大阪事情

きつねとたぬき

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 赤と緑。それはポケモンか。

きつねとたぬき
 きつねとたぬき

 大阪の店なのですが、繁華街のド真ん中にあるので大阪圏以外の人が利用する前提でこのようなメニュー書き。
 あくまで「きつね」は「うどん」しか無く、「たぬき」は「そば」しかありません。
 このメニューサンプルで「きつねそば」や「たぬきうどん」など頼んでも「たぬきですね?」とか「きつねですね?」と訊き返される事間違い無しです。

恵方巻

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 そろそろ辞めませんか、この馬鹿騒ぎ。

恵方巻ディスプレイ
 恵方巻ディスプレイ

 コンビニの店員さん自作と思われる恵方巻のディスプレイですが、なかなか良くできていて力作です。

 毎年繰り広げられる恵方巻きフィーバー。本当にフィーバー(発熱)しているじゃ無いかと。
 まず一番酷いのがコンビニエンスストアで、全国展開を仕掛けたセブンイレブンを始めとしてどの店舗でも棚が恵方巻一色の山積み状態。そんなに売れる訳ないでしょうに。しかもバイトの店員に販売ノルマを果たしたり、むりやり買い取らせたりとかの無理強いの他に、棚置き期限を過ぎたものは全て廃棄するため、毎年大量の恵方巻が廃棄されている写真がアップされたりしています。
 スーパーの惣菜売場も同様に、いつもの惣菜が姿を消して山積みの恵方巻。

 そんなに食べたいかと言われると「そうでもない」のがほとんどの人のはず。
 そもそもが大阪の遊郭でのお遊びだった説もある行為を寿司屋や海苔屋が祭り上げてイベント化したこの似非年中行事。だれが幸せになるかと言うと作った方が儲かるだけで、売る方も買う方も幸せになるとは思えないのです。

 大阪発と指摘されるとそうなのですが、大阪人が認めたイベントかと言われるとそんな事も無く、かなり微妙な気持ちです。早く辞めてもらえませんか。

モザイク画

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 阪急うめだコンコースにあったモザイク画の去就が気掛かりでしたが移築されています。

シャンデリアとレリーフ
 シャンデリアとレリーフ

獅子、鳳凰、月に住む白兎
 シャンデリアテーブル内の壁画(獅子、鳳凰、月に住む白兎)

天馬、龍、八咫烏
 シャンデリアテーブル内の壁画(天馬、龍、八咫烏)

 旧阪急梅田駅の改札にあたる場所にあったモザイク画。四神(龍、天馬、獅子、鳳凰)に「太陽に住む八咫烏」、「月に住む白兎」が伊東忠太氏デザインによるガラスモザイクで表現されています。
 阪急百貨店の全面面改装に伴いコンコース南端部分にあったこのモザイク画、かなり保存の希望意見がでていた事もあり、改装時の解体に伴いその後が気になっていたのですが、見事に阪急百貨店の13階にあるレストラン「シャンデリア テーブル(Chandelier Table)」に移設復元されています。
 アーチ型の天井、壁画の修復・移設に加え、当時のシャンデリアの移設、唐草模様レリーフは現物の型取りを行って複製するなど往時のものをそのまま再現しています。
 特にモザイク画に至ってはすばらしい修復作業が行われました。壁画のモザイクタイルを1枚1枚全部剥がしてクリーニングして、欠損部分は当時のメーカーを探し出して現代の相当品で充当し、同じ形状に加工し直して一つずつもとの位置に戻して復元するという気の遠くなる作業が行われました。

 そのおかげもあり、見事に往時の姿と見紛う美しい状態で修復再現されています。
 設置場所であるシャンデリアテーブルの屋内は全面禁煙(外のテラス席は喫煙可)であることもあり、今後も永くその美しさを我々の目の前に示してくれる事でしょう。

床屋ではない

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 大阪では理髪店は床屋ではなく散髪屋です。

サンパツの看板
 サンパツの看板

 江戸(東京)地方は床屋が一般的な呼称ですが大阪では散髪屋が一般的。これは江戸時代に理髪店を髪結い床と呼んでいた事が元になっています。

 使い方としては「散髪」の方が広く、「床屋」には「行く」のですが、「散髪」は「行く」も「する」も使います。
 「散髪してくるわ」と言われると「散髪屋に行って散髪してくる」わけです。説明が冗長的になってしまいますけど。アクロバティックな言い回しだと「床屋に行って」「散髪してくる」もアリです。

冷コー

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 最近の若い人は知らないか。

冷コー
 「冷コーあります」

 大阪的メニュー表現の1つである「レスカ」と双璧をなす1つ。

 意味さえ知ってしまえば何の事は無い。「冷たい」「コーヒー」なんで「冷コー(レイコー)」。
 その正体はもう、お察していらっしゃるでしょうがアイスコーヒーの事です。

 ちなみにアイスコーヒー、海外のメニューを日本で出したと思えますが実は日本発のメニュー。明治中期の「氷コーヒー」が発祥かもしれませんが、「冷やしコーヒー」や「アイスコーヒー」、「冷コーヒー」の名称が出てくるのは大正後期から昭和初期。
 海外では水出しコーヒーというものはありましたが、日本の氷が入った冷たいコーヒーというのは無かったようで、日本で飲まれていることを知った事で自国でも提供し始めて広まったようです。そもそも飲み物を「冷やす」というのは日本の文化であり、ビールを冷やして飲むのも日本人が始めたのではないでしょうか。
 もっとも海外ではスターバックスがアイスコーヒー系のメニューを出したおかげで世界展開されてアイスコーヒーの認知が広まったのが一番大きな要因だと言えますが。

昭和山

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 大阪低山の1つ。大阪府内では低い方から数えて7番目です。

昭和山登山口
 昭和山登山口

 大阪市大正区役所の横から千鳥公園に入ると立派な銘板のある登山口があり、そのまま進みます。

険しい登山道
 険しい登山道

 とはいえ、標高33m、登り口はすでにその高さの半分ぐらいなのであっという間に登山完了。千島公園として造成されていますので、登山道は遊歩道になっています。

昭和山山頂
 昭和山山頂(標高33m)

 昭和44年に発表された「千島計画」に基づいて大正運河や貯木場のあった千島一帯を「港の見える丘」に造成するために大阪万博のため開通させた地下鉄のトンネルを掘った土砂(ダンプカー57万台分)によって造られた人工の山です。
 一帯は千島公園となっており、千島体育館とグラウンドもあり市民に利用が開放されています。公園はその微妙な標高のためか散歩コースとして利用されている方も多く、市民の憩いの場として活用されているようです。

 蘇鉄山のような真っ直ぐ登るコースではなく、ぐるっと回るようなスロープコース、しかもコンクリート舗装されていますラクチン。まず夏場でも汗をかくほどの上りではありません。さすがにハイヒールではしんどいかもしれませんが、普通の靴やサンダルであれば、だれでも登山可能です(笑)。

さらにベタ踏み坂

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 CMで出てきた橋より実は急勾配。

なみはや大橋
 なみはや大橋
 港区側から

 車のCMでどんどん登る車のパワフルさを表すイメージとして出てきた「ベタ踏み坂」こと境港にある江島大橋ですが、実は大阪にある橋の方が急勾配なのです。
 江島大橋は上りの角度が約3.5度(勾配:約6.11%)なのですが、この大正区と港区をまたぐ「なみはや大橋」は実はそれより勾配が大きくて角度が約3.98度(勾配:約6.95%)となっているのです。

 中央部の高さは45m、航路幅100mを確保するために、このような急勾配の橋となっています。昔は普通車通行料金100円の有料橋でしたが2014年4月に管理していた大阪市道路公社の解散に伴い大阪市の管理道路として無料開放され、現在は通行料金が不要です(なんか、理由がしっくりきませんが、そこは大人の事情なのでしょう:苦笑)。

なみはや大橋全景
 なみはや大橋全景
 大正区側から望む

 大正区側(鶴町)はすぐ横にIKEAができている臨海地帯。
 大阪南港から大阪港方面への抜け道的要素が大きいため、大型車やトレーラーが頻繁に走っています。横から全景を写真で見るとそれほどの勾配に見えませんが、実際はかなり急勾配です。
 ちなみに奥の赤い橋は阪神高速道路の港大橋。

なみはや大橋
 なみはや大橋
 大正区側から

 上りからいきなりべた踏みとは言いませんが、アクセルスロットルはそれなりに踏まないと、どんどん走行速度が落ちてきてしまいます。軽自動車のノンターボだとかなりキツいのではないでしょうか。

なみはや大橋の上からの風景
 なみはや大橋の上からの風景
 右の橋は千歳橋で左の河は尻無川

 橋の中央部付近から周囲を眺めると大正や天保山方面が見渡せるすばらしい景色を提供してくれます。橋の道路は幅が狭く、駐停車禁止になっていますので車やバイクで登ってもこの景色を写真に収めるのは無理そうです。地道に歩いて登って景色を楽しみましょう。

それちゃうで

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 大阪名物、でしょうか。

きつねそば
 「きつねそば」のお品書き

 凄まじい違和感を放つ「大阪名物 きつねそば」のお品書き。
 「きつね」は「うどん」であり、「そば」ではありません。蕎麦ならば「たぬき」が正しい表記。大阪限定であれば異論は認めたくありません。

 東京資本のお店なのでしょうか。まったく疑いなく「きつねそば」と表記されてしまっています。
(「きつね」と「たぬき」に関する記事はこちらを参照(うどんですかそばですか?)してください)

なにわ七幸めぐり

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 七福神とは微妙に違います。

なにわ七幸めぐり
 なにわ七幸めぐりの立札

 堺屋太一の提唱で1983年(昭和58年)に大阪活性化と神社仏閣活性化を目的に始まったそうです。なんかバブルな香りがしますが、既存資源の活用なのでよしとしましょう。
 七つの幸はどこでどのようなものがあるかと言いますと...

  • 学業成就  大阪天満宮
  • 諸芸上達  大念佛寺
  • 厄除け開運 住吉大社
  • 商売繁盛  今宮戎神社
  • 無病息災  大融寺
  • 心願成就  四条畷神社
  • 家内安全  四天王寺
 と、けっこう盛りだくさんな内容

 距離的にすこし広い範囲に散らばっていますので、公共交通機関だけを使うと1日で全て回るのはハードスケジュールっぽいので、なにわ七幸会のサイトでは2日で回るモデルコースも紹介しています。
 全ての参拝を達成し、満願となると四天王寺の一角に設置された七幸めぐり満願者芳名板に名前が奉納され1回の満願で2年間掲げられるそうです。

 けっこうお手軽に回れて、ご利益も多そうですね。
 大阪の名所も回れて一石二鳥な感じです。

大阪の難読地名(#136)羽曳野

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 これは漢字が読めるかどうかでも微妙。

羽曳野
 羽曳野(はびきの)

 山車を「曳く(ひく)」という漢字と読みを知っていたとしてもかなり難しい。
 「はびきの」が正解ですが、それぞれの漢字のよみを組み合わせても「曳」が「びき」になるのはなかなか想像し難いです。

 地名の由来は日本武尊が東征の帰り道に亡くなり白鳥となって琴弾原(ことひきはら)を経由して旧市邑(ふるいちむら)に飛来したという日本書紀にあるヤマトタケルの白鳥伝説に加えて、同市の白鳥神社の縁起にその白鳥が飛び立ち、昇天する際に「さらに白鳥は舞い上がり、埴生の丘を羽を曳くがごとく飛び立った」と記された事にちなんで命名されたそうです。
 ちなみに市制を施行した当日に当初の市名である南大阪市から羽曳野市に改称したという不思議な曰く付きな市名なのです。

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