2008年4月アーカイブ

日本橋探訪(#120)

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 あらゆるシーンに必要な接着剤。さしずめヨロズ接着相談所ともいえます。

水上化学工業所
 水上化学工業所

 接着剤専門の水上化学工業所の接着相談所兼店舗です。
 開業は1956年といいますから戦後復興で立ち上がってきたころです。
 この店舗の入っている水上ビルは1975年に完成ということですから、この店舗だけでも相当老舗といえます。

 開業以来接着剤専門とのことで、接着管理士の資格を持つ方が常駐。あらゆる接着に関する相談にのってくれると言う頼もしい場所です。

 実際、接着というのはなかなか難しく、接着する相手によって接着剤を選ばなければなりません。特に合成樹脂は接着剤の種類によってはまったく用を成さないものもあり、注意が必要です。
 しかしながら、いくら接着専門とはいえ男女の仲を接着するのは別の話です。

自明な店名(#13)

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 以前にも理髪店で屋号が「さんぱつ屋さん」というのをご紹介しましたが、類似物件です。

さんぱつや
 「さんぱつや」

 床屋ではありません散髪屋(さんぱつや)です。関東では床屋かもしれませんが、大阪では理髪店は散髪屋さんです。
 この店舗の場合、某FC理髪店のように外から待ち時間がわかるようになっています。こちらの方がかなりアナクロではありますが、5分単位で表示を取り替えて外から見えるようにしています。

渡船場(#3)

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 なかなか皆さん利用しているのです。

落合上渡船場
 落合上渡船場
 大正区千島1丁目と西成区北津守四丁目を結ぶ岸壁間100メートル

千歳渡船場
 千歳渡船場
 大正区鶴町三丁目と同区北恩加島二丁目を結ぶ岸壁間371メートル

 いままでご紹介している渡船場ですが、取材中それぞれの渡船場で何便か見ていましたがどれも乗客無しの空便で運行される事はありませんでした。かならず乗客があるのです。生活の路だからでしょう。
 時刻表に書かれた時間になると、ほとんどが自転車に乗った方々ですが三々五々、どこからともなく集まってこられまして、便が運行される時間にはどちらの岸にも人が待っている状態です。無くなると交通手段が無くなってしまうことから財政が苦しい大阪市ですが、このまま運行を続けてほしいものです。

かもすぞ〜

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 世の中、菌が作用して出来上がる食品だらけです。

発酵食品礼賛
 小泉武夫著 文藝春秋刊
 発酵食品礼賛 文芸新書 076
 平成11年11月20日 第1刷発行
 ISBN4-16-660076-1

 もやしもんの中に登場する樹慶蔵のモデルになった、もしくは参考にしたのではないかと(著者は否定しているようですが)思われるのが、この著者の小泉武夫氏です。もちろん農学博士。この書籍の内容自身も参考にしていると思われます。
 菌が作用して発酵した食品で蘊蓄などが出て来るシーンでは、この書籍中の記述が参考にされていると私は見ています。

 とにかく発酵食品礼賛のタイトル通り、発酵食品オンパレードです。
 酒(麹カビ・酵母)や酢(酢酸菌)や納豆(納豆菌)、ヨーグルト(乳酸菌)、チーズ(乳酸菌やカビ類)、みそ・しょうゆ(麹カビ)はともかく、世界中の発酵食品を食べ歩いて調べています。もう、好き者以外の何者でもありません。
 もやしもんの1巻でセンセーショナルに紹介されたキビヤックのほか、続く巻でゾクゾク登場する強烈な発酵食品達があまた掲載されています。
 地獄の缶詰シュールストレミング。
 著者は食べたときに気絶寸前になったというエイの発酵食品であるホンオ・フェ。
 クモノスカビで作るインドネシアの納豆風発酵食品のテンペ。
 ロシアのどぶろくクワス。多分パンクワスでしょう。
 チーズを凝固させるキモシンを産生する菌ムコール・プルシスの話。

 とまあ、ネタ本と思われても仕方が無い位いろいろな発酵食品を網羅しています。
 もやしもん本編は酒に傾注しているようですが、まだまだネタに出てきそうな発酵食品も多数掲載されています。

 あと、美味しんぼでよく登場する火腿ですが、中国の肉の発酵食品です。
 美味しんぼでは「中国ハム」と称される事もあり、中華食材店の店頭で缶詰の火腿(ランチョンミートみたいな缶詰)と称して売られているものと混同しやすいのですが、ハムとは名ばかりのカチコチの肉の鰹節といったものです。缶詰で売っているスパムみたいなものとは完全に別もの。金華ハム(金華火腿)となると間違いありませんが、中国ハムといわれるとちょっと違います。実物はまだお目にかかった事はありません。

 ほかにもまだまだ、菌の作り出す美味しい(強烈な)食べ物がまだまだあります。
 根が食いしん坊なので、どれも食べてみたい誘惑に駆られますが、匂いに負けそうなものも多数。

 やっぱり食べ物の本は、読むだけでは面白く無いですねぇ。食べなきゃダメです。本を読んでも美味しく無いですから。でも、キビヤックやシュールストレミング、ホンオフェなんか本当に食べることができるかどうかはまったくもって自身ありません(笑)。

バッタモン

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 金融流れ商品を指す言葉にバッタモンという呼び方をします。

バッタ商品
 バッタ商品とある店頭

 あんまり良い言葉ではないのですが、バッタモンというと二束三文で買い付けた金融流れ商品のイメージが大変強く感じます。パチモンとちょっと違うのです。よくパチモンである所をバッチモンとかバチモンなどと言って偽物・まがい物を指している例を見かけますが誤用も甚だしいと言えます。
 こちらはあくまでも正規流通から外れた買い付けやルートで仕入れた商品を指すわけです。

 バッタもん。買い叩かれて悲しい運命の末に店頭に並んでいるストーリーが透けて見えます。
 いや、私の気のせいかもしれませんが、涙と哀愁を誘います。

温酒場

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 温酒場と書いて「おんさかば」または「おんしゅじょう」と読むそうです。

上田温酒場
 「上田温酒場」

 なんともノスタルジックな感じがしますが、まさにそのまま。
 古民家を利用して小洒落た古さを演出した今時の居酒屋とは趣が違います。昭和だ何だという以前に、ここの場所でずっと店を構えて自然と醸し出される古さがあります。もちろんお客さんもそれなりに古い(失礼!)ヒトばかりのようです。
 居酒屋だのという飾った言葉ではなく一杯呑み屋と呼ぶにふさわしい雰囲気です。

 ちなみにこのお店、昭和12年に創業だとか。古い!

ゆがみまくり

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 路はまっすぐなのですが、歩道がそうは行かず。

うねる歩道の境界線
 うねる歩道の境界線

 とにかく路はまっすぐについているのですが、歩道との境界線が電柱やらなにやらの路上設置物などを迂回する目的か、境界線がうねうねとうねっています。
 ガードレールならこんなことには絶対ならないだろうと思います。
 確かにこの路は路線幅が狭いのは判るのですが、かといって歩道の幅を縮めて車道幅を確保するのはいかがなものかと。で、この路の場合は電柱などの路上障害物を避けるために歩道の境界が動かされてこのような状態になっているのです。

 路そのものは真っ直ぐ。歩道がくねくね。
 なんだか不条理な路線設計を感じます。

日本橋探訪(#119)

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 日本橋というより難波かな…。

ファクトリーギアなんば店
 ファクトリーギアなんば店

 千葉県柏市に本店があり、東京、さいたま、横浜、群馬、札幌、広島、豊橋などに視点を持つファクトリーギアのなんば店がオープンしました。ファクトリーギアとしては関西地方には初の出店となります。
 取扱工具がDeen、Snap-on、KTCなどとなっています。そう、自動車などのメカニック系の高級工具取扱店なのです。電器の街の電器工具の店ではありません。
 取扱商品もドライバー類も機械向けで、そのほかメガネやヘックスなどのレンチ類、ユニバーサルジョイント、トルクレンチなどのほか、工具キャビネットなどの取扱をされているので車いじりや単車いじりの人のための工具専門店と言えます。

 取扱工具に海外メーカーなどが多い事から五階百貨店界隈の工具店舗とかぶる事は無いとは思いますが、なかなか野心的な出店と思えます。
 場所は日本橋というよりなんばパークス前。ターゲットは比較的若い世代としている感じがします。

 東京などの店舗のアンテナショップ、リサーチショップとして日本橋に開店する例が多く、ほとんど何カ月かで入れ替わりを繰り返す昨今の状況で、はたして腰を据えて商売をしてもらえるかが重要な点ではないでしょうか。大阪が魅力的な市場を開拓・発展させる必要があるということです。

怪光線

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 もう、なにがなんだかわからない。

ドイツ光線治療所
 ドイツ光線治療所

 ドイツ光線って何だ?
 もう、この単語が頭の中を駆け巡ります。

 どうやら温熱治療を行う光源にドイツ光線という名前をつけた治療器具があるようなのですが、実態は不明。
 はたして治療するのかされるのか。大変不安をかき立てます。

渡船場(#2)

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 渡船場の多くは大正区との間を結んでいます。

千本松渡船場
千本松渡船場 南津守側
 大正区南恩加島1丁目と西成区南津守二丁目を結ぶ岸壁間230m

 向こう側に見えているループ橋が千本松大橋です。
 この渡船で渡る木津川を船舶が安全に航行できるために高さを上げなければなりません。千本松大橋の場合は38mに桁下高さを上げる必要があり、端の両岸部分は2段のループとなっています。つまり、橋の上りはじめと下り終わりにそれぞれループがある二重ループ橋なので通称メガネ橋と呼ばれます。
 橋は元からこの千本松の渡しがあった場所に架橋されたのですが、この橋を延々と上り下りするよりも渡船で渡ったほうが自転車や徒歩では確実に楽ですし、迂回する必要も無いことから橋を渡るよりもはるかに早く渡向こう岸に着くことができます。

落合下渡船場
 落合下渡船場
 大正区平尾一丁目と西成区津守二丁目を結ぶ岸壁間138m

 木津川をはさむ両岸は工業地帯でそこで働く人たちが多く移動するはずなのですが、船舶の通行が優先された結果か、河の岸壁から橋梁まで上がる必要が無くそのまま渡ることのできる平面架橋の橋がほとんどありません。そのため、木津川を渡るための橋は上記の千本松大橋のようなループ橋か、ここよりだいぶん上流にある大浪橋のように高く持ち上げられた橋しかなく、動力に頼らない人や自転車はいまでも渡船が必要としている状態なのです。

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