2007年10月アーカイブ

 昔からあって、気になっていたのですが一度も訪れた事の無い場所がここです。本来なら「番外」なのですが、物件が物件だけに通常の記事とします。

高島屋東別館
 「高島屋」東別館

 旧、松坂屋大阪店の建物です。昭和9年の建築物ですので、戦中の空襲を逃れた貴重な建物と言えるでしょう。松坂屋は昭和41年(1966年)に天満橋に移転し高島屋の東別館となります。
 それから時代が下り一時期閉館した後に2005年5営業再開、現在に至っています。直営店舗は無く、役員室などの本社機構等が収まっています。

高島屋史料館
 高島屋史料館の案内

 館内には高島屋史料館(入場無料)があり、高島屋の歴史とそのなかで蒐集された美術品等を展示してあり、本物の玉虫の羽根で装飾を施した玉虫厨子のレプリカ「国宝玉虫厨子模造」など大変貴重な美術品等も常設展示されていたりします。一部しか展示していないのですが、その所蔵品の評価は高く
 でんでんタウンも良いですが、入場無料の史料館で美術品を見る機会を設けてみてはいかがでしょうか。

 毎日仕事、家事、雑用。疲れますよね。

こころのきゅうけいじかん
 こころのきゅうけいじかん

 さあ、ここで一服して擦り切れた心を修復しましょう。ってわけではなく、カウンセリングする場所でもありません。
 普通の理髪店なのです。

 たしかに散髪(あえてカットといわない)してもらっている時間は、たいへんゆったりとします。10分1,000円の理髪店もありますが、あれはせわしない感じがします。シャンプーなしで、掃除機で頭を吸われます。合理的といえば合理的なのですが、贅沢な時間を過ごした気にはなりません。

 対してこの店舗は堂々とこころの休憩時間を謳っています。
 かなり、ゆったりできそうです。とろけちゃうかも。

紅葉の季節

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 秋晴れの中、昨日は久々に能勢方面へちょいツーリングです。

妙見山上の紅葉
 妙見山上の紅葉

 すでに山上は色づいてきており、来週あたりはちょうど見頃ではないかと思います。
 現在着用のスリーシーズンのジャケットでライナーを入れた状態でもやや肌寒い状態。午前中に出発して昼に帰る行程でしたので結構気温も低く、山の中は14℃ぐらいです。もちろん日陰だともっと寒い状態でした。
 (Bundit400のときの記事はこちら

 最近妙見山を横目にR423を北上し犬甘野から堀越峠を抜け、さらに遠坂峠を通って畑野へぬけるルートを通ります。この遠坂峠は二輪ライダーに取っては大変楽しいワインディングなのですが、いかんせん無茶をする人が多いようで、事故件数がかなりあるようなのです。
 もちろん、狭い道ですので対向車線に自分がはみ出したり、逆にはみ出した車が対向車線に現れるなど危険な状況もあります。また、スピードの出し過ぎで事故に至るなど悲惨な状況が多かったようで、ある日、ご覧のような看板が出てしまいました。

注意看板<
 注意看板
 ドライブではなくライディングだと思うのだが

 実際に清正公前の交差点から、宿野三区に抜ける間に、道端に花束が手向けられていたりして、ぞっとしたりします。
 事故と隣り合わせ、その事故で生身で運転しているライダーには危険がつきまといます。安全運転で楽しく二輪ライフを送りたい所です。事故をして早々無理を出来ない立場と身体になっていますからねぇ。

某系列禁止

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 どう見ても左の絵はビッグマックです。

飲食禁止&撮影禁止
 「飲食禁止&撮影禁止」
 撮影禁止のピクトグラムを撮影するのは禁止事項なのか

 データセンターのコロケーションルーム内です。
 原則携帯電話禁止(PHSは許可されている場合が多い)、飲食禁止、また、撮影も禁止されています。

どうみても

 で、あえて撮影したピクトグラムですが、どうみてもビッグ■ックです。パティは1枚のようですので■ガマックではなさそうかな、と。
 ということは、競合他店であるモスバーガーやロッテリア、ファーストキッチンなどは禁止事項に抵触せず、このピクトグラムとは関係なく食べることができるのでしょうか。

 何度見てもビッグ■ックとシェークか何かドリンクのL(日本サイズ)のようです。
 きっとコロケーションルーム内は■クド□ナルドのセットメニューは禁止。単品ならオーケーなのかも。

病気のお品書き

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 たなかじゅんのヨモヤマ日記で「慢性病が治ります」というのが出ていましたので、こちらも便乗です。

気のお品書き
 病気のお品書き一覧

 いや、薬局の看板なのですが、ここまで病名をつらつらと並べられると、「へぇ」を通り越して「うっ!」となりますよね。世の中病気だらけ、病人だらけとこちらの方が鬱々となります。
 本当、体が資本ですからね。

 しかし、「口内炎一丁!」って注文するのかなぁ…。

 大阪は引ったくり発生件数ナンバーワン!
 偉そうに言えませんねぇ。

引ったくり注意!
 「引ったくり注意!」がいっぱい

 地下鉄駅から地上に出る通路なのですが見えるだけで3箇所も「ひったくり注意!」という貼紙があります。
 いくらひったくり発生件数全国都道府県一位といえど、ここまでしなくとも。
 と、思うくらいにべたべたと掲示されています。この標語以外に「ひったくり多発」とかの時もあります。

 それほど、治安が悪い駅周辺なのでしょうか。

 「発生する」はもともと生物学用語で使われる意味が転用されているそうです。「発生」は生命の発生を通常意味しますので、「引ったくりが発生」となると、自律的に引ったくりが湧いてくるような感じがするのは私だけでしょうか。

明瞭な単価

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 よくスーパーで1gあたり何円という表示を見かけます。

特大わらじチキンカツ
 特大わらじチキンカツ280円

 28cmで280円。すぐ暗算できます。1cmあたり10円のカツ。

 しかし、よく大きいとんかつをわらじのようなとんかつが載っているとか言いますが、売り文句に「わらじ」となかなか付けきれるものではありません。私が担当だとしてもさすがに恥ずかしい。
 その壁を打ち破るがのごとく(ブレークスルーです)、特大わらじ28cmと銘打ったチキンカツ。しかも価格が非情にわかりやすい。1cmあたり10円。

 実際は面積のほうがカツの大きさに相当すると思われますので単純に28cmの長さがあるからといっても、細長かったりすると28cmで円形の場合に比べるとドンと小さくなります。
 長径28cmの楕円だとしても、短径がいくらか気になります。まあ、大阪人ですので計算高いせいもあるかもしれません。

 インパクトがあるにも拘らず、実態がはっきりと見えないので、ちょっと食指が動かないのはそのせいとおもわれます。直径28cmのジャンボわらじチキンカツとか書いてくれればすっきりするのですが。

 秋葉原に本店のある免税店です。

永山免税店
 「永山免税店」大阪日本橋店

 日本橋にありながら電器店の用でもありそうでも無し。
 免税店ですので家電などばかりを取り扱っているわけではないのです。
 空港などの免税店街によくあるように、ブランド品、香水、アクセサリ、時計なども販売しています。

 日本橋にある他の家電製品店と違い、店内はゆったりとした物の配置で贅沢に空間を使っています。高級品(そう)の雰囲気を醸し出すための装飾もまた、独特と言えます。河口無線より贅沢なフロアの使い方と思えます。

 海外行きの渡航券とパスポートがあれば、免税で買う事ができる・・・のでしょう。
 営業時間も日本橋ではほとんどありえない朝8時から営業。しかも年中無休となっており、気合いの入り方が違います。
 

ビジネスライク

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 建家の屋上にある正体不明・意味不明のオブジェ。

環状線の車窓から
 環状線の車窓から眺む

 大阪環状線に乗っていた時に窓からチラと見えた不思議な物体。
 列車のスピードが結構出ているので、一瞬しか見る事ができません。しかしながら「は!?あれは?ナニ?ナニ?」と当然なりまして、地図で場所を調べて現地に行きました。

屋上のオブジェ
 屋上のオブジェ

 近くからでも高い位置にあるので下からは全体が良く伺えません。
 どうも黒電話と、ビジネスマンの手と袖口までのようですが、なぜにここに設置されているのか。

 これはある種のトマソンと思わざるを得ません。

巨大看板(#9)

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 細かいところにいろいろあります。目を釘付けにする巨大看板。

静御前
 静御前

 黒門市場の中、国立文楽劇場が近いとはいえ静御前がドドーン!と異様を放っています。
 呉服屋かと思いきや果物などの青果物のお店。
 いや、確かに目立ちますよ、これは。

宇宙生物のようなタコ
 宇宙生物のようなタコ

 微妙に怪しい。宇宙生物のようなタコです。なんとなくチブル星人を彷彿させます。いや、歳がわかるか、この発言は(笑)。

 とにかく、十三のガード下でこれまた異様な雰囲気を醸し出しています。
 夕方からしか開店しませんので、夜間にはライティングされるのですが、昼間は薄暗いガードしたで余計に怪しい雰囲気が漂います。

化けている

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 きつねよりはマシなのかと考えてみたりもしますが、なんだか…。

居酒屋「たぬき」
 居酒屋「たぬき」

 よく狐と並んで人を化かすと言う事を言われますが、ちょっと違います。

 きつねは人を化かすのですが、狸は自分が化けるのです。
 この居酒屋、もしや、おつりが木の葉ではありますまいな。

豚まん再び

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 大阪のメジャーな豚まんブランドといえば蓬莱なのですが、こちらもあります。

二見の豚まん
 二見の豚まん

 「大阪一うまい!」と、宣言しています。
 ということは、ライバル店の蓬莱よりうまい(ただし大阪以外はそうではない)の暗喩です。
 直接比較して旨いといわないところが奥ゆかしいというか、遠まわしというか、やんわりと主張しているわけです。

 好みの問題と思いますが、蓬莱のどっしりした食べ応えのあるタイプに比べて、ややあっさりとしています。
 もちろん、神戸中華街の有名店の老祥記とも違います。

 しかし、豚が豚まんをうまい!と、主張するところ身を削る思いをしているのではないでしょうか。
 豚の手(本当はひづめがあるので指がこのようにはならない)ですが、向かって左が1を右が2を形作っています。
 一番は二見とほのめかしているところも、なかなか微妙です。

シかツか微妙

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 カタカナの書き方で「シ」は点を真横に、「ツ」は縦に書きなさいと教えられました。
 確か幼稚園か小学校の頃ではなかったかと思うのです。

オムレツとシチューの店
 オムレツとシチューの店「スターシップ」

 左のオムレツの文字が無いと、「ツチュー」の店としか認識でません。
 点の角度がすごく微妙…。

 やっぱりどう見ても「シチュー」ではなくて「ツチュー」です。

大家族

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 3ちゃん農業といえば、おじいちゃん、おばあちゃん、おかあちゃん。おとうさんは出稼ぎ。

3ちゃん
 「3ちゃん屋」

 まさか、この3者で店を切り盛りしている・・・わけではないでしょう。「さんちゃん」に掛けたのかもしれません。
 しかし、あまり良い響きではありませんよ、「3ちゃん」って。

 日本橋の一角に巨大昆虫が!

巨大昆虫
 巨大昆虫

 これは池田ビルのてっぺんに作られたオブジェです。
 お金が落ちていないか?と、下ばかり見ていると見つけられません(笑)。

 しかし、何の理由があってこんなものがここに設置されているのかは全く持って不可解な所です。隣のビルからは常にこれが見えるわけで、ある意味不気味な光景が窓の外にいつもある状態ではないかと。

コアタイムあり

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 自由出勤と思われがちですが、ちがいます。

居酒屋「ふれっくす」
 居酒屋「ふれっくす」

 フレックス出勤というとコアタイムがあり、その前後を挟んで決められた1日あたりの勤務時間をこなして仕事をしなければなりません。
 この店ではフレックスな感じなので、コアタイムには常連が詰めているわけです(ウソ)。

ほんまでっか?

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 大阪の水道の水はまずい~!
 え?もう、そんなことは言わせませんよ。と、言えるぐらいになりました。

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なにわ育ちの美味しい水 ほんまや
 大阪市水道局から販売されている

 大阪市の水道水は淀川の味がする・・・。上海の水道水は揚子江の味がする(体験済み)、ではありませんが、大阪の水といえば日本一まずいのではないかと思えるほどでしたが、高度浄水処理を2000年から大阪市内全域に通水してから数年経過して、「そのまま飲める」水になりました。

 活性炭ろ過とオゾンによりカビ臭の除去とトリハロメタンや病原性菌類の低減を目指しています。おかげで水道代が値上げになりましたが、塩素は確かに入っている(法令で決められているので)ものの、風味はたしかに劇的に改善されています。いままで、いちど沸かさないと飲めなかった生水がそのまま飲めるほど改善されました。

原材料名に水道水
 原材料名に水道水
 しかも高度浄水処理水とまでご丁寧に書かれている

 そこで、この美味しい水道水を瓶詰め(PETボトル詰め)して販売してやれ~!と、企画されたのがこの「ほんまや」なのです。原材料は大阪市の水道水(冗談ではなく本当にそうなのです)で、それを残留塩素除去・加熱殺菌(蒸溜ではありません)してボトル詰めします。
 塩素除去をしているので純粋に水道水とは違いますがミネラルウォーターと違い軟水であることから味も風味も無く大変クセの無い水に仕上がっています。お酒の水割りにじゅうぶんそのまま使えるのではないかとおもえるぐらいクリアな水と思います。贔屓目にも「大阪の水はまずいなぁ」としか思えなかったことから比べると劇的に変わりました。
 水源の水質の変化が激しいことを考えると実際の水道水は多少風味などがふらつきを生じますが、「ほんまに」美味しくなりました。ここ近年まで市販のペットボトルの水を購入していましたが、その量は激減しました。ほとんど水道水を冷やして飲んでいます。
 さすがにぬるくなった水は水道水独特の風味が生じますが数年前とは大違いです、さらに冷やすことで抑えられるため冷やして美味しく頂いております。身体に良いかどうかはよくわかりませんが(笑)。

 まあ、水道代なりの水といえるかもしれません。大阪の水道料金が高いのもまた悩みの種とも言えます。

OSXとUNIXの関係

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昨年より季刊誌に変わってしまってちょっと寂しいUNIX magagine(ユニマガ)です。

UNIX magagine
株式会社アスキー発行 季刊 UNIX magagine
2007年10月号(第22巻 第4号 通巻240号)

Mac OS XがUNIXであるという言われ方を良くします(実際私もそういう言い方で伝えます)が、実際の中身はどうなっているのでしょうか。
特別記事として白山貴之氏による「Inside Mac OS X」に技術的に見たOSXの実装等について詳しく解説・考察した記事がが掲載されています。
アップル社の技術情報等ではよく、Mach(マーク)の上にUNIX(FreeBSD)サーバーが載ったような実装の概念図が出ている事が多いのですが、実体(Darwinカーネル)はそう簡単な切り分けではないようです。

OSXはカーネルにカーネギーメロン大学(CMU)の開発したマルチプロセッサの分散環境を実現するためのマイクロカーネルであるMachを採用しています。これはOSXへ至るもとの技術がNeXT社のNeXT OSだった事が色濃く反映されています。実際のOSXのカーネルは、Machの機能を利用したMachIPC、デバイスドライバとしてのI/O Kitや、UNIXベースの概念とサービスを提供するBSDレイヤなどと含めてDarwinと呼ばれるモノリシックカーネルとなっています。

少々ページデザインに難がありました(記事の文字のバックにアイコンが濃い背景として配置されていて読みにくい)が、内容は大変面白く、非常に興味深く読み進ませていただきました。

 柔術整復や柔術整体でスポーツ専門の医科がありますが、これはどうかと。

接骨院
 「宮川接骨院」の看板

 ちょっとこれは復帰できるかどうか微妙な気がするのですが、どうでしょうか。
 かなり包帯ぐるぐるの力士です。いや、そんなに怪我をして回し巻いて練習したらだめでしょう。安静にするのが練習と思えるぐらいな気がするのは要らぬ心配性を持つ私だけ?

 まあ、明るい笑顔で怪我を見せられてしまっても、応対に困ります。
 大事に至らぬよう、お大事に。

顔が文字

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 こどもの絵文字に「へのへのもへじ」がありますが、こいつはちょっと似ています。

ハマムラ
 ハマムラ

 中華料理店のハマムラの看板。
 顔の部分が「ハマムラ」で出来ています。「へのへのもへじ」や「つるニハ○○ムし」みたいな感じです。

 文字で出来た顔の絵はいろいろバリエーションがあるようなのですが、「へのへのもへじ」が一番メジャーと言えるでしょう。ただしこれも複数の辞書をみてみると「へへののもへじ」と記載している辞書もあり、どうやら本来の言い方は「へのへのもへじ」ではなく「へへののもへじ」が先にあったようです。NHKのみんなのうたで「へのへのもへじ」が出てからこちらになったのではないでしょうか。

 他には「へめへめくつも(女の子)」「へあへあくつも(へめへめが二重の目になる)」「へのへのもへの(丸顔)」「ヘマムシ入道」などいろいろあるようですし、これら古くからあるもの以外に新たに創作されている方もいらっしゃいます。なかなか面白そうですね。

 上記、ハマムラの意匠ですが、昔はCMでハ・マ・ム・ラと順に文字が出て来る映像で放映されていたように記憶しています。老舗中華料理店なんですよね、本当は。
 もっとも、この看板、大阪・京都の関西圏でしか見ることができないようです。でも、京都のハマムラと大阪のハマムラ、微妙に違うのではないかと思えます。実は良く似た違う系列なのかも・・・。

見つけにくい

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 ♪かくれんぼするもの寄っっといで〜

居酒屋「かくれんぼ」
 居酒屋「かくれんぼ」案内看板

 確かに路地裏の見つけにくい場所にはあるのですが案内看板の店名が「かくれんぼ」では意図的な店舗配置なのかと訝ってしまいます。しかし、店舗テントの表記はかなり大きく描いてあり、かくれんぼしたいのかしたくないのかよくわかりません。

居酒屋「かくれんぼ」
 居酒屋「かくれんぼ」店舗テント

 かなりこのテントは目立ちます。
 かくれんぼをしたいのかしたく無いのか微妙です。

 今も家電総合でがんばる日本橋の超老舗です。


ナニハ電気商会
 「ナニハ電気商会」

 「ナニワ」ではなく、「ナニハ」なのです。読みは同じで「なにわ」と読ませます。
 電気店としての創業が戦後間もない昭和23年(1948年)といいますので、戦後の闇市的日本橋の黎明期からある老舗の中の老舗のひとつです。
 はじめは照明器具の店舗だったそうですが、徐々に総合家電店へ。現在は店頭にはごらんのように携帯電話がずらりとならぶ、トレンドを抑えている(老舗の)電気店です。

 店舗は写真では写っていませんが、うなぎの寝床のように細長~い店舗です。なんと裏通りまで通じているとか。
 左右の店舗は入れ替わりますがこの店舗だけは頑として電気店を続けています。

くん付け

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 なんでも「〜くん」とすると親しみを持ってもらえる。ですか?

洗いぐまくん
 大型コインランドリー「洗いぐまくん」

 アライグマは狂犬病を媒介する事もあるというとんでもない動物です。もともと日本には生息せずアメリカから移入して野に放たれたため、天敵も居ない事から繁殖し、農作物や在来種の動物への被害が甚だしく、害獣として取り扱うべき動物です。もちろん、動物園の檻の中など、管理されたところで開放されていなければ別です。
 某アニメーションのおかげで愛嬌のあるかわいい動物と見られがちですがペット向きではありません。

 もともとは水中の獲物を探るために水の中に前肢をつけて探る動作が物を洗って見えるというためアライグマという和名が付けられたようですが、飼育環境下では水の中にある獲物を捕るのではなく前肢で保持している餌を水につける事になり、持って洗う動作になってしまいます。
 したがって野生の個体にはあのような持っている物を水につけて洗うように見える習性は全くないそうです。

 しかし、このコインランドリーのネーミングがあまりにも安易ではありませんか。
 「〜くん」とつけると、いきなりキャラクター化してしまう魔法の言葉です。
 「〜ちゃん」と同じです。
 「パソコンくん」や「パソコンちゃん」。ほら、もう、なにやらキャラクターめいたものが頭の中に浮かんできませんか。かなりゆる~いキャラクターのような気もしますけど。

変化するキタ

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 阪急阪神の統合によりエイチ・ツー・オー リテイリングに営業も統合されることもあり、梅田はドラスティックに変化しつつあります。キタはみるみる町並みが変わっています。

三番街シネマ閉館
 三番街シネマ閉館

 9月24日をもって閉館(廃館)してしまいました、三番街シネマ1・2・3です。
 いろいろな映画をこの劇場で見た記憶があります。その1つに2001年宇宙の旅の再上映をここで見たこともあり、大変思い出深い劇場です。
 郊外型のシネマコンプレックスの影響で市街地の映画専門館はかなり厳しい状況を強いられていたのですが、ついに閉館となってしまいました。近隣に出来たブルク7による洋画の同時公開などの影響も大きかったようです。

ナビオ閉館
 ナビオ閉館
 「ナビオは、あなたを忘れない」のコピーが郷愁を誘う

 地下1階〜地上5階までのショッピングフロアが10月28日をもって閉館。6・7階のレストランフロアは一時休業の後に再開するそうです。劇場はそのまま営業を継続します。
 映画館については上記の三番街シネマの廃館に伴い、隣のHEPファイブ(観覧車のある建物)と現状のHEPナビオの劇場と合わせ、10館を擁するシネコンとして再スタートするとの事。
 またショッピングフロアは現在改修中の阪急百貨店の別館として来春オープンする予定です。

 敬愛すべき、たなかじゅん氏の初めての単行本です。

わかってまんがな
 たなかじゅん著  ヤングサンデーコミックス 小学館刊
 わかってまんがな
 1992年1月5日 初版第1刷発行
 ISBN4-09-151331-X

 ※現在版元在庫もなく出版元での重版の予定はありません

 いきなり新本での入手不可の書籍で申し訳ありません。
 しかしながらこれは現在、ナッちゃんを連載中のたなかじゅん氏の初めての単行本作品というところで取り上げさせてもらいました。今回は元ネタとなった風景等を現在と見比べてみようと言う試みなのでかなり長くなっていますがご容赦ください。
 また、引用を快諾していただいたたなかじゅん氏には大変感謝しております。

梅田曽根崎界隈
わかってまんがな
 梅田曽根崎界隈


 建物はともかく広告類は面影すらありません。
 ・第一勧業銀行 → 東京スター銀行
 ・メルシャンワイン → 日本土地建物
 ・旭屋書店の広告 → 廃止
 ・エスバイエルの広告(National/Panasonic) → エスバイエルが不正会計問題で落ち込み・本社梅田ビル売却
 ・TDK(一流メーカー) → 武富士(サラ金)
 と、まあ、散々なものです。関西の経済の様子を示しているといっても過言ではないでしょう。
 左端の建物は大阪府警曽根崎署、その手前にある銀色の怪しい物体は梅田換気塔です。

大黒ふとん店大黒ふとん店
 大黒ふとん店

 ほぼ昔と変わっていません。漫画のほうはクーラーの外機や壁の補修跡などが描かれていますが、実際は塗り壁ではなくタイル壁です。
 店の雰囲気は漫画の状態と変わりません。備え付けの常備品と化した店番の方がいらっしゃいます。もちろんちゃんと布団も売っています。

淀川河川敷
淀川河川敷
 淀川河川敷

 大阪工業大学は敷地が狭く運動場というものを自前で持っていませんでした。屋上プール付きの体育館はあるのですがいわゆるグラウンドというものはなく、大阪市から河川敷を借りて使用しています。付属の高校である大阪工業大学付属高校はラグビーの強豪であり、高校と大学の共用で利用しており、この河川敷で練習をしていたわけです。
 ラグビーのゴールポストや、サッカーゴールなどが写っていますが、サッカーゴールは淀川が増水して河川敷まで水があふれてくると流されてしまい新調しなければならないというなんだかなあの施設です。
 遠景に見える橋は豊里大橋で、左側の川向こうは大阪市東淀川区、右側は大阪市旭区方面となります。
 作品中に描かれている「アッ!あぶない」の看板は、すでに撤去されてしまっており、この味のある注意看板は見ることができません。残念!

バナナホールハバナホール
 バナナホール

 某IT企業(イーディーコントライブ、現ヤマト)に買収されその去就を見守る状態の施設です。
 先般、明け渡しに対する抗告が却下され、今後の動向が注目されるライブホールです。ここから巣立ったアーティストも多く、席数の少なさがネックでありメリットでもあった貴重な小屋だったのですが、どうなるかはまったく判らない状態です。
 作品中でハバナホール(Habana Hall)となっており、きれいな外壁ですが、当時のバナナホールは描かれていたのと同じような状態でした。しかし、近年に落書きとも言えぬスプレー画が描かれてロックというよりパンクのような感じになってしまっています。個人的にはこれは無いほうがカッコイイと思うのですが。

かどや食堂かどや食堂
 かどや食堂

 チラとしか描かれていませんが、角にある「かどや」です。
 千林の今市商店街を抜けた先の公園前の角にあり、屋号は「公園前かどや」が元の名称です。漫画では公園前の文字が外されています。
 千林界隈はバイク通学だったこともあり、あまり散策・徘徊をしたことが無く、今回改めてじっくりと回って収めました。私の学生時分はそんなものに目もくれていなかったと言う事ですね。

露天神社(お初天神)露天神社
 露天神社(お初天神)

駅前第3ビル駅前第3ビル
 露天神社から見た駅前第3ビル

 漫画と同じアングルは見ている樹木が育って大きくなり無理でした。拝殿の後方の樹木も漫画の頃から大きく育っているのが判ります。時代が流れている証拠です。ビルは大阪駅前第3ビルなのですが、特徴のある外装は描かれていません。
 近松門左衛門の人形浄瑠璃の戯作で、実話を元に描かれた「曽根崎心中」のモデルとなったヒロイン「お初」とその相手だった「徳兵衛」のブロンズ像が境内にあります。
 神社の祭神は少彦名大神と菅原道真ですが、いまや元の露天神社という名称よりお初天神のほうが通りがよい状態になってしまいました。商店街が隣接しているとはいえ梅田のオフィス街の真っ只中にあることから、昼休み時はサラリーマンの方々の往来も多くあるのですが、お参りする人は逆に少ないようです。

ロフト梅田店ロフト梅田店
 ロフト梅田店

HEPナビオHEPナビオ
 HEPナビオ(ナビオ阪急)

 ともに茶屋町や曽根崎界隈のランドマークともいえる建物です。
 ナビオ阪急の左側に写っている観覧車は掲載当時は無かったHEPファイブの観覧車です。さらに、このナビオ阪急ですが、10月をもって閉館となり、シネコンではなく映画館のみの営業に切り替わります。今月一杯は店舗のほうは閉館セールをやっているそうですので、掘り出し物が見つかるかもしれません。

 大黒君たちの住んでいる街並は千林と鶴橋が混在しています。

鶴橋駅鶴橋駅
 鶴橋駅
 ミヨシ正宗の看板は正宗屋になっていた

 その他、大阪工業大学から地下鉄千林大宮への途中の商店街や街路、千林商店街近辺などの風景がありますが、なかなか特定できずに今回は掲載を断念致しました。

 今回の記事化に際して、多大なるご協力いただいた、たなかじゅん氏に改めて感謝致します。

 [参考・引用文献]
 たなかじゅん著 わかってまんがな 小学館刊
 作品中から風景のコマを引用させていただきました。

ニコイチ

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 半人前のものを2つ合わせて一人前に仕立て上げるのがニコイチです。

中華「万里」+麻雀「長城」
 中華「万里」+麻雀「長城」
 英語ではThe Great Wallである

 うまいぐあいにやられました。それぞれの店舗名だけ見ても成立しそうですが、2つ同時に見せられると「ははあ」となります。
 どうして中華料理店が万里で麻雀店の方が長城なのかは疑問に感じる所です。
 なにやら所以がありそうですが。

ものの程度

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 「まあ、ほどほどにしましょう」というのが酒類の薬効でしょうか。

ほどほど
 「ほどほど」

 どうやら居酒屋らしいのです。ガレージではありません(笑)。

 「酒は百薬の長」ですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも言います。
 ほどほどにしておくのが、人生で長く楽しむ秘訣なのでしょう。

 何所においてあるの?~そこらへんに無い?

スナック「そこら」
 スナック「そこら」

 比較的近い場所のある程度の範囲をさす指示代名詞です。
 そこらの店内にはそこらあたりになにが置いてあるのでしょうか。

 オーディオ系のショップ「サウンド寺下」もあったのですが・・・。

寺下でんき
 寺下でんき

 オーディオ系の店舗を廃業してこちらに統合されています。
 そのせいか、家電店というよりオーディオ・ビジュアルショップの形態に近い状態の営業になっています。街頭テレビではありませんが店舗先に展示された大型フラットパネルディスプレイは野球中継、スポーツ中継等の際には本当に「見てるだけ〜」の観衆が多く集まり、はたして営業の役に立っているのかどうかとこちらが心配になります。

 どんどんとオーディオ系ショップも閉店され、電器店や照明器具店も徐々に少なくなってだんだんと「電気街」というイメージでは無くなってきた日本橋がちょっと寂しい感じになります。

 最近の若い人には「日本橋」を「にっぽんばし」と読まずに「にほんばし」と呼ぶ人もいるそうで、時代の移り変わりを感じます。って、やっぱり「ぽんばし」なんだから「にっぽんばし」やろ?と、ツッコミは入れるのです。

この道は

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 いつか来た道~♪

スナック「いつか」
 スナック「いつか」

 きっと、「いつか」行こうと思っているうちに、機会を逃していけなくなります。
 行くなら今すぐに走らなければ!

 いや、外であまり呑まないので、私は行きませんが。

 化石になってしまう時間が経過してもお湯を注いで三分間で。

カップヌードル
 カップヌードル
 化石になっても美味しいのだろうか
 写真では向かって右隣には携帯電話があり左奥にはハンバーガーの化石らしきものが

 以前ご紹介したインスタントラーメン発明記念館の1Fロビーに展示してあるディスプレイなのですが、周りの化石に埋もれた(たぶん化石の)カップヌードルからフォークで麺が持ち上げられています。
 化石になってもお湯を注いで三分間まつと美味しく食べることができるという趣旨だと思われます。

 この麺がフォークで持ち上がるタイプの元になっている食品サンプルは大阪発で、イタリアンスパゲティなどの喫茶店のスパゲティメニューに使われたのが発端です。人の予想を超えて度胆を抜くディスプレイを考える大阪人らしい発想を認めざるを得ません。

お好み焼き
 お好み焼き

焼きそば
 焼きそば

 もう、こうなればなんでも持ち上げます。動きのある食品サンプルを作って目立てばよいのです(笑)。
 他にもピザやラーメンなどもあるのですが、残念ながら写真に収めておらず見つかり次第、追加させていただきます。

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