大阪事情

大阪の難読地名(#65)茄子作

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 これは始めのほうが読めれば読めますか。

茄子作
 茄子作(なすづくり)
 ローマ字表記はなぜか音をそのまま写して「なすずくり」である

 茄子を「なす」と読めればほぼ正解に至れるのではないでしょうか。とはいえ、茄子を漢字表記する機会が少ないようですので、やや難読といえるのでしょう。

 ナスの名産地だったというベタな由来から、高貴な人がナスを食し美味しいと言ったからというなんとなく怪しげなもののほか、「名鈴(なすず)」が変化して茄子作(なすづくり)となったという説もあり、諸説それぞれもっともらしい気もして決定打に欠けるようです。

 で、現在は茄子を名産とする状況ではないようで、一番古い説と思われる2000年ほど前からはさすがに大きく変化しているようです。

大阪の難読地名(#64)枚方

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 ひ~らぱ~♪で有名です。

枚方市
 枚方市

 大阪人というか京阪沿線の人は苦も無く読めますが、実際は難読地名です。
 「枚」の字を「まい」と読まずに「ひら」と読ませるのが難しい点です。
 京阪神だとこの枚方にある遊園地「ひらかたパーク」の宣伝で冒頭のフレーズが出てきて知っている方も多いので簡単に読めますが、地方から出てきた人はたぶん読めません。

 地名の由来は日本書紀に記さされている白肩之津(しらかたのつ)が元ではないかという説が有力そうです。「しらかた」が変化して「ひらかた」になったのではないでしょうか。なんとなく江戸っ子の発音に近いような気もしますが。

大阪の難読地名(#63)神出来

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 これはちょっと無理です。

神出来
 神出来(かんでら)

 光源の明るさ(強さ)の単位がカンデラ。いや、これはちがいますが。
 一文字ずつそうですかと、言われればそうなのです。「神」が「かん」、「出」が「で」、「来」が「ら」。三つ合わせて「かんでら」。なんて思いつくわけ無いじゃないですか。
 とにかく、この強烈さを放つ読みの地名、由来はよくわかりませんでした。

大阪の難読地名(#62)西面

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 「にしめん」ではありません。「さいめん」と読んだ方、おしい!

西面
 西面(さいめ)

 そう言われると、なんとなくそう読めるような気がしますがヒント無しだとかなり難しい。
 西を「さい」、面を「め」と言われてそれぞれは読めますが、合体したときにこの読みの組み合わせになることは想像するのがつらいのではないでしょうか。

 何らかの西に位置していると考えると由来がありそうなのですが、この場所の近くに遺跡があるわけでもなさそうですし、古い地名らしいのですが来歴がはっきりとしません。渡来系のようですが、出自が判明しませんので、この地名の由来は現状よくわかりませんでした。

大阪の難読地名(#61)餌差町

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 「さ」が足りないような気がしませんか。

餌差町
 餌差町(えさしまち)

 「えささ」町ではありません。「えさし」町と読みます。
 ここもまた、最近修正が加わったような跡があります。思うに「えさしちょう」だったのでは無いかと想像しています。

 「えささし」町が約まって「えさし」となったのではないでしょうか。
 殿様の鷹匠へ餌(小鳥など)を差し出す餌差(えさし)を置いたことから付けられた地名のようです。
 ということは、少なくとも武家社会が始まったころからの由来という事ですね。

大阪の難読地名(#60)別府

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 温泉ではありませんよ。

別府
 別府(べふ)

 温泉(♨)で有名な同じ文字の方は「べっぷ」ですが、こちらは「べふ」。「府」はともかく、「別」を「べ」としか読まない所がイレギュラーです。
 この別府ですが、摂津市の大阪市側への飛び地という所もまた、イレギュラーなのです。大阪市東淀川区に飛び地として別府があります。もっともこの交差点表示のある場所ではなく、神崎川をはさんだ南側である、東淀川区南江口の真ん中ですが。

 別府の由来ですが「べつふ」が約まって「べふ」となったのではないでしょうか。
 というのも、荘園に付随する区画を別納(べちのう)徴符や国司(こくし)免符(勅符)、すなわち別符として与えたという事があります。この別符が別府になり「べふ」になったのではないかと睨んでいるのですが。

大阪の難読地名(#59)土師

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 「つちし」と呼んだ方、かんぜんにハズレですよ。

土師
 土師(はぜ)

 もう、なにがなんだかさっぱりです。土室と書いて「はむろ」と読む地名をご紹介しましたが、その系列かと思ったりもします。

 地域柄、埴輪の製作を生業とする集落があったせいだとか、豪族の姓だとかの説がありますが、決め手がしっかりとしたものではなさそうです。
 土の師なので、やはり焼き物関連(埴輪)の由来ではないかと思えますが、実際は曖昧模糊とした感じです。

大阪の難読地名(#58)芝生

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 これは「しばふ」ではありません。

芝生
 芝生(しぼう・しぼ)

 この看板にもなにやら修正痕があります。「しぼう」の最後の「う」が書かれて、消されたようです。
 京都(きょうと:KYOUTO)=「Kyoto」の様に母音の「お」を延ばして「う」の発音になる場合に、明確に「う」の記述をしないのですが、この看板では書かれていたために誰かから突っ込みを入れられて修正したのかもしれません。もっとも現在では「しぼ」と読ませるとの話もあり、そちらに合わせて修正してしまったのかもしれません。
 どちらにしても「しばふ」からはほど遠い読み方で、ちょっとこの読みに思い至る道は無い感じがします。

 地名の由来は見つけることができませんでした。
 この看板の周りは芝が一面に生えていて芝生(しばふ)状態ではありませんので念のため。

大阪の難読地名(#57)八田

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 これもちょっとひねりがあって読めません。

東八田
 東八田(ひがしはんだ)

 八田と書いて「はんだ」と読みます。半田ではありません。あくまでも数字の八とたんぼの田です。
 これも渡来人関連の由来が唱えられていて、このあたりに住んでいた蜂田首(はちたのおびと)である蜂田(はちだ)が訛って「はんだ」になったとの説がありますが、谷田と書いて「はんだ」と読む他の地方での地名もあるので、確実にそうだとも言いにくい感じがします。

 どちらにせよ、「はんだ」の漢字が八田(どう読んでもハッタだが)というのが良く判りません。

大阪の難読地名(#56)丑寅

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 十二支を読める人は大丈夫です。

丑寅
 丑寅(うしとら)

 東西南北の表記法だと北東です。
 で、この付近にあった三宅城の北東にあたる位置にあったことからこの地名になったそうですが、なんか安易ですよね、それって。

 まあ、2009年(丑年)から2010年(寅年)に新年を迎えたということで良しとしましょう(なんだそりゃ)。

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