2006年5月アーカイブ

日本橋探訪(#43)

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 かなりの老舗です。

喜多商店
 「喜多商店」

 大阪人であれば深夜のテレビコマーシャルで「チャララチャチャチャ・・」と微妙にゆるい音楽とともになにやら家電の段ボールを持って陽気に現れるお客さん、そこでアナウンスされるコピー「きた、みた、こうたの喜多商店!やすいっ!」と言うのをご存知の方が多いと思います。
 そう、あの喜多商店です。

 喜多商店ととなりにできたソフマップとの隙間に挟まれた民家を最終的に吸収して間口が広がりました。さらに改装を近年にされまして、店頭にあったコピーがいつのまにやら「来た!見た!買った(かった)」に変わってしまっています。と思っていたら、コマーシャルも同じコピーに変更されているではないですが。

 関西弁(大阪弁)では、物を買った時は「かった」では無く「こうた」なので、逆に私にとっては微妙なコピーになってしまっています。大阪弁のコピーのままで続けてほしかったところです。

 鈴木商店亡き今、個人商店(株式化しているが)の家電販売のお店としてがんばってほしいものです。

性別があるんですか

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 いわゆる先進国と呼ばれる国の中、ダントツでAIDS患者やHIV感染者数が増え続けているのが日本です。

コンドームショップ
 コンドームショップ
 エミリーとジョージらしいが、エミリーは女性のコンドーム??

 AIDS(後天性免疫不全症候群:Acquired Immune Defeciency Syndrome)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス:Human Immunodeficency Virus)に感染して起きる病気です。
 HIVの感染力は非常に弱いのですが、社会問題ともなった汚染血液製剤による感染や感染者の使用した注射器を二次使用する、汚染血液を輸血されるなどの医療感染、妊娠・出産により感染する母子感染、そして一般の感染ルートで最もHIV感染の機会が多いと思われるのが性交による感染です。

 男性・女性どちらが感染していても非常に高い率で相手に感染させてしまいます。
 性交による感染防止手段としてたいへん有効なのがコンドームの装着です。一般的に考えられている男性が装着するコンドーム以外にも実は女性が装着するコンドームというのもあります。

 女性が装着する女性用コンドームですが、このショップのエミリーのような形ではないので、このショップの看板はあくまでも男性用と考えた方が良さそうです。

【参照サイト】
 HIV/AIDS先端医療開発センター
 http://www.onh.go.jp/khac/

なんやてぇ!

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 他人を蔑んで言う言葉ですが、関西・関東で捉えられ方が逆です。

 アホとバカ

 阿呆(あほ)と言われても平気なのは関西人。
 「ほんま、あんた、あほやなァ」
 「あはははは。」

 馬鹿(ばか/莫迦)と言われて平気なのは関東人。
 「それって、バカじゃないの?」
 「げらげらげら」

 大阪以外(と、いうか大阪弁圏以外)からお越しになった方に特にご注意です。関東・東京近辺の方々、大阪人にご自分の地方の感覚で「バカじゃん」というと今後の人間関係に修復出来ない亀裂が入る事間違い有りません。時と場合によってはその場で喧嘩が始まるか、上司だったり仕事先の相手だったりすると人生の行方を左右することにすらなりかねません。

 大阪ことば事典からの引用で恐縮ですがまさにこの通りです。
「阿呆と馬鹿はどうちがうか。双方とも愚鈍に違いないが、阿呆は花曇りのようにぽうっと暖かい感じがあり、馬鹿は夏の光線のように明快で、はっきりしている。」

 そうです。大阪人からすると「あほやなぁ。」は半ば会話の間の手、あるときは褒め言葉とすら受け取れる時があります。「あほせんといて」とか「あほくさ」とか「あほ」で始まったりする言い回しや言葉も山のようにあります。「あほ」は大阪に根付いた文化の一端を担う言葉と言っても過言ではないと思います。なんと言っても大阪の「あほ」はやさしいのです。

 逆に関東に行って大阪と同じ感覚で「あほやなぁ」と言うと、大阪で「ばかじゃん」と言ったときと同じ目に遭いますのでご注意を。

たこ焼ぺちゃ焼「あほや」
 たこ焼ぺちゃ焼「あほや」 石切店
 ®と、あるように登録商標である(第4704874号)
 商魂逞しい大阪人は「あほ」でも屋号・商標にしてしまう(笑)
 ちなみにこの「あほや」公式サイトはこちら

[参考文献]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 あほ【阿呆】(名)の項の記述を参照・引用

 中島らも著 双葉社刊
 変!! 1989年 (多分初版初刷のはずですが記載が有りません)
 「アホ対バカ、南海の死闘」の節を参照
 ※文庫版は同じく双葉社から双葉文庫として1995年に出ています。

通り抜け水族館

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 この水族館に入場料はいりません。
 しかしながら、全国水族館ガイドという本でも紹介されているらしい・・・。

かわいい水族館
 阪急三番街「かわいい水族館」

かわいい水族館
 「かわいい水族館」

かわいい水族館
 「かわいい水族館」

かわいい水族館
 「かわいい水族館」

かわいい水族館
 「かわいい水族館」

かわいい水族館
 「かわいい水族館」

 阪急三番街の北館1階西側通路にある、「かわいい水族館」です。展示されている魚は大きい種類あり、小さな種類有りと、かなりの種類の魚を見ることができます。クマノミもいます。
 この、水族館の特徴は見るのに「タダ」と言う事です。そう、三番街の通路に設置されていて、普通に通りがてらで見る事ができる、だれでも楽しめる水族館なのです。

 運営は手間もかかり大変だと言う事なのですが、やはりここで見入ってくれる親子連れの方などのために残しているようです。
 ともあれ、ここを通るとぼぉ〜っと魚を眺めてしまうのは間違いありません。それにそれぐらいの心の余裕があった方がいいですしね。

そうでござるか

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 粉モンの店名、おもしろいのが多いです。

粉屋でござる
 「粉屋でござる」

 たしかに、粉モンとか言いますが粉屋はちょっと違うような気がします。まだパサパサか粉末のものを売っていそうなので、小麦粉(メリケン粉)だけとは限りません。はったい粉、うどん粉、団子粉、道明寺粉やきな粉も粉屋で売っています。
 「粉もの屋でござる」とくれば、お好み・たこ焼きに違和感は無いのですが、「粉屋」で攻められるとどうも違和感を感じてしまいますね。

みたいな

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 これは紛らわしい広告・・ではないのでしょうか?

フォアグラみたいな
 フォアグラみたいな白いレバー

 これって、いったい何なのでしょうか?
 白身魚のフライの「白身魚」の正体はなんだ?と気になるタイプなので、これも気になります。いったい何の肝なのでしょうか?

 どうみても鳥の肝のように見えるのですが、白いレバーっていったい・・・・。

ひそひそ

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 これが必要な状態にはなっていませんが、かすかな音を聞き取る事ができるのはなかなか楽しいですよ。

補聴器
 補聴器
 ケースはなぜかまた、TAKACHI SW95である

実験中
 実験中
 基板に回路を実装して動作検証中

 元々の製作例は電波新聞社刊の「新図解エレクトロニクス工作1」に掲載されている「補聴器の製作」から。
 ECMの出力を3段の固定バイアス・直接結合で構成されたプリアンプで増幅、イヤホン出力にするためにさらに1段の増幅回路をつけてマイクの拾った微小な音を増幅してクリスタルイヤホン(セラミックイヤホン)で。聴取します。

 実際に使ってみると・・・無指向性マイクとはいえ完全に真横とか後ろの音は拾いませんから、イヤホンをつけていない耳の方から聞こえる音と、混じってなかなか不思議な感じです。小声での話声も明瞭に聞こえます。私は耳が遠いわけではありませんが、補聴器としても充分使えそうです。
 マイクを音源に近づけて音を聞くと耳では聞こえる事の無いようなディテールで音が聞こえてきます。耳が小さくなって自分の手に持ちながら好きな所を聞けると行った方が良いでしょうか。

実装基板
 実装基板
 記事中のプリント基板を参考に作成
 パターンは例によってEAGLEでおこしたものから配線している(参考レイアウトはこちら

 掲載記事には原寸プリントパターンもあるのですが、例によって例のごとくユニバーサル基板で実装すべく、EAGLEを使って回路図入力し、ピン間0本ルールで配線レイアウトを行います。ケースに入る大きさにレイアウトを縮めるまで2回ほど試行錯誤しました。薄型のケース(TAKACHI SW95)に実装する前提で基板サイズと部品配置をしましたが、電解コンデンサーに通常サイズを採用したため寝かせて実装するレイアウトになりました。

ケース内部
 実装したケース内部

 この回路、かなり増幅度が高く、イヤホンから出力される音をマイクが拾ってしまうとそこから増幅開始されてしまい、多少距離が離れていても、ボリュームをある程度絞っていてもハウリングを容易におこします。もっとも通常の使用状態ではマイクとイヤホンを近づけて使う事はありませんのでハウリングをおこす事はありません。

 もっと小さく作って出力を電波で飛ばせば盗聴器になってしまいます。いやはや、紙一重な工作です。
 ちなみに私には盗聴趣味はありませんので、念のため。

日本橋探訪(番外#8)

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 以外と立ち呑みできる酒屋が多い日本橋です。

藤原酒販
 「藤原酒販」

 外からはポスターで隠れて見えていませんが、中でも呑めます。財布にも優しい値段のようです。
 店舗入口脇には、酒、タバコ、清涼飲料水(100円)が並び、中で呑んでいる最中でも、タバコがすぐ調達できるという便利そうなお店。もっとも私はタバコを吸わないのでタバコの自動販売機は関係ありませんが(笑)。

 日本橋の酒屋さんは表通りよりも、一本筋を入った場所とかになぜか営業されている店舗が多いのが不思議。と、いうか、古い町並みなので隣の酒屋みたいな感覚であちこちにあったのでしょう。

一刀両断(#2)

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 以前、切り取られたような信号機をご紹介しましたが、同じ駅の別の場所にさらにありました。

さらに2つの信号機
 さらに2つの信号機
 切り取られている側がちがうもののスパッと切られた感じである

 どう見ても、やっぱり、無理に切り取っている感じがしてならないのですが、微妙に理由があるようです。
 と、いうのも、以前の信号機もこの信号機もどれも上り線出発方向の信号を示しているのです。信号機の形を変えるなにかの理由があるようです。
 また、この2つの出発信号(宝塚線と京都線)が設置されているのは京都線の上りホームであり、2つの路線の出発信号機が設置されていることになります。

 やっぱり、どうしてこの形の信号機なのか、また、どうして出発信号がここに固まっているか、疑問はぬぐい去られず。意を決して阪急電鉄へ質問を出させていただきましたところ、阪急電鉄広報室から丁寧なご回答をいただきました。

 まず、片側が切断されている信号機ですが以下のように回答をいただきました。

まず、十三駅2・3号線、6号線ホーム出発信号機の後ろの黒い板の片側を切断している件でございますが、鉄道軌道内の構造物につきましては、電車の走行やお客様の安全に影響の無いよう、構造物を設置してもよい範囲(建築限界)を定めております。
十三駅の2・3号線、6号線の出発信号機は、後ろの黒い板をそのまま設置すると建築限界内に入ってしまうため、片側を切断しております。

 気にはかかっていたのですが、やはり建築限界に従って切断されているとの事でした。
 また、2つ並んでいる信号機については以下のようにご回答を頂きました。

次に十三駅6号線ホームに宝塚線・京都線の2つの出発信号機を設置している件でございますが、どちらも、十三駅京都線の6号線ホームから出発する列車に対する出発信号機であり、京都線の梅田方面、宝塚線の梅田方面と異なる進路を指示する信号機であるため、2つの出発信号機を設置しております。
従来、京都線から宝塚線・神戸線への車両回送は、十三駅にて入換線経由(入換信号機)にて折り返し運転しておりましが、現在は、十三駅大阪方の道路拡幅工事に伴い入換線を撤去しており、梅田駅(宝塚線)経由で車両回送する必要があるため、十三駅6号線ホームに出発信号機を設置しております。
(2004年11月に使用開始)

 
 詳細は省きますが、上記の回答とは別にご回答頂いた内容によると、写真にあるように、2つある信号機の切り取られている側が違うのと、2つの信号機の取り付け向きが微妙に異なるのは、阪急電鉄の内規となる運用規則によるものであって、信号機の順序付けと同一箇所に設置する場合の制限によるものだそうです。

 で、この中で出てきている道路拡幅工事ですが、淀川通りが阪急電鉄3路線をまとめてくぐるガードが十三駅のすぐそばにあり、そこは3.2mという微妙な高さ制限からか、車体上部が衝突する衝突事故がたいへん多いのです。このガード近くを通過する際に今まで何度も車体のひしゃげたトラックなどを見た事かは、数え上げればきりがないほど頻繁に事故が起こる場所なのです。

工事中のガード
 工事中のガード

ガードを守るガード
 ガードを守る手前のゲートの傷
 上記写真のガード手前にもうけられたハデハデしいガードの傷
 すでにこれだけ傷がついているぐらいよく事故を起こしている

 このような事故を低減させるべく、現在拡幅と合わせて高さ制限を緩和する工事が行われておりまして、その影響のため入替線を撤去、その事からこんな事になったようです。確かに工事は2004年の11月から始まっていましたので。それに合わせて阪急電鉄側も工事に対応して運用を変更した事になります。

 信号機1つとってもなかなか奥が深い理由が隠されていました。Nへぇ〜です。

二本差し

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 おでん(煮込み田楽)の元となった田楽ですが、大坂を含む京坂と、江戸とでは微妙に違いがあるようです。もっとも現在の大阪でもこの様式を守っている店があるかどうか。

豆腐田楽
 豆腐田楽(木の芽田楽)

 豆腐田楽と言うと、豆腐を串に刺し焼くか煮る等して上に甘辛い味噌がのっているものを思い浮かべます。木の芽田楽というと山椒の葉がなんらかのかたちで田楽に含まれているものです。子供の頃に食べていた田楽は明らかに関西の様式でした。
 京坂では、田楽串は途中で二股になった串を用います。しかも串の本数は2本田楽に挿しますが、江戸では田楽の串は二股にならず先まで一本のものを、1本だけ挿します。
 2本挿すのは武士の大小に通ずるので江戸では嫌われた・・との説もありますが真偽のほどは定かではありません。

 さて、串の本数もさることながら、上にのせる味噌も東西違います。京坂では白みそ(西京味噌)を、江戸では赤みそ(八丁味噌)に砂糖を加えて摺り混ぜ、食する前にこの調整味噌を上に塗り付けます。木の芽田楽の場合はさらに山椒若葉である「木の芽」の扱いが異なり、京坂では味噌を摺る時に木の芽を摺り入れて混ぜて木の芽味噌としますが、江戸では上にのせるだけです。関西では木の芽をちゃんと食べてしまう訳です。

 今では江戸風の味噌田楽が幅を利かせている大阪ですが、私の子供の頃は確かにここで紹介しているような豆腐の田楽でした。京坂本来の木の芽田楽が出てくる店は少なくなってきています。さすがに串を2本挿すのはもったいないと思われているのか殆ど1本しか挿されていません。
 関東人が大阪に来て味噌田楽を頼んで啞然とするのは味噌が黒くない事でしょう。うどん・そば(関東ではそば・うどんの順で表記する事が多い)のツユも黒いので当然と思っているかもしれませんが、白みそを使う京阪の食習慣では田楽の味噌は赤みそで出てきませんのでご注意を。

 [参考資料]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 デンガク【田楽】(名)の項参照

 喜多川守貞著 宇佐美英機校訂 岩波文庫 近世風俗史(五)【原本は守貞漫稿】
 後集巻之一(食類)豆腐田楽の項参照

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