大阪事情

肉じゃが

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 関西、特に大阪で「肉」と言えば牛肉を指します。

肉じゃが
 肉じゃが

 関西人が関東へ行き、居酒屋などで肉じゃがを頼むと衝撃を受けます。
 それは、肉じゃがの「肉」が豚肉になっているからです。大阪人からするとあり得ない料理。

 そもそも、関西では「肉」と言えば「牛肉」を指すのがあたりまえなので、肉じゃがの肉は当然、牛肉であって然るべきなのです。
 東日本へ行くとどうやら「肉」は豚肉になる事が多く、カレーの肉に豚肉然りで、肉じゃがの肉も「豚肉」だったりします。牛肉で肉じゃがの事もあるようですが、圧倒的に豚肉の肉じゃがの出てくる率が高いようです。

 関西人が関東で肉じゃがを食べたときの衝撃というのはかなり大きいことが予想されます。
 すき焼きの関西風と関東風の差どころではありません。牛肉のすき焼きだと思って食べたら豚のすき焼きだったと思えるくらいのインパクトではないでしょうか。実際、北海道ではすき焼きの肉も豚という話もあるようですから。

 まあ、私はどちらも美味しいとは思うのですが、牛肉=高級という関西人のすり込みイメージもあるので、できれば牛肉で肉じゃがを食べたいところです。作るときは半々ぐらいなんですがね(笑)。

大阪の難読地名(#122)石才

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 素直に読んでよさそうです。

石才
 石才(いしざい)

 石の材料を取り扱うという意味とすると「石材」で「せきざい」になりそうなのですが、「いしざい」が正解です。
 どうして「才」の文字が使われているのか不明ですが、「せきさい」でもありません。

 地名の由来ですが、地名の文字についているので石に関係しているらしいのですが、詳細はわかりませんでした。
 

大阪の難読地名(#121)土生滝

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 似ている地名から推測できるかも。

土生滝
 土生滝(はぶたき)

 以前にご紹介した事のある土室(はむろ)や、土師(はぜ)土師ノ里(はじのさと)と同類の読み方をします。「はぶたき」が正解です。

 埴生(はにふ)から転じて土生(はぶ)となった説が濃厚です。
 土生郷の一角を成した地域で、滝村と呼ばれていたためこの地名になったようで、地域にある土生神社に土師氏が祀られていることから、焼き物(埴輪)の製造に関わった一族の関連する土地であった事は間違い無さそうです。

大阪の難読地名(#120)清児

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 いやあ、これはそう読めないです。

清児
 清児(せちご)

 「せいじ」ではありません。「せいご」はちょっと近い。正解は「せちご」。

 地名の由来ですが一説によると行基がこの地を訪れた時に道に迷ってしまい、童子(稚児)が現れ、水間まで道案内してくれたそうです。この童子が、弁財天に仕える十六童子の化身であり、行基が「何と清らかな稚児よ」と称賛したことから、清らかな稚児たちである「清児」と地名が付いたらしいです。
 しかし文字は解りますが、読みはなんともですね。

大阪の難読地名(#119)仏並町

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 仏様並にという訳ではないです。

仏並町
 仏並町(ぶつなみちょう)

 素直に読めば正解なのですが「ほとけなみ」とはならず音訓入り交じりの「ぶつなみちょう」が正解。

 地名の由来は6世紀の飛鳥時代に曽我馬子がこの地方の祖先である池辺氏(池辺直氷田:いけべのあたいひた)に授けた二体の仏像を私宅の仏殿に安置したことからと言われているようです。仏様が二体並んでいるから仏並町なのでしょう。その仏殿を起源として現在の仏並寺があるそうです。

大阪の難読地名(#118)近義

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 なんか判らないというか、そうなのというか。

近義の里
 近義(こぎ)の里

 「こんぎ」とか、「ちかよし」とか読んでしまいそうですが「こぎ」です。無理です、これは。

 水間鉄道の駅名で「近義の里」という駅に地名の名残があり、この一帯は、近義という地名ではなくなってしまっていますが、「近義」を「こぎ」とは読めませんよねぇ。

 近義という姓を持つ人が新羅から渡来されていたようで、その人物に由来するとか、ウコギ(五茹)がこのあたり一帯に茂っていたとの説もあり、徐々に怪しくなってきます。
 近くに南近義神社というのもあり、この一帯を南近義村と呼んでいた名残が残っています。
 他には泉州銀行の北近義支店、南近義支店がある程度で「近義」という地名、いまや地元でも読めない地名なのかも知れません。

大阪の難読地名(#117)阿間河滝町

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 なんだか万葉仮名な感じです。

阿間河滝
 阿間河滝(あまかだき)町

 なんだか、もう、どう読んで良いか解らない雰囲気がしますが、「あまがたき」と読むのが正解です。
 河滝町が「かわたきちょう」ではなく、「かだきちょう」と読む点がかなりイレギュラー。

 有間香邑(ありまかむら)からきているようで、こちらは日本書紀にも記載があり、地名としてはかなり古い部類のようです。かつて阿間河荘とされており、そこに雨降りの滝があった事から阿間河滝という地名が付けられたとの説もあります。この説によると天下滝との記述もあったようです。
 集落はこの地名標識のある国道170号から入った先にあるのですが実際に町並みは武家屋敷風だったり石垣があったり、だんじりもあるなど実際に古い佇まいを残しています。

大阪の難読地名(#116)茱萸木

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 植木や果物系をしている人は読めるかも。

くみのき
 茱萸木(くみのき)南

 茱萸で「ぐみ」はまだ読めるかもしれませんが、茱萸木で「くみのき」とは早々読めないと思います。
 MS IMEでは「くみのき」と入力して変換するとちゃんと「茱萸木」に変換されました。
 しかし、どうして茱萸が「くみ」になったのか。
 
 もちろん字が示すとおり「茱萸」が由来で、開墾当時に茱萸の木がたくさん植えてあったそうですが、本来「ぐみ」と呼ぶものがなぜ「くみ」なのでしょうか。
 鎌倉時代に書かれた国の公文書「太政官符(だじょうかんふ)」に、このあたりの地名が「佐志久美岡(さしくみのおか)」だという記載があるそうで、「久美」が「茱萸」の和名のようで、当時から「くみ」と呼んでいたようです。

 ちなみに昔は文字の通りに「ぐみのき」と読みを振っていたそうなのですが、昭和45年にこの伝承を元に本来の読みである「くみのき」と変更したそうです。
 どうも、最近この手の本来の地名に読みを戻す例が多く見られますが、言霊としての地名は大事だということでしょうか。

大阪の難読地名(#115)讃良

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 素直に読みたくても不安です。

讃良
 讃良(さんら)東町

 讃岐(さぬき)の親戚ではありません。「さんら」と素直に読むのが正解。

 「さんら」と振ってありますが、「ささら」と読むのが元の地名の読みだそうです。
 地名の由来ははっきりせずで、なんでこの文字でとかこの読みがあるのかはよくわからないようです。
 読みもわからない、由来もわからない、無い無い尽くしといえますか。

味なやつ

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 大阪で海苔と言えばほぼまちがいなく味付け海苔を指します。

のり東西
 海苔の東西差

 まず「おむすび」ではありません。「おにぎり」です。
 コンビニで売っている握り飯はおむすびとは言えず、おにぎりなのです。逆に関西の「おむすび」は「俵にぎり」などと別名を付けて販売されていたりする時もあります。

 いやいや、握り飯の話ではありません。
 握り飯につきものと言えば海苔。

 関西ではこのような握り飯に巻く海苔のほか、白ご飯の上に載せて箸でごはんをくるんで食べる、あの食べ方をする場合は「味付け海苔」でなくてはなりません。焼き海苔では物足りないという人が多いはずです。
 のり巻きなどをのぞき、食事でご飯の友の焼き海苔は味付け海苔。おにぎりを巻くのも味付け海苔。酒の肴に食べるのも味付け海苔。ことほど左様に関西人は味付け海苔を好みます。
 意識せずに焼き海苔を口にすると「えー?、味付いてないやんか?」と訝られます。

 実際に海苔メーカーの味付け海苔対焼き海苔の出荷比率は関西が味付け海苔が大幅に多いそうで、おにぎりなどもコンビニなどの全国展開をしている場合、関西向けに味付け海苔を巻いたおにぎりが出るらしいので、関西ではどうも焼き海苔がオカズとして浸透していないようです。

 ま、海苔と言ったら味付け海苔ですよ、関西は。異論は甘受いたします。

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