2012年4月アーカイブ

科学の光で照らそう(その1)

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 年に一度の一般公開日に行ってきました、SPring-8。

蓄積リング施設外観
 蓄積リング施設外観

 小雨のパラつくあいにくの天気でしたが、一年に一回しか一般公開が無いため、ちょっと遠いのですが足を伸ばして参加してきました。とにかく人気の施設。平常の実験が行われている日には想像もできないような人、人、人でした。
 施設公開の詳細情報はこちらで参照してください(公開は終了していますので、公開前の記載と異なるものがありますがご了承ください)。

 とりあえず8GeVの蓄積リングは上空から見ないと丸く見えません。地上から撮ると、上の写真のように何か長~い建物にしか見えずさっぱりです。

 運転時は中は凄まじいX線の嵐になっていますので、ビームラインを含めて運転を止めているときだけに見ることが出来ます。今回の施設公開にあわせて運用のスケジュールをかなりやりくりしたそうで、苦労が偲ばれます。実験待ちの人からすれば、一般公開なんかどうでも良いから、オレの実験をさせてくれ!って所なのでしょうが(苦笑)。

 今回は加速器見学ツアーに参加し、SPring-8の光の元の元からスタートしてみることが出来ました。まずは線形加速器(Linac)棟へ向かいます。

 線形加速器電子入射部
 線形加速器電子入射部

 ここがSPring-8の放射光の源である電子の発生部分です。左奥に2組ある電子銃から放出された電子を加速してシンクロトロンを経由し、最終的に蓄積リングで放射光を作り出します。
 2組あるのは冗長化のためで、どちらか具合が悪くなっても実験環境を維持できるように切り替えて運用するようになっています。

電子銃
 電子銃(実物)

電子銃カットモデル
 電子銃(カットモデル)

 電子銃はバリウム含浸タングステンをカソードとして1000℃以上に加熱した上で170kVの高電圧を非常に短い時間(1nsあるいは40ns)印加し、出てきた熱電子をさらにバンチャー(入射部写真の朱色のコイル群)で電子を加速しやすいように塊にします。電子塊(バンチ)は1秒間に1回の割合で出力するとのこと。

電子銃電源
 電子銃電源
 長い碍子と床から持ち上がった高さが高電圧を物語っている

 集塊した電子を、今度は加速管で加速してやります。加速には高周波を用いるのですが、約2.8GHzの周波数で加速を行います。

加速管
 加速管

加速器全景
 加速部分

 加速のための高周波は真空管の一種であるクライストロンで生成され、建屋2階に設置された発振変調器から導波管(銅製のパイプ)を通って加速管のコイルに流されます。

クライストロン
 クライストロンと変調器

 馬鹿でかい変調器(モジュレータ)とこれまた大きいクライストロンE3721と立体回路が延々と25セット並んでいます。高周波出力はMW単位。以前は一般公開の見学ルートにこのフロアを端から端まで歩けたそうなのですが、時間短縮のため省略との事。ちょっと残念です。

直線加速器終点
 線形加速器終点

 線形加速器で1GeVまで加速された電子は、ここでSPring-8へ向かうシンクロトロンへ流すか(右端の直線ライン)、ニュースバルへ流す(青い偏向磁石で曲げられた先)かを制御します。どちらにも流さない場合はビームダンプ(中央の丸い部分)に当てて破棄します。

 線形加速器で1GeVに加速された電子はすでに光速の99%以上に加速されています。
 この状態で偏向コイルなどを用いて向きを変えるだけでシンクロトロン放射によりX線が放射されるため、稼働中はこの建屋の中は立ち入り禁止になります。さらに2.8GHzで数MWの高周波出力が渦巻いていますので、巨大電子レンジの中と同じ状態に...。

 線形加速器を出ると、次は蓄積リングに投入する8GeVまで加速を行うシンクロトロンです。

グレードアップ

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 先般の出力バッファのオペアンプ回路で終わるつもりがこちらも改造。

usb_dout2706改
 usb_dout2706kit改(笑)

 改造ではなく実は2台目の製作。
 先日のオーディオキット製作体験会でササッと組上げました。

 何が違うかというと、DACのアナログ出力に使われているコンデンサをJovialの100μF/16Vの同定数・同定格に変更して組上げました。スルーホール基板の部品外しは流石にハンダ吸い取り器が無いと難儀しますので、音の違いを見る意味ともう一台必要になったので別途で組立てました。

 で、何が変わったか。
 あらま、びっくり。思った以上に、さらにクリアな音に変化しました。
usb_dout2706kit基板上ではPCM2706搭載のDAC出力をLPF回路を経由してアナログ出力としています。その出力のラインにガッツリ電解コンデンサが入っているのです。キットではUFW(オーディオ・アプリケーション向け電解コンデンサ)でそろえられていたのですが、電解コンデンサとはいえ、さらにハイグレードの音響用に換装すると変わるのかという実験です。

 まあ、ほとんど自己満足みたいなものですが、確かに音が変わりました。
 特性試験は手元の環境では出来ないので数値的にどうこうは不明です。

連休初日

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 ゴールデンウィークだそうですが、関係なく晴れていたので出発。

遠坂峠
 遠坂峠

 終日晴れて天気がよさそうだったので、早朝に出発。いつものように妙見から篠山に抜けて遠坂峠から和田山へ。その先はひたすら9号線で鳥取まで。

砂丘会館
 砂丘会館

 ゴールデンウィークなのでさぞやあちこち混雑と思いきや、そうでもなく、快適に走ってきました。もちろん、遅い車に阻まれるというのはいつものことです。
 鳥取に昼前に到着。妙見から篠山に抜けるまで山中は8℃とかの表示を見て寒い思いをしていたのですが、途中から気温がうなぎのぼり。鳥取に付いた段階ですでに30℃近くになり、熱射病になるかと思いました。

湯村温泉
 湯村温泉

 帰りは例によって湯村温泉で足湯に浸かったのですが、もう気温は30℃超え。夏のコンディションです。
 この後、篠山の春日インター横にある道の駅「おばあちゃんの里」で一服して帰途に付きました。あまりにも暑すぎてウェアのインナーを外して帰宅。それでも汗がだくだく。まだ5月になっていないのに、訳の判らない暑さでした。
 その割りに、朝が寒いので服装の調整に困ります。

 ここのところ、土日にずっとぐずついた天気だったり、大雨だったりしたので、久々に走りに出ることができ、480kmのロングツーリングとなりました。

巨大マンホール

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 忽然と、しかもしらっと、潜んでいる巨大な穴。

巨大マンホール

 「大阪 アホげな小発見。とか」のサイトでいつぞやに見た記事がどうもデジャヴ。
 と、思っていたらやっぱりありました。巨大マンホール。

 第一級国道である国道9号線。片側一車線とはいえ、トレーラーなどの大型車両も走るそれなりに幅のある道ですが、その片側車線の幅一杯に広がる巨大なマンホール。さすがにこの大きさのチェッカープレートは無いのか中央で2枚のプレートを溶接しているようです。

 それにしても、あまりにも大きすぎる...。
 バスやダンプでも落とせそうです。

ディレイ

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 先日のオーディオキット製作体験会で製作。

デジタルディレイ
 謹製「ディレイ」
 ケースはTAKACHI TD 9-12-4

 デジット主催のオーディオキット製作会でまとまった時間を利用して製作。
 死蔵状態だったので、やっと陽の目を見る事になりました。とはいえ、キットはボード部分だけですので、その他のケース、ジャック、つまみやボリュームなどは自宅在庫品を最大限活用して製作に臨みました(もっとも購入先はデジットやシリコンハウスです)。

 やっぱり面倒なのがケース加工です。寸法出しとポンチ打ちに穴あけ。ドリルは会場に用意して頂いていた段付きドリルを使うため、3φの下穴をそれぞれに開けてから段付きドリルで必要なサイズまで広げてやります。いやあ、電動工具ってすばらしいですね。ハンドリーマーでごしごしやっているのを考えると、一瞬で目的サイズの穴が開きます。

ディレイケース内
 ケース内(配線のみ)

ディレイ内部・基板付き
 ケース内(基板実装)

 ケースに部品を実装してから内部配線にかかります。エフェクターの作成の時間配分を考えると、プリント基板で製作する場合は基板1/4、ケース1/4、残り1/2が筐体内配線といったところでしょうか。プリント基板ではなくユニバーサル基板で製作するとたぶん、基板1/2位のウェイトになります。

 配線はすべてBELDEN 8503の撚り線で行います。
 コネクタで基板に接続しますので、コネクタのオスはコンタクトピンをせっせとカシメてプラグに挿入というのを延々繰り返します。この製作の場合は全部で15ピンもバレルタイプのコンタクトピンをカシメて線材を圧接する訳で、もう、内職とほとんど同じ...。

 コネクタを使わずに基板に直接配線してしまうと基板の取り外しや配線中の他の配線が邪魔になり、うっかり被覆を半田ごてで溶かしてしまう事もあり得ます。配線材のBELDEN 8503は被覆が通常の塩化ビニルなので熱に弱く、すぐに溶けてしまって線材が露出する可能性が高く、ここは面倒でもコネクターを使って配線する方が便利ですし安全です。
 もちろん、製作後に基板を改造するなどという悪行(笑)をする場合は尚更で、カンタンに基板が外せないと泣きを見ます。

 今回のメインとなるデバイスであるPT2399ですが、ディレイ関連のデバイスがあまりどこも取扱が無く、キットもなかなかの売れ行きとか。tonepadのサイトfx projectの作例中にRebote Delay製作例にPT2399を使用してあることからデバイス単体で買いにくるお客さんも居そうです。
 PT2399はA/DおよびD/Aコンバータを内蔵。内部に44kbitのメモリをもっており、クロック速度を内蔵VCOを利用して変更する事で遅延時間を変更するという、やや強引な遅延時間調整法を採用しています。VCOに加える電圧を周期的に変化させるとコーラスエコーみたいな事も出来そうですね。

 製作体験会で完成した段階でギターを持参だった方に試奏してもらいました。なかなか良いとの事。これで知人に引き渡して楽しんでもらうのに自信がつきました。ディレイタイムを調整しないと、エコーバックしている音で自分が何を弾いているのか解らなくなるのが難点かも。

 筐体内、基板の幅サイズ問題以外は全てのパーツが収まりそうですので、もう一台、1590Bで製作して手元に置いておこうと思います。基板ゴリゴリと削らないとダメですけど。

開くの秘密結社

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 いや、誤変換です。

SHOCKER!!!
 SHOCKER!!!

 言わずと知れた悪の秘密結社ショッカー。
 仮面ライダーシリーズの初めから登場する本郷武らを改造人間たらしめた、ハイテク集団。日本以外にも海外に支部が存在し、日々、悪の世界征服を着々と進めているにもかかわらず、なぜか日本だけは仮面ライダーに負け続けて失敗を重ね続けています。

 件のお店、服飾店のようですが、残念ながらショッカー戦闘員の制服は販売されていないようです。

 ちなみに誤変換では「灰汁の秘密結社」とか「空くの秘密結社」とかが最初の方に出てきて、「ことえり」に辟易しています。ま、笑って済ませていますけど。

駄洒落

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 正しくは「グッド・ラック」です。

グットラック
 トラックの荷室扉

 日本人には「グットラック」と聞こえるかもしれません。
 駄洒落の元の英語は「good luck」で「グッド ラック」が近似のカタカナ表記になります。一般的な訳語だと「幸運を!」という事でしょうか。

 トラックに掛けて「グットラック」としているのですが、「グッ」が「グッド」の短縮形ですので、「いいね!トラック」の意味にも取れます。もちろん「グッドラック」に掛けているのは間違いなさそうです。

 流通の大きな役割を担うトラック輸送。輸送と安全に対して社会における責任は大きなものがあります。安全運転で過ごして欲しいのはトラック側もその他の車両も換わる事がありません。
 他の人への「幸運を!(good luck)」より、自身の安全運転も怠らない事を願います。

なんでそうなんや(#50)

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 商売の基本は頭を垂れて腰低く、です。

ありがとう屋
 「ありがとう屋®」

 無理矢理感が否めません。
 「ありがとう」に「や」はあまり付けないと思えるのです。

 「ありがとうさん」とか「おおきにや」となるのが通常の大阪弁の用法。
 リサイクル品を持ち込んできてくれるのが商売の元手になりますので、素直に「ありがとう」なのでしょうが、やはり人情を前面に出すのなら「おおきに」の方が自然に聞こえます。
 なんだか「ありがとう」を売っている店舗に勘違いしてしまいそうです。いや、しないか。

製作体験会

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 引き続き参加させていただきました。

製作体験会会場
 製作体験会会場
 共立電子産業 本社ビル 1Fセミナー室

 前回に引き続きデジット主催のオーディオキット製作体験会に参加させていただきました。開催は21日と22日の2日です。

製作会の様子
 製作会の様子

 皆さん黙々と作っています。静かです。
 今回の参加された方々の製作で多かったのがギター関連。エフェクターとギターアンプやギタープリアンプキット、はたまたギターアンプに組み込む目的に作るTD-3886 20Wパワーアンプなどなど。
 その他、スピーカーボックス、ハイエンドヘッドホンアンプにデジタルアップサンプリングのセットの組み立てを継続して挑戦していらっしゃる方など様々です。

 製作体験会に参加すると、とにかくフルサポートが最大のメリットでしょう。
 デジットのキット開発の方も含めたスタッフが絶対に「完動する」まで面倒を見てくれます。時間切れで不動の原因が追求できなければ、製作物をお預かりしてでも動かすという力の入れよう。
 ですので、「半田ごてを握ったことも無い」もしくは、「中学校の技術の授業以来」という人でもちゃんと完動するまでサポートして頂けます。時間が足りなくなるとサポートだけではなくヘルプも入り、動作する物を持って帰ってもらうのです。

 ものづくりを体験してもらって完成・感動したときのハッピーな感覚を体験してもらうのが目的ではないでしょうか。そういう意味ではオーディオキットは、完動すれば音が出るという、すぐ結果が判るキットの王道ですので、すなおに自分の手で作りあげた物の完成に感動を体験できる良い機会だと思います。

デジタルオーディオ実験基板群
 デジタルオーディオ実験基板群
 ラインアップ製品がありすぎて迷うくらいである

 会場にはデジットのキット群がご覧のように整然と陳列されています。特に最近力を入れている、デジタルオーディオ関連はどのように組み合わせて自分のデジタルオーディオシステムを構築するか迷うくらいの数があります。
 また一部、開発中の製品のデモも行われていました。
 写真のものは非同期アップサンプリングコンバーターの試作品です。現状は複数基板で構築されている非同期192kHz/24bitまで対応のアップサンプリングコンバータですが、単一基板で構成してLCDディスプレイも付くなどして操作性もアップがなされるようです。

アップサンプリングコンバーター
 アップサンプリングコンバータ(開発中)

デジタルディレイキット
 デジタルディレイキット
 ケース、ボリューム、つまみやスイッチ類などはキットに含まれていないので注意

 今回の製作は、いつぞやに購入して死蔵していたデジタルディレイのエフェクターキットですが、やっと日の目を見て組み立てることになりました。数年寝かしておくと音が良くなる...わけはありません。本の積ん読(つんどく)状態でお恥ずかしい限りです。
 ちょっと基板が大きいので大事を取ってケースにはタカチのアルミダイキャストケースであるTD9-12-4Nを使ってみました。デジットのエフェクターキットの基板のサイズが微妙にHAMMOND 1590Bの裏蓋に収まらないのです。1mmほどなのですが...。ちなみに前回のオーバードライブの時は基板をヤスリで削って無理矢理小さくしました。本当に少しのサイズの差なので製品基板を調整してもらいたい所です。

デジタルディレイ基板
 デジタルディレイ基板完成

 キットには入出力端子を含む外部接続にピンヘッダを使う想定になっているのですが、そのままピンヘッダを活かしてQIコネクタ(2550コネクタ)で組み立てるとコネクタの部品高さが高く、筐体内の高さに収まらないので、キットに添付のヘッダピンから日圧のXHコネクタに変更して製作しました。接続線はBELDEN8503を用いてコンタクトピンを圧接してセコセコと内職仕事で組み立てます。
 BELDEN8503はかなり固めの線材ですので、前回同様基板は固定せず、線材の変形だけで基板を浮かせて保持させます。

 今回の製作会ではマイ・ギターを持ち込んで試奏し、音を確かめる方が何人かいらっしゃいました。
 苦労して自分で製作したエフェクターの音に感動だと思います。なにせ、世界に一つしか無いエフェクターです。完成後にコンデンサの変更や定数を変更するなど改造(いわゆるMOD)をする事が気軽にできるのもキットならではです。
 自分で作って自分で改造、すきなだけ遊べます。
 実際に、製作体験会で製作後、動作確認時に好みの音に変更したいという方がおられ、部品定数を変更して特性変更をおこなって満足して持ち帰られた方もいらっしゃいました。
 市販の完成品ではできない楽しみ方がキットの醍醐味では無いでしょうか。

 最後になりますが、会場の設営・撤収を含めサポートいただいたデジットのスタッフの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

デカンショ

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 ジャガイモ、ジャガタライモとも。

デカンショ
 レストイン「デカンショ」

 篠山地方では「デカンショ節」というのがあり、ジャガイモ(馬鈴薯)の呼び名が「デカンショ」となっています。
 従って、この店の屋号を標準語に変換すると「ジャガイモ」となり、なんとも芋臭いといわれなくも無い屋号になってしまいます。

 8月にはデカンショ祭りが開かれ、デカンショ節が盆踊りにも歌われるとかで、もう、街がデカンショ一色。

 ちなみにジャガイモ、花を見れば納得するのですがナス科の植物で、トマトとも親戚です。実際に地下部分をジャガイモ、地上部分をトマトで接木した「ポマト」なる植栽があり、近縁種であることで接木がちゃんとできるということです。
 まあ、ポマトの実際の収穫量はあまり期待できないような気がしますが。

 個人的には屋号より「チョット濃いめの井戸水コーヒー」の方が気になるんですが。

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