郵便局のお仕事

ふるさと小包

| コメント(2)

 郵便局の付加サービスとして各地の名産・特産品などを小包で発送してくれる「ふるさと小包」というサービスがあります。ふるさと便りというサービスの中に含まれる商品です。

 このふるさと小包に生き物を送るというとんでもない商品があります。その中で「すず虫飼育セット」というのがありまして、これがまたとんでもない商品なのです。

【うるさい局内】

局員A「うおっ!なんやウルサイでぇ。」
局員B「そや、なんとかしてぇなぁ。」
A「いや、ワシになんとかしてぇなぁ、って言われても何ともならんやん。」
B「いや、堪忍や。ほんまこれかなんねん。」
A「リンリン、リンリン言うて双子の片割れかいな。っちゅうねん。」
B「うっわぁ〜、えらい古いモン持ち出してきよるなぁ。」
A「とにかくかなんのよ。明るくても暗くてもずーっと鳴いてるんやから。ほんま。」
B「これ、配達に行ったお客さんが留守やったらどうなんのん?」
A「そら、帰りの配達の車の中でもリンリンゆうとるがな。」
B「ひゃぁ!配達経路にこんなん何個かあったら偉い事や。」
A「ほんま、すず虫の大合唱やで。生きもんやから積んでたら暑いトコに車置かれへんし。」
B「これ、お客さんの所に渡して開封してから何匹か死んでたら文句言われんねんやろなぁ。」
A「今んとこまだクレーム無いけど5ツガイ分入っとるって。」
B「ほな10匹入っとるんや。1匹ぐらいお客さんに渡すまでに死んでしまいそうやなぁ。」
A「ほんまドキドキやでぇ。生き物送ったらあかんのとちゃうの?※1」
B「いや、送ってええらしいねん。ただ送る注意が必要なだけなんや。※2」
A「ほなこれはすず虫やけど、ネコとかイヌとか送ってええ事になるやんか。」
B「まぁ、理屈上はそうやわなぁ。実際生きたタイ、ビニール袋に酸素と一緒に詰めて送ってるのもあるぐらいやからなぁ。」
A「小包からニャァとかワンとか言われたらいややでぇ。」
B「さすがにそれはなぁ・・・」

※1 第6条(郵便物として差し出すことができない物)
※2 第9条(郵便物の包装)第4項の5

 一応「堅固なびん、つぼその他適当な容器に納め、容器には完全にその脱出及び排せつ物の漏出を防ぐ装置をすること。」とありますのでほとんど密閉してしまう事になります。そのためイヌやネコなどの大型動物は事実上、配送完了までに窒息したりしてしまうような形態で送らざるを得ないので事実上無理となります。
 このすず虫以外にはクワガタなどもありますが、虫ぐらいが小包で送る事のできる事実上の限界と言う事でしょうか。

 しかし配送待ちの局の中がリンリンと風流とは言えないぐらいハンパ無くうるさいそうです。まぁ局迷惑な郵便物ですね。

ちゃんと送ってほしい

| コメント(0)

 いや、暑くなりました。お中元のシーズンですよ。

【早く届けたい】

客「なんか紙入ってたんやけど、荷物?」
局員「どのような色の紙が入ってましたでしょうか?」
客「青い紙やねんけどな、荷物届けてくれたんやろかな。」
局「お届けの際にお客様がご不在でしたか、お呼びいたしてもお返事頂けなかったと思われますが。」
客「ああ、出とったからなぁ。悪い悪い。で、今から旅行やねん。2〜3日預かってくれへんかな。」
局「紙の左上にお知らせ番号が記載されていると思いますが、お教えいただけますでしょうか。」
客「ああ、あるある。ええ〜とな、XXXX-XX71や。」
局「XXXX-XX71でございますね。お届けのお荷物は生ものとなっておりますが、如何致しましょう?」
客「え?生もん?いつ配達してもらえるん?」
局「配達日時はいつになっておりますでしょうか?」
客「ん〜、10時25分って書いたあるわ。」
局「申し訳ございませんが、今からですと午後2時以降が最も早いお届け時間になってしまいますが。」
客「そら、困るわ。もうすぐ出発して飛行機乗らんとあかんねん。生もんって郵便局でどうしてるん?」
局「お届け郵便物お預かりのための冷蔵庫はございますが、保管量にも限りがございます。お預かりしている荷物に不都合が生じる場合もございますので、長期間のお預かりはお客様のためにもならないと思いますが。」
客「そやなぁ、預かってもらってるちゅうてもその間に腐ったりしたらワヤやもんなぁ。今からとりにいくわ。」
局「こちらで配達員に確認を取りまして、お客様のお荷物が戻っている事を確認した上で折り返し、ご連絡をさせていただきますがよろしいでしょうか?」
客「ん〜、まだ配達中の中にあるかもしれん、っちゅうことか。ほな早よ電話してや。」
局「すぐお調べして折り返しお電話させていただきます。お客様のご連絡先電話番号・・・」

 と、まあ、この時期生ものをお中元などでゆうパックを利用して送られる方もいらっしゃいます。このお客さんのように長期不在の場合は、お届け荷物が腐ったりしないかハラハラものなのです。
 早く届けたいのに、お客様がいらっしゃらない。最悪、生もの返送になることもあります。

 発送時に生もの(要冷蔵)だとかチルド(要冷凍)だったり指定してくれれば良いのですが、うっかり指定せずにお出しする方もいらっしゃるようで、局に到着時になにやら得体の知れない液体がしたたっている小包が到着したりすることもあり、大変困ります。
 受けた局や窓口で気を利かせて冷蔵指定をお客さんに確認してくれればよいのですが、ぞんざいな対応で生もの(しかも腐り易い)を普通ゆうパックで出してしまう事故が絶えません。

 局に付いて、仕分けする段階で「うわ〜!」となるわけです。
 なにやら生臭い汁のしたたる得体の知れない荷物。で、荷札を見るとしっかり生ものが入っているんですよ、これが。もう、この段階で荷物を受け取る局側ではお客さんに確認をとって平謝りになるのですが、発送する側の局はけっこう知らんぷりされたりしてほとほと困ります。

統廃合

| コメント(4)

 民営化まっただ中の日本郵政公社の郵便局再編計画が発表されました。

【誰が配達するんや?】

局員A「集配局の統廃合って発表されたやんか。」
局員B「おうおう、それそれ。ワシらなんにも聞いてへん。新聞見て初めて知ったっちゅうねん。」
A「ほんま、コンプライアンスがどうのこうのとか押し付けがましいのは来るのになぁ。肝心な情報は来えへん。」
B「配達するんは現場やねんけど、現場の声聞いて決定した思われへんよなぁ。」
A「それ、感じるわ。配達局減らすっちゅうことはやね、配達局の配達地域が広がることやん。」
B「そうなんや、いままで2局でやってたのを1局で配達やろ。遠なるでぇ。」
A「うちら、都市の中の局でも便数多いから遠くなったら配達が遅おそになってまうもんな。」
B「それが地方の受持地域が広い所で統廃合されてみ、たまらんで。」
A「いままで片道5kmあるようなところが10kmになったりするわけやろ、現場はたまらんで。」
B「都市部でも雪やら雨やら天候で遅くなるのに。」
A「だいたい地方局が統廃合の対象やろ、雪国で配達局減らして同じように配達なんて無理やで。」
B「だいたい、お客さんがだまってへんわな。配達遅いっちゅうて文句受けるんはワシら担当者やで。」
A「そうや、自分では直接に客の苦情なんか受けるわけない人らが決めてるんやろ、無茶やで。」
B「北海道なんか署名運動もあったっちゅう話や。」
A「いくら民営やっちゅうて公共性の高いサービスやんか、地方自治体もだまってへんで。」
B「なんや、総裁ハンはサービスダウンだけするなっちゅうてるらしいしな。」
A「ひゃぁ!無茶言いよるなぁ。現状より人員減らしてサービスダウンするなって?」
B「それって残った人が激務にさらされるわけやん。それでゆうメイトバンバンやめたら誰が配達するんよ?」
A「ほんま、今でもゆうメイトおらんかったら配達なんて成り立てへんのになぁ。」
B「上の人、ほんま現場の実情をわかってへんわ。」
AB「はぁ〜。どないすんのやろか。」

 たしかに徒歩や自転車で配達する時代から集配局の配置と受け持ち地域の見直しには手をつけられていませんでしたが、現状でヒーヒーしている局ですら、今回のリストラ対象になりうるので、大変です。
 統廃合によって地域中にある集配局を減らす事で配達効率・経済効率などを高める。もっともなご意見ですが、それは即、1つの集配局の受け持ち地域が広がることにつながります。当然、配達経路も長くなり、天候が悪いなどの配達条件が悪化すると遅配や配達不能が発生するのは目に見えているのですが、人員の増強をされるわけでもないので、改善というより現場にとっては改悪の状態といえるでしょう。

 最終的に困るのはお客さん、その困ったお客さんが配達員を困らせる。トラブル対応が増えてお客さん単位の対応時間が増えることでさらに遅配。と、いった悪循環に陥りそうです。

 また、集配局ではなくなる事で不在通知を受けた郵便物の時間外引き取りができなくなります。切手販売や郵貯・簡保などは取扱しますが、引き取りはできないのです。
 これは配達できない、受け取れないと、郵便のサービスそのもの低下だと思うのですが、サービス低下はするなというかけ声とは裏腹に郵便サービスの低下は避けられない状態でしょう。

失せもの現れる

| コメント(0)

 郵便局の業務としては、預かった郵便物をお客さんに配達して渡した時点で完了します。

【荷物が無くなった】

局員「はい、○○郵便局です。」
客「すいません、不在通知を頂いた荷物なんですが・・・。」
局「はい、再配達のご依頼でしょうか?」
客「いえ、郵便局で今日受け取らせてもらったんですが、それがなくなってしまって。」
局「すでに、お渡しさせていただきました荷物をお客様が無くされた・・ということですか?」
客「ええ、そうなんです。持って帰ってその途中のどこかで置き忘れたらしくて、ひょっとしたらそちらにご連絡かなにか入っていないかと思いまして。」
局「どこでなくされたかは、はっきり判らないのでしょうか?」
客「駅のどこかに置き忘れたと思うのですが。まだ宛名なども貼ったままの状態なんです。」
局「申し訳ございませんが、局ではいったんお渡しした郵便物では、お役に立てないようです。まず、その鉄道会社に連絡して忘れ物センターなどに届いていないかご確認いただくのが良いのではないでしょうか?」
客「そうですね、判りました。連絡してみます。有り難うございました。」
局「こちらこそお役にたてず申し訳ございません。」

 と、まぁ、お客さんが引き取った小包(ゆうパック)を実家かなにかに持ち帰る途中で鉄道駅のトイレかホームで置き忘れたらしいのですが、さすがに郵便局ではそこまで追跡できません。渡す前であれば追跡システムが(いいかげんではありますが)ありますので、まだ、どこにあるかなどは推測できます。
 しかしながら交付完了(お客さんに渡した)時点で、もう追跡システムは情報入力がありませんので、どこにあるかなどはまったく判りません。
 もっとも、お客さんの荷物にGPS端末かなにかが入っていて所在が判るようになっていれば別ですが、そうだとすると、郵便局には相談の電話を入れてくることも無いでしょう。

 このお客さんの場合は、まだ宛名ラベルが貼ったままなそうですので、落とし物として見つけられ、親切な人に拾われた場合は連絡か何かはあると期待するしかありません。もしくは警察などに届け出があればやはり同様に連絡があると思われます。
 かなり消極的ではありますが、待つしかできないのがもどかしい所です。

 さて、この小包ですが、相談があった数日後、そのゆうパックがもう一度、配達郵便局に送られてきたそうです。もちろん、改めてちゃんと配達してお渡ししたそうですが、そこまでの郵送料はどうなったのでしょうか?
 推測ですが、「郵便局の荷物が忘れて置かれてたで!」とか苦情が来て、回収・配達になったのではないかとみています。
 交付完了後に無くした荷物の再配達。あまりあり得ませんが、こんな事もあるようです。

駐車禁止

| コメント(0)

 2006年6月1日から道路交通法の改正があり、違法駐車の民間委託が始まりました。

【配達中】

局員A「なぁなぁ、今日から違法駐車即違反摘発っちゅうことやけど、どうするんよ?」
局員B「そうそう、単車でも車でも容赦無しやろ、わしら配達するとき一人やんか。どう対応せえっちゅうねん。」
A「ほんまや、お客さんが難儀な人やったら、普通は1分で済むとこ20分経っても帰してもらわれへんで。」
B「それにやね、マンションなんかで1棟何十、何百も世帯数あったら、そこだけで1時間ぐらいかかってまうで。」
A「いくら郵便業務や、公益事業やって言うても、そない長い間停めてたら、違反や言われてもその通りやしなぁ。」
B「マンションなんかでは郵便だけやのうて宅配なんかの配達車一切合切を停める駐車スペース作っておいて欲しいわな。」
A「うん、それ思うわ。狭っまい道に面したマンションなんか停められへんもんなぁ。」
B「あとはオフィスビルですわ。手形やら契約書やら書留が多いから全て対面で確認もらわなあかんから、どうしても時間がかかるもんなあ。」
A「そら、邪魔な所停めて、こら駐禁切られてもあたりまえやでぇ、ってな状況やったらともかくなぁ。」
B「ほんま大問題や。駐車場入れろって言われても有料駐車場が近くに無い所ほとんどやし、その経費を計上したら赤字覚悟の郵便業務、もっと大赤字やで。」
局員C「おっ、なんやなんや。難しい話しとるな。」
A「難しいも何も、配達中の車の置き場所やがな。大阪市内、駐車禁止ちゃう道路なんてほとんどあらへん。」
B「お客さんに引っぱられて帰ってきたら駐車禁止ってどうしたらええんや?って話しとったんや。」
C「あぁ、それな、郵便車に配達中のフダ見える所に付けたらええように話付いたって聞いたで?」
AB「ふえぇ?」
C「郵便車のフロントガラスの所に見えるように配達中ってフダ付けとくそうや。それで見逃してもらえるみたいな事聞いたで。」
A「ナニソレ?例外って事?」
C「そういう事になるんやろなぁ。」
B「ほな、民間宅配の車でも付けとったら、お咎め無し?」
C「さぁ、それは宅配業者と地元の警察との間での協議とちゃうか?」
A「でも、1つでも例外作ったら、どいつもこいつも例外って事になって、意味ないやん。」
C「そこまでは知らんけど、そうなる事もあり得るよなぁ。」
B「郵便局は、所轄署と話つけたっちゅう事か?」
C「いや、それはよう知らん。わし、フダ付けたらええねんって言われただけやしなぁ。」
AB「なんやそれ?」
C「ホンマに切符切られへんかって言われると微妙かもしれん。」
AB「あかんやん!」
C「ま、そういう事らしいから、総務にフダ取りにいってや。ほな!」
A「行ってまいよった。」
B「そんな、郵便局だけ特別扱いやってされたら、ほかの民間怒りおるで。」
A「それよりも、普通の流通の配達してる人ら、もっと怒りよるで。」
B「また、公社はなんたらかんたらって言われるんやろな。」
A「せや。また肩身狭い思いさせられるで。」
B「でも、どないなんねんやろ。」
AB「はぁ・・・」

 本当に悩ましい問題です。
 確かに狭い道に停めたままだと、違反云々以前に邪魔以外の何者でもありません。法は遵守すべきなのです。

 しかしながら民営化するとなると・・・、
 駐車違反の取り締まり強化などで配達コストがアップした結果、配達回数が減るとか配達が滞ることで一番困るのはお客さんなので、いっそう悩ましい限りです。配達業務に限って言えば民間業者も同じ条件なのですが。

 昼間は取り締まりをがんばっているようですが、夜になると一切見かけません。
 繁華街で夜半のタクシーによる客待ち駐車で道路占拠状態が引き起こす渋滞の方は対策なんとかしないのですかねぇ?

そんなん言われても

| コメント(0)

 相変わらずユニークなお客さんは電話が多いそうです。

【イヤッ!】

(・・・すでに、お客さんともめている状態)
客「あんたでは、話にならん。上のモンと代わって。」
局「では、上の者と代わりますので、少々お待ちいただけますでしょうか?」
客「イヤッ!」
局「は?」
客「イヤッ!って言うるやん。」
局「では、どのように・・・」
客「だから、イヤッ!」
局「・・・・・。」

 と、まぁ、代われと言っておきながら代わるまで待てと言われると「イヤッ!」の一点張り。もう、理由もへったくれもありません。上司と代わる間が待てないのかどうかも判りません。
 で、それでも上司と代われという。
 もう、支離滅裂です。無理難題というより我侭放題と言った所でしょうか。

 さすがに、いままでに電話を代わるので待ってくれというこちらの申し出に「イヤッ!」と言われて断られた事はこれまで無かったそうで、こんな要求というか断り方をする人は初めてだったとか。

 理由は『待てない』ではなく『イヤ』なのです。おばさんの頭の中は判らない・・・。

持ってくるな

| コメント(4)

 郵便物を受け取られる方の事情はいろいろあるんでしょうが・・・。
 時間指定のできない郵便物を今持って来るなとか今持って来いとか好き勝手言いたい放題です。

【持って来るな】

客「今から食事行くから、郵便物もって来んどいて!」
局「(はぁ?)事務所にはどなたもいらっしゃらないのでしょうか?」
客「ああ、だれもおらんからな。持ってきたらあかんで。」

 と、まあ、性急な事この上ない連絡です。
 配達員はすでに出発しており、配達に回っている真っ最中です。いつもの配達の順序からすると電話をもらった前後に到着する案配の時間です。

 お客さんから連絡をもらって直後に配達員に連絡がついたときにはすでに配達に行った後で、直接交付できなかったため持ち帰りした後でした。そこで、お客さんに聞いていた携帯電話の番号に連絡をすぐ入れます。

客「なんや、今、飯食うとるんねん。」
局「もうしわけありませんが、既に配送にお伺いしたようで、事務所にだれもいらっしゃらなかったので持ち帰らさせていただいたという事です。」
客「なんや、言うたやないか。持ってきたらあかんっちゅうて。」
局「ほかの方の郵便物も配達させて頂いておりますので、時間のご指定はお受けいたしかねます事をご了承ください。」
客「そんなんしらんやん、いまここに持ってこいや。」
局「ここ・・と、申しますと。」
客「今、飯食うてる食堂や。ここ持ってこい。」
局「受取人様の宛先以外に配達するには書面の提出をしていただかないとダメなのですが。」
客「持って来るなっちゅうたのに持ってきたんや。そっちが悪いやないか。すぐ持ってこい。」
局「事故が発生してはいけませんので、不在時の転送などは電話でお受けできない事になっております。」
客「だから、融通きかせろっちゅうとんねん。」
局「第三者がお宅様の郵便物を詐取する可能性がございますので、書面でないと宛先以外に配達ができない事になっております。」
客「わからんやっちゃな。今、ここへもってこいっちゅうとるんや!」

(この後しばらく押し問答続く)

 とにかく、宛所と関係ない所へ持って来いの一点張り。無理です。
 ポストの前で、「ああ、うち宛の郵便物やね」とか言いながら他人の郵便物をさも自分の郵便物のようにして詐取する事件もありますので、宛所の郵便受け以外に交付・転送する場合はかならず一筆描いてもらう事になっています。
 ましてや配達時間の指定のない普通郵便は時間の指定はできませんが、それすらも聞く耳持たずの状態。

 持って来いという要求にも大概無茶な話が多いのですが、持って来るなという要求もなかなか無茶が多く、連休中などは会社がやっているのかいないのか判らず、持っていってポストに入れてよいものやらどうやら判断がつきかねる状態が予想されます。
 親切な会社(まともな会社とも言う)だと「○日から○日は不在ですので、局留お願いします。○日から営業しておりますのでその日付で、到着した分をまとめて配達お願いします。」と、丁寧にファックスなどを送ってきてくれるのですが、概ね電話でひとしきり要求だけ言ったあげくガチャンと切られる事がほとんどとか。

 本当にほかの会社とビジネスをしている人たちのものの言い方かと疑問に思うことも少なくなく、そんな会社とは郵便局以外仕事の相手になったとしたら絶対に取引したくないと心底思うそうです。取引先にもこんな無茶な要求を押し付ける会社なのでしょうか。
 それとも、郵便局は非常識が通ると思っているのかも・・・。

営業時間短縮

| コメント(0)

 民営化に伴い、時間外業務の廃止検討が報道発表されました。

 【いつ取りにいけば良いか】

客「不在通知入っててんけど、仕事遅くなりそうで行かれへんのですわ。」
局「○○郵便局は24時間窓口が開いておりますので、ご都合の良い時間にお越し下さって大丈夫です。」
客「え?ず〜っと開いてるん?」
局「はい、通常窓口のほかに時間外窓口がございまして、不在通知の郵便物の引き取りなどは時間外窓口にお越しいただければいつでもお渡しできます。」
客「今から行っても大丈夫ですのん?」
局「お客様の不在通知投函時間からいたしますと、まだ郵便物を持って回っている可能性がございますので、本日ですと16時以降であればご用意させていただけると思います。」
客「そうなん、すぐはあかんのかぁ。ほな仕事の帰りによらせてもらいます。」
局「はい、引き取りの際はお顔の確認できる身分証明書。たとえば運転免許所やパスポートなどですね、そちらと不在通知表、印鑑をお忘れなくご持参ください。」
客「わかったわ、ありがとう。」
局「またのご利用をお待ちしております。ありがとうございました。」

 と、まぁ、お客さんの要望にスムーズに応える事ができたのですが、この時間外業務、例えば18時頃以降のお届け、時間外窓口での発送受付などを辞めてしまいますと明らかなサービス低下というかお客に迷惑というか、ちゃんとした対応ができない状態で一方的に打ち切り宣言となっています。

 またまた、窓口や電話口に苦情が殺到するのでしょう・・・。
 「はぁ……。」と、お客の前に立たされる(電話や窓口)担当者たちのため息が聞こえてきそうです。

 なんとまぁお粗末な話なのですが、各集配局での相談専用窓口やそれにかかる専任の人員を配置をしていません。従って公開されている電話番号や不在通知などに記載の番号に苦情の電話が殺到する事は間違いありません。何も知らされていない現場の通常業務にまた、支障がでそうです。

切手販売

| コメント(0)

 郵便局の窓口以外に、配達員による切手の対面販売というのがあります。

【記念切手ちょうだい】

局「はい、お電話ありがとうございます。○○郵便局、△△です。」
客「切手お願いしたいんやけど、もってきてくれるかな。」
局「はい、額面と枚数をお願いいたします。」
客「記念切手でほしいのよ、80円切手でなにかええのお願いね。」
局「どのようなものがよろしいでしょうか?」
客「きれいなのがええわ。お願いね。」
局「はい、承知いたしました。」

と、ここで、詳しく説明しなかったのもあるのですが、お届け後にクレームです。

客「花のやつはあかんわ。これやと葬式に使うようなもんでしょ?今度は違う奴にしてや。」
局「はい、大変申し訳ありません。次回ご注文いただくときはもう少し詳しいお客様のご希望をお伝えいただけますでしょうか。」
客「そうやわ、ちゃんと言へへんかったのも悪いわなぁ。次は『こんなん』って言うからたのむで。」
局「はい、よろしくお願いいたします。」

と、なんとか収まりがついたのですが、さらに後日・・・。

客「今度はね、アニメのやつでお願いするわ。」
局「はい、承知しました。アニメの記念切手ですね?」
客「そうそう、それで頼むわね。」
客「ありがとうございます。」

 で、アニメの図案が入っている切手もいろいろシリーズの中にありますが、まぁマニアな人が好きそうな(もらう人が喜びそうな)アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズのポケモン、ガンダム、銀河鉄道999や、科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズのマジンガーZ、タイムボカンとか、適当にみつくろってお届けしたのですが、これまたクレーム。

客「あんな、アニメのやつって名探偵コナンのやつ欲しかってん。コナン全然入ってへんやないの。」
局「申し訳ございません。次回からご注文いただくときは、もうすこし何の切手というように具体的にお願いいただければ、取り違えがなくなると思いますので、お願いで来ますでしょうか。」
客「こんなにアニメの切手ってある、思えへんかったから、こっちも悪いかもしれんけど、頼むで。」
局「はい、次回もよろしくお願いいたします。」

 名探偵コナンの切手と始めからオーダーしてくれていればこのような事にはならなかったのですが、こんなお客さんの教育も受付窓口の仕事と言えますね。

 で、不思議なのがアニメは要らんと言いつつ、コナンは欲しいというお客さんが多いそうです。逆に銀河鉄道999などをオーダーする人はコナンは要らないという指示がでたりして、マニアな層が分かれているのが伺えます。

 コナンの切手などはかなり熱心なファンがあるらしく、電話口で誰が切手になっているのか説明させられる事もあるそうで、電話で切手の図案を伝えるのに、「平次はありませんが、怪盗キッドは・・・」と応対もアニメオタクの状態で、まわりから電話口で話している内容では何の電話だかさっぱり判らない事もあるそうです。

 郵便局の窓口か郵政公社のウェブサイトで確認していただくのが確実です。
 窓口の担当も全部の切手の図案を覚えている訳ではありませんので、「どんなんあるかいっぺん全部見せて。」と、お願いする方が良いかと思われます。

 記念切手もかなり切手蒐集が下火になったこともあり、なかなか売り上げが上がらないようです。
 通常切手とちょっと違う図案のはがき・てがみをもらうともらった方も「お!」となりますので、いちど記念切手で出してみられてはいかがでしょうか?
 記念切手でも郵便局の窓口での販売額は額面通りですので、ご心配なく。

できない局留

| コメント(2)

 いままで何度もお伝えしている局留めですが結構トラブルの元になるのです。

客「すいません、うちに郵便物ぜんぜん届いていないのですが・・・」
局「お手数ですがご住所と世帯主の方のお名前を頂けますか?」
客「○○のX-Y-Zの■■と申しますが。」
局「少々お待ちいただけますでしょうか?」
客「はい。」

受付「え〜■■さんやねんけど、郵便物届けへんて、問い合わせあってんけど。」
担当「あぁ、それもう半年近く止めたり延長したりしてるけど、全然取りに来ずにたまってるで。もうだいぶなるで。」
受「え?そうなんですか?」
担「たしか・・旦那さんかな?その人から局留依頼が出てるわ。」
受「そうですか、ありがとうございます。」

局「お待たせいたしました、局留めの依頼が出ておりまして、郵便局に保管されている状態です。」
客「え?私、そんなん出してないんですけど。」
局「たぶん、○○様で依頼がでておりますので、ご主人様からではないでしょうか?」
客「え?あなたちょっと!○△※♨〒◇◎∀ΨΣ→●!」
・・・
客「ありがとうございました。郵便局に引き取りにお伺いさせていただきます。」
局「はい、お待ちしております。」

 どうやら自分宛だけの郵便物を留めたい人が世帯の中にいらっしゃったようで局留め依頼が出されており、全ての郵便物が届かなくなり、同一世帯の方がおかしいと感じて確認されてきたようです。

 と、いうわけで局留めは世帯全部に対して行うので、特定の世帯の一部だけを局留めすることはできないのです。したがって不良息子や不良娘、不良夫や不良妻などが勝手に利用した消費者金融や、カードローン、携帯電話類などの請求関係というような家人には見せたくないと思っていても世帯全部の郵便物が局に留置されてしまうので、一部のつもりで局留め依頼をして放置しておくと実は大変なことになってしまったりします。
 この時期ですと卒業・入学関連の書類が止まってしまい、郵便局のせいにされかねません。ブルブルブル。

 で、ややこしいのが「クロネコメール便」も信書の送達を行うのですが郵便局と関係なく交付されるため、郵便局に局留め依頼をしてもこちらは届いてしまいます。
 郵便物を局留めしているのに郵便物が届いている!と怒鳴り込まれても全く別サービスですので怒鳴りこまれてもどうしようもありません。郵便物に「クロネコメール便」とある場合は郵便局ではなく、クロネコに言ってくださいね。

 この問題は民営化になり、複数の業者が信書送達の取扱をするようになると、ますますややこしくなりそうです。もっとも郵便事業はあまり利益がなさそうなので、ほかに参入することが無いかもしれません。

前のページ 次のページ