須磨海浜水族園

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 京阪神の中で歴史もあり、展示している水族の種類も大変多い水族館(水族園)です。連休中に行ってきました。

神戸市立須磨海浜水族園【本館】
 神戸市立須磨海浜水族園【本館】

 ここの入口は本当に改札でして、電車と同じ切符の入園券を購入し、改札機を通って中に入ります。一度入るとアミューズメントパークのように手にスタンプを押して一時退場といったことができませんので、しっかりと用意してから入場するようにしましょう。中は広くじっくり見ていると一日でも足りないかもしれません。お弁当・飲み物持参で朝一番から行く事をお進めします。

改札
 改札
 本当に電車と同じ形式の改札機が置かれていて、改札機に入園券を通して入園する
 左上の切符のようなものが入場券で、裏が黒い磁気切符である

 改札を通って入ると、本館1階にある波の大水槽が迎えてくれます。水槽内はサメ、エイのほかイワシの群れなどの外洋性の魚を観察することができます。また名前のごとく、ある時間になると、波を発生させて固定された環境になりがちな水槽にアクセントを与えてくれます。
 この、波の水槽は本館2階で上から観察することができ、波のある時間帯は波しぶきがあがるのも見ることができます、

波の大水槽
 波の大水槽
 波立つ海面と動く水の中を泳ぐ魚類などを観察できる

 この波の大水槽のある本館3階にはタッチプールというのがありまして、潮溜まりの生物を直接触って観察できるようにしてあります。イトマキヒトデなどのヒトデ類、ウニ、ナマコなどの小さな生き物を直接触って観察して生命を実感してもらおうという考えです。優しく触らないと死んでしまいます。

 お弁当広場を抜けた先にある、アマゾン館の水槽はずっと名物となっているピラルクのいる水槽が、改装前の四角い巨大水槽からチューブトンネルのある水槽に変更され、上からも下からも全長2mを超す巨大な淡水魚ピラルクを観察することができます。ピラルクもずっと泳いでいるのではなく、たまにこのトンネルの背に乗っかってお休みしたりします。

チューブトンネルのある水槽
 チューブトンネルのある水槽
 悠々と泳ぐピラルクを眺めていると時間が経つのを忘れてしまう

 その他、須磨海浜水族園での呼び物としては、現在は2005年に孵化したアカウミガメの赤ちゃんのほか、朝だけのペンギンプールでの餌やり、テッポウウオ、デンキウナギ、ピラニアにえさを与えてその捕食行動を見せる「さかなライブ」。1998年に来たラッコの水槽での餌やり、イルカの豪快なジャンプなどを見る事ができる「イルカライブ」などがあります。

イルカライブ
 イルカライブ
 この日はショープールで3頭のイルカによるショーが行われていた
 写真はそのうちの2頭によるジャンプ

  これらのほかにも夜間と昼間の生態を見比べる事ができる「昼の水槽・夜の水槽」、リュウグウノツカイなどの貴重な標本類(本館3階)、えらではなく肺で呼吸するハイギョ(森の水槽:北館)、トビハゼなどの干潟の生き物(本館:生きざま水槽)、などなど様々な種類の魚などを見ることができます。

 小さな子供連れて来ても、園内に併設されている遊園地もあり、小さな子供でも楽しめるアトラクションもありますので、ちょっと魚を見るのに疲れたら遊ぶこともできます。

 しかし、なんといっても海遊館に比べて展示されている種類が多いのが特徴で、本当に一つ一つの説明をじっくり読んで観察していると、1日でも十分とはいえません。何度も来たい人には年間パスもありますので、そちらの方がお得ではないでしょうか。
 特別展や企画展は一定期間で替わりますので、時間を空けてまた訪れても新鮮な発見がある事でしょう。

パンダウナギ
 パンダウナギ
 そういう種類のウナギではなく、養殖うなぎの中に混じっていた突然変異である
 今回の企画展示で展示されていた

 阪神淡路大震災の時は相当被害があったようです。水槽自体もともかく、停電で管理ができなくなってしまった水槽も多かったとの事でした。比較的早く復旧して開園していらっしゃったのですが、横の駐車場に、倒壊家屋のガレキが山のようになって駐車場一面に積まれていたのが深く記憶に残っています。

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このページは、なんぎが2006年5月21日 09:04に書いたブログ記事です。

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