潔くしました。
 ST MicroのTDA7492P使ったD級アンプとBluetoothオーディオデコーダーの組み合わせのモジュールボードがお安かったので試してみました。

Bluetoothアンプモジュール
 Bluetoothアンプモジュール

 ボードはDCジャックで電源供給、スピーカー出力はねじ留めターミナルになっているので核心部分のハンダ付けは一切不要です。
 が、このボードゲイン設定が0Ωの表面実装抵抗で最大の33.6dBになっていてどうにも使いにくい。というわけで改造してチップ抵抗を外して表面実装のDIPスイッチを付けるかの様に、いかにもな感じで用意されていたパターンにハンダ付けし、それぞれをオフにして最少の21.6dBに変更しました。作る前にネットで下調べをした段階で「音が大きすぎる」「ノイズが気になる」といった情報があった事から、対応策として抵抗を取り外すと解決するという事らしいので組み付けて確かめる前に(笑)改造してしまいました。多分デフォルトのままのゲインだと大き過ぎて入力側のノイズが聴こえるぐらいなのでしょう。

内部配線
 内部配線

 電源は強化のための4700μF/105℃の電解コンデンサーを入れています。
 動作電圧は8V〜26Vですが、他の電源と共用する前提でしたので12Vを投入する事にして電源パイロットランプのLEDへの電流制限抵抗の値を決定。
 パワーアンプなので電源周りの配線もいつもより太めにして1mm2の線材を使用しています。
 スピーカーへの結線も一応オーディオ向けのスピーカーケーブルを使用しました。

 Bluetoothで受信させるために以前と同じようにフロントパネルは白色半透明のアクリル板で、リアパネルも同様に黒のアクリルパネルにしています。
 スピーカー端子にワンタッチタイプを使ったのですが、四角い穴を開けるという苦労を思い出さされました(苦笑)。ネジ式のスピーカーターミナルを4つ付けるよりも、こちらの方がお安いので採用したのですが、その分手間や加工時間は多く掛かってしまいました。製品の製造ラインだとレーザーで切り抜きするので何の事は無いのでしょうが、手加工だと四角い穴はカッコイイ仕上がりにはなりますが、やっぱり大変ですね。

 Bluetoothのデコーダーにはカスタムチップが使われていて起動時と接続および解除時にお知らせ音が鳴るようになっています。ステレオ・ミニジャックでAUX入力もできるのですが、こちらにプラグを挿し込むとBluetoothが使えなくなるという仕様らしく外部AUX入力でこのアンプを使うのは割愛しました。

 音的には「普通」ですね。1W出力時のTHDが0.1%と用途的にHi-Fiな事を要求していないので、モジュールの価格とお手軽さを考えるとこれで満足できます。最大出力50W出せる様ですが、そんなデカイ音で家の中で鳴らす事は絶対無いので電源も1Aぐらいのスイッチング式ACアダプタで十分ではないでしょうか。

 お手軽にチョイ置きし無線接続できるスタンドアローンなアンプが出来上がりました。
 サイズも訳ありケースに収まったので余計にお手軽感があります。

MIDIケーブル

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 ちょい自作ケーブル。

DIN-TRSケーブル
 DIN-TRSケーブル

 ずいぶん前に本体のNTS-1を購入していたのですが、やはり単体で遊ぶには本体付属の鍵盤では無理があるので外部機器からMIDI経由で動かす方が楽です。
 しかしNTS-1のMIDI端子は通常のDIN5ピンの端子ではなく、3.5mmのステレオ・ミニ・フォーンジャックが用意されててそのままではつなげません。市販のDIN-TRSケーブルもあるにはあるのですが、購入するのを躊躇われる金額だったので、これは自作すべき!と発起して製作しました。それほど気合いを入れるような物でもありませんけど(笑)。

NTS-1 端子パネル
 NTS-1 端子パネル

 堂々とMIDI-INと記されたジャックがあります。こいつにMIDI信号を流してやれば外部機機器から演奏できるようになります。

ケーブルの接続
 ケーブルの接続

 この3ピンで接続するのはMIDIの規格からすると当然すぐに行き着くべき物だったとおもいますが、なぜか古式ゆかしきDINのコネクターを装備している機器がほとんど。接続制を考えると古い規格のコネクターを残しておかなければならないのでしょう。
 さて、新しいこのTRS接続ですが、採用したメーカーで規格が統一されておらず独自規格としてしまったために2種類存在します。
 MIDI入力はフォトカプラで受けるのですが、GND以外の2本の線からTRS端子に接続する極性が逆の場合があります。さすがにどちらがどちらと表記しなければならない状況になってMIDIの規格として制定されましたが、この極性が逆に接続されているおかげでタイプAとタイプBという2つの規格になってしまいました。既存の製品を出しているメーカーからすると後発製品に互換性が無い状態にするのは無理だったのでしょう。結果的に2種類の接続がある2つの規格が出来上がってしまったのです。

 KORGの場合はタイプAの規格を採用しているので上記の写真のような接続になりますが、タイプBを採用している場合はDIN側の5ピンと4ピンの接続が逆、もしくはTRSプラグへの接続でチップとリングが逆になります。
 作って完動したらどうという事は無いのですが、5ピン側の規格の表示がメスコネクタで表記されていて悩みました。規格の詳細はこちらを参考にして下さい。

 市販品が結構なお値段のものもありますが自作すると数百円も掛からないと思います。
 MIDI-TRSケーブルをお持ちでない方は、自作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Bluetoothオーディオ

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  Raspberry Pi + Volumio2が不安定なので追製作。

Bluetooth オーディオレシーバー
 Bluetooth オーディオレシーバー

 Wi-Fi経由だからという理由ではなく、Raspberry Pi DACへの接続が不安定な時があって、接続してオーディオストリームを流し始めると切れたり、その後にRaspberry Pi自体をプレイヤー画面から再起動しないとAirPlayデバイスとして認識されなくなったりしてちょっとストレスが溜まってきましたので、手に入れたまま放置していた中華な超お安いBluetoothデコーダーモジュールを活用してサクッと製作してみました。

HW-770
 HW-770

 メイン部分はBluetoothで受信したデータをオーディオ信号へデコードする謎の(笑)赤い基板のモジュール。あまり詳しい資料が見つからなかったのですが、かなりいろんな機能を詰め込んだ複合機能チップの様でパッケージには"AC19AP1P944-2A54"と型番がレーザーマーキングしてありました。
 このデバイスはUSB接続でSDカード、ライン入力、Bluetooth、FMなどからの入力とMP3のデコードを処理できる機能もありそうなのですが、このモジュールで使ってるのはBluetoothとDACの機能のみのようです。
 基板にはUSB Micro-Bのコネクタが実装されていますが、電源コネクタとしてしか利用されていませんので、電源は直ぐ横にあった2Pのソケット用のスルーホールを利用して、ここから電源を供給することにしました(写真の物は実装前)。

筐体内部
 筐体内部

 このままだとPC側のオーディオのボリュームでしか調整できませんので音量調節ボリュームを挟んで単電源で構成したオペアンプで簡単なアンプ基板を出力側に追加しました。単純な非反転増幅回路で、オペアンプにはJRC5532DDを実装しています。
 ソケットで実装していますのでオペアンプは交換して楽しめます。ただし、この程度の期待できない音質の場合はそれほど高級なオペアンプを使わなくても良いのではないかと思います。実装した抵抗類もケチって手元在庫の安いカーボン抵抗ですよ。

 外部電源は他のアンプ類の使い回しを前提としましたので+12Vから+5Vにドロップする三端子シリーズレギュレーターの電源回路を組みました。このモジュールのテスト中に(あたりまえではありますが)電源のノイズは顕著に拾う現象を確認しましたので、スイッチングのDC−DCではなくリニア電源で供給します。
 ソースの+12V側にはレギュレーターのノイズ抑制効果が期待できますので特にフィルター類は入れていません。

 全体をいつものように訳ありケースで組み上げるのですが、今回はBluetoothのモジュールを筐体内に入れてしまうので外部と無線通信ができるようにする必要があるためフロントおよびリアパネルはアルミ版ではなくアクリル板で製作しました。金属と違い、切り出しとか穴開け加工がラクチンですね。強度が必要ないのでシールドする必要がない場合はカラフルな色の選択ができるので今後も使ってしまうかも知れません。
 フロントパネルはモジュールのインジケーターLEDが見えるように白色半透明にしてみました。
 初めの写真のようにうっすらと透けて光っているのが見えて接続状態も確認できます。
 デバイスが未接続の状態だと点滅し、なんらかのデバイスとの接続が確立すると常点灯の状態になり、接続後に音楽ストリームデータが流れ始めると点滅し始めます。
 デバイスとの接続の確立と切断が検出されると英語でアナウンスが入りますが、これは初めから搭載されている機能の様です。

 自宅で試してみましたがMacBook Proとオーディオラックとの2〜3mの距離であれば、十分問題なく使用できます。
 これでジワジワたまるストレスが解消されました。

 なおこのBluetoothモジュールは+5V単電源動作でヘッドホンも鳴らす事ができ、かなり低消費電力なので、これを使うとBluetoothオーディオレシーバー搭載のポータブルヘッドホンアンプが簡単に作れそうです。

電子福袋

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 正月恒例、共立グループの福袋。

シリコンハウス福袋
 シリコンハウス福袋

 今年も福袋が店頭に並びました。
 たぶん洒落だと思う58,000円の福袋が置いてありました。これは恒例の測定器福袋でこんかいの福袋にはTektronixのデジタルオシロスコープが入っています。オマケも付いているので十分お買い得価格だと思いますが、見ている間ではさすがに持って行く人はいらっしゃいませんでした。
 ほかにもエレキット、Raspberry Pi4のAIセット、電子工作関連のスターターセットやオーディオ系、ワンダーキット詰め合わせ、コネクタお手入れセットの福袋等並んでいました。

デジット福袋
 デジット福袋

 例年(マニアックな)お客さんが開店前から並んでいるというデジットの福袋。
 電子工作キットてんこ盛りの電子工作福袋や、オーディオ系の福袋、Raspberry Pi4のスターターセットのほか、やはりいちばんデジットらしいというべき電子部品福袋などが並んでいましたが、アッという間に1ロット目の福袋が完売し、在庫があるものは追加補充されましたが、見る見るうちに残数ゼロに近づく売れ行き。
 電子部品(いわゆるジャンク扱い)やキット類等は自分の入手したいのが入っていれば大変お買い得だったとおもいます。

 どちらのお店もこの福袋に関してはほぼ赤字すれすれか完全に赤字の場合があり、まさに「福袋」の醍醐味を味わえる年一度の機会でしょう。

 さてさて、来年はどんな福袋が出てくるのか楽しみですが、今年一年のトレンドがどのように移り変わるかによって内容が変わりますので予想はできません。

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