2006年6月アーカイブ

統廃合

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 民営化まっただ中の日本郵政公社の郵便局再編計画が発表されました。

【誰が配達するんや?】

局員A「集配局の統廃合って発表されたやんか。」
局員B「おうおう、それそれ。ワシらなんにも聞いてへん。新聞見て初めて知ったっちゅうねん。」
A「ほんま、コンプライアンスがどうのこうのとか押し付けがましいのは来るのになぁ。肝心な情報は来えへん。」
B「配達するんは現場やねんけど、現場の声聞いて決定した思われへんよなぁ。」
A「それ、感じるわ。配達局減らすっちゅうことはやね、配達局の配達地域が広がることやん。」
B「そうなんや、いままで2局でやってたのを1局で配達やろ。遠なるでぇ。」
A「うちら、都市の中の局でも便数多いから遠くなったら配達が遅おそになってまうもんな。」
B「それが地方の受持地域が広い所で統廃合されてみ、たまらんで。」
A「いままで片道5kmあるようなところが10kmになったりするわけやろ、現場はたまらんで。」
B「都市部でも雪やら雨やら天候で遅くなるのに。」
A「だいたい地方局が統廃合の対象やろ、雪国で配達局減らして同じように配達なんて無理やで。」
B「だいたい、お客さんがだまってへんわな。配達遅いっちゅうて文句受けるんはワシら担当者やで。」
A「そうや、自分では直接に客の苦情なんか受けるわけない人らが決めてるんやろ、無茶やで。」
B「北海道なんか署名運動もあったっちゅう話や。」
A「いくら民営やっちゅうて公共性の高いサービスやんか、地方自治体もだまってへんで。」
B「なんや、総裁ハンはサービスダウンだけするなっちゅうてるらしいしな。」
A「ひゃぁ!無茶言いよるなぁ。現状より人員減らしてサービスダウンするなって?」
B「それって残った人が激務にさらされるわけやん。それでゆうメイトバンバンやめたら誰が配達するんよ?」
A「ほんま、今でもゆうメイトおらんかったら配達なんて成り立てへんのになぁ。」
B「上の人、ほんま現場の実情をわかってへんわ。」
AB「はぁ〜。どないすんのやろか。」

 たしかに徒歩や自転車で配達する時代から集配局の配置と受け持ち地域の見直しには手をつけられていませんでしたが、現状でヒーヒーしている局ですら、今回のリストラ対象になりうるので、大変です。
 統廃合によって地域中にある集配局を減らす事で配達効率・経済効率などを高める。もっともなご意見ですが、それは即、1つの集配局の受け持ち地域が広がることにつながります。当然、配達経路も長くなり、天候が悪いなどの配達条件が悪化すると遅配や配達不能が発生するのは目に見えているのですが、人員の増強をされるわけでもないので、改善というより現場にとっては改悪の状態といえるでしょう。

 最終的に困るのはお客さん、その困ったお客さんが配達員を困らせる。トラブル対応が増えてお客さん単位の対応時間が増えることでさらに遅配。と、いった悪循環に陥りそうです。

 また、集配局ではなくなる事で不在通知を受けた郵便物の時間外引き取りができなくなります。切手販売や郵貯・簡保などは取扱しますが、引き取りはできないのです。
 これは配達できない、受け取れないと、郵便のサービスそのもの低下だと思うのですが、サービス低下はするなというかけ声とは裏腹に郵便サービスの低下は避けられない状態でしょう。

 検出用の回路までとりあえず組んでみました。なかなか気が散って他の物に目が行くせいか遅々として進みません。ま、納期なしなんでよいのかと。

PLL出力から検出まで
 PLL出力から検出まで

 前回から後段のLM393によるウインドウコンパレーターまでを引き続きブレッドボード上に組上げました。これでトラ技に掲載されていた回路は一通り組み上がった事になります。

 コアキシャルインダクタではいくら仮組のテストとは言え、あまりにも検出感度が低いので1mHの高周波チョークに検出コイルを変更してみるつもりですが、実際の検出コイルを作った方が早いのかも。また検出表示用のラジケーターも手頃な物を見つけておかなければなりませんが、日本橋に行く機会がなかなかとれずで、部品不足で進まないのもあります。

 さらに、宿題。居酒屋ガレージさんから頂いたNS74HC4046や、オンセミコンダクターのMC14046も試してみないとなりませんね。
 実制作に入る前に、この回路を組み込むケースを考えておかなければなりません。基板レイアウトを考えるとケースの大きさもそこそこ必要そうですので、また悩ましい(うれしい?)問題が残っている状態です。

 業務用も家庭用もどちらもされています。

New-Audio Naniwa
 株式会社ナニワ電業社「New-Audio Naniwa」

 堺筋の電気街・電子部品店舗のあるあたりとは違い、かなり灘波よりのところにあります「New-Audio Naniwa」です。
 たしか以前はブライダル関連の店舗だったように記憶していたので調べると、オーディオのナニワが移転してきたとのこと。

 国内・海外を問わず幅広いメーカーを取り扱っているいわゆる高級オーディオショップです。業務用機器の取り扱いも多く、32chのミキサーやモニタースピーカーなどもあります。
 財布の中身がピーピーとやかましい私にはとても近寄りがたい店です。

 不景気不景気といわれている中、高級オーディオショップがけっこう繁盛しているようで、あるところにはあるもんだと感心します。

楽しく遊べ

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 スナック、パブ、クラブ。これらのお店にはひとひねりもふたひねりもしている店名が多いのですが。

おとこの遊園地
 「おとこの遊園地」

 どちらなのかわからないのです。
 男だけの遊園地なのかという思いがよぎります。男だけの遊園地。

 いや、たぶん普通に女性がもてなしてくれる、男性が楽しめるお店ではないかと思うのですが、やっぱり不安な気持ちをぬぐえません。
 ニューハーフのお店でもないようですし。

 素直に男の人が遊園地みたいに楽しめるお店だろう(ただし遊ぶにはお金が必要)と思っておきます。

たこでしゅ

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 たこにとって災難な季節が来ました。

タコ
 半夏生ではタコ
 煮物、天ぷらなどいろんな方法で食べられるらしいが・・

 どういうわけかこの時期は、いつのまにやら「タコ」がスーパーのチラシで良く目に付くようになります。
 そのチラシにタコとセットで半夏生という言葉が書かれていることが多くなりました。
 二十四節気にある半夏生ですが、この半夏生、植物の名前でもありまして、このころに花が咲くのでこの名前がつけられたという一説もあります。漢方の半夏(烏柄杓:カラスビシャク)に由来するという説もあり、どちらの説も互いに「こういう説もある」みたいな感じなので、どちらが正しいのかという決定打はありません。

 で、どうタコに結びつくのかというと・・・。
 この時期は季節的に田植えが行われることが多いのですが、田植えを行った稲の苗が「しっかりとタコの吸盤が吸い付くがごとく根付くように」とか「稲の根がタコの足が広がるように地面に広がって豊作になるように」ということでタコを食べる風習が関西の一部の地域ではありました。
 特に農事に関連することから河内地域山村の農家では、タコを酢だこやつくり(刺身)などにして食べたようです。また、この時期のタコを麦わらだこと呼び、一番おいしいそうです。

 一部地域の風習を、土用の丑の日のうなぎや、巻き寿司の恵方丸かぶりと同じく関西商売っ気をいかんなく発揮させて関西一円の風習としてタコを食べることになってしまっているようです。
 元々のタコを食べるという風習自体は物忌みだったり、農事に関連する儀式的な事だったのでしょうが、今となってはタコを食べるという事にメインが置かれてしまっており、大売り出ししているわけです。

 タコにとってはまったく災難な日ですね。

 巻き寿司の丸かぶりと同じく半夏生のタコとも私の幼少の頃に回りでは全く無かった風習ですねぇ。大阪市街地の商家などではそのような食習慣は無かったようですし・・・。
 関西地方では半夏生にタコを食べるなんて、知らなかった関西人の方が多いんじゃないでしょうか?関西発、半夏生のタコ、消費拡大に向けてしっかりと商売しているようです。

[参考資料]
 社団法人農山漁村文化協会 「日本の生活全集 大阪編集委員会」編
 日本の食生活全集27 聞き書 大阪の食事 1991年2月20日第1刷
 北河内(淀川流域:寝屋川市対馬江)
 河内(旧大和川流域:八尾市恩地中町)
 らの聞き書きの記述を参照

言語混在

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 なにがなんだか。

Fashonど ぱり
 「Fashonど ぱり」

 パリのファッション?ん?なにか違うよ?
 フランス語だとモード(mode)じゃないんでしょうか?

 間の de もひらかな表記で「ど」ですし、読みもそのままフランス語風。パリもParisの最後のsを発音しないのでフランス語風。最初のファッションだけが英語で、あとはフランス語風日本語表記と言う大変ややこしい屋号です。

 なんでも日本語化してしまう日本人の得意技が発揮されている店名ではないでしょうか。

かどや(#4)

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 かどや散策、なかなか見つかりません。

ホルモン「かどや」
 ホルモン「かどや」

寿司・仕出し「かどや」
 寿司・仕出し「かどや」

 どちらもちゃんと路の角にある「かどや」です。素敵です。
 店の並びの真ん中にある「なかや」よりも、断然路の角にある「かどや」のほうがイイですよ(勝手に判断するな、コラッ!)。

神頼み

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 以前から見つけていたのですが、やはり気になります。

成田山のお守
 禁煙のプレートの横にある成田山のお守
 多分、成田山の交通安全のお守りである

 神棚が置かれているよりはまだ印象は軽く見えるものの、ちょっと首を傾げたくなります。
 電車の安全運行を願う事からか、なぜか成田山のお守が付いているのです。お守の性格からして毎年更新していると思われます。
 全ての先頭車両についているのかどうかは確認していませんが、特急列車や普通列車など全編成車両に1つづつお守が掲げられているとすると、結構な金額になるような気がしますが、どうなんでしょうか?まあお守り一つで年間乗車旅客を全て安全運行できるのであれば安いものかもしれません。

 悪い見方をすると、京阪電鉄の安全運行は神頼み・・・。決してそうでない事を祈ります(何に?)。

日焼けの季節

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 だんだんと夏が近づいてきました。日焼けが気になる季節です。

紫外線センサー
 紫外線センサー
 G5842短波長タイプフォトダイオード
 秋月に行った際に購入(通販番号:I-00122
 共立シリコンハウスでも同程度の価格で購入可能

 秋月電子やシリコンハウス共立などでも販売しています紫外線(UV-B)センサーとして使用される浜松ホトニクスのG5842を用いて紫外線強度計を作る事にしました。
 G5842は波長370nmをピークにUV-Bの帯域をカバーする260〜400nmの範囲に感度があります。また可視光カットフィルターが付いていますので、そのままで紫外線だけを検出する事が可能です。

 浜松ホトニクスのデータシートによると受光面は0.8×0.8(mm)となっているのですが、有効受光面積は0.58mm2となっています。トランジスタ技術2003年4月号掲載のビギナーズセクションや秋月電子のデジタル紫外線計UVメーターキット添付の説明書の計算式では0.64mm2が使われているのですが、ここではデータシート記載の数値を信用しまして0.58mm2として計算してみます。

 フォトダイオードの短絡電流を電圧に変換するために抵抗を接続しますが、その抵抗値を求めてみます。ここではトランジスタ技術誌にならって、1mW/cm2の時に100mVの出力を得る事を目的とします。

 受けるエネルギー E(W) = 0.58 × 10-5
 ですので、これと受光感度(S = 60mA / W) から出力電流 ISC
 ISC = E × S = 0.58 × 10-5 × 60 × 10-3 ≒ 0.348μA
 となるので、負荷抵抗の値Rは
 R = VOUT ÷ ISC = 100-3 ÷ 0.348 ≒ 287.4kΩ ≒ 287kΩ
 となります。ただ、この値はE24系列ではなくE96系列になるため、1本の抵抗で作ろうとすると入手に苦労しそうです。

 ただ、素子面積である0.64mm2を採用するとほぼ270kΩとなり、E24系列の抵抗で間に合います。この抵抗値であれば、秋月で購入時のセンサーにオマケでついていましたのでこれを利用できます。
 どちらが確からしい値として採用するかというとムムム...となります。

 0.64と0.58では10%程度の差があり、厳密に計測しようとするとかなり違う値を示す事になってしまいます。また、曝露量を計算しようとすると積算してゆく事でさらにそれぞれの値が離れてしまう事が懸念されます。
 どうしたものでしょうか。浜松ホトニクスに聞いてみるのが一番かも知れません。

 とりあえず、トランジスタ技術の掲載記事を参考に手持ち部品を活用してまず、回路組みしてみることにします。基本的にはオペアンプでI-V変換を行い、出力電圧をPICのA/Dで処理して測定結果を得ることで、その値を数値表示する予定です。
 掲載記事では低電圧動作、超低入力バイアス電流(1pA)のICL7611を使用していますが、手持ちのLM358(45nA)で試してみましたが入力バイアス電流の大きさが桁違いなためか単電源OPアンプの0V付近の不安定さかどうも怪しい感じです。
 ICL7611は秋月店頭では販売されているのですが通販からは消えてしまいまい、前回の秋葉原徘徊では買いそびれています。だれか代わりに秋葉原で買ってきてくれないかしら。秋葉原購入代行って、絶対商売になると思うのですがねぇ。
 一応、日本橋でも入手可能なのですが、価格差はいかんともしがたく、アマチュア工作家にとっては財布のひもが緩みません(涙)。

 以前ご紹介した豊中オーディオの移転先店舗です。

豊中オーディオ
 「豊中オーディオ」

 以前の店舗に比べると窓の面積も広く、ディスプレイ棚もしっかりと置かれています。
 見やすくなったかといわれると微妙な点ではあります。相変わらず怪しげなものもおかれています。以前の店舗のグッチャリした感じが好きだった人にはちょっと違う印象を受けるのではないでしょうか。

 ま、すし詰め状態になる率は低くなったのが、一番違う点でしょうか。

趣味です

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 大阪はお好み焼き屋さんが多く、それぞれが特徴をもった店が数多くあります。

趣味のお好み焼「ぼてぢゅう総本家」
 趣味のお好み焼「ぼてぢゅう総本家」
 どうもチェーン店の「ぼてぢゅう®」(こちらは元祖を名乗っているが)とは関係ないらしい

 普通にお好み焼きの店なのですが、どうも暖簾を見ると勝手が違う。「趣味の」とついているのです。

 大阪ではお好み焼きは家庭での食事に普通に焼かれる場合も多く、お好み焼きを作るのが趣味という人もいます。でもその趣味でお金を取るかどうかとなると話が別です。お金をもらうからには払う側が納得のいく商品を提供しなければなりません。
 お店の体裁をしていて文句が出たら「趣味のでやってますんで・・・」と、言い逃れができるようになっているわけではないと思いますが、そこらあたりはどうなのでしょう?

ぼてぢゅう 
 ちなみにこちらは登録商標のあるほうのチェーン店の「ぼてぢゅう」

他人丼

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 あなたと私は血がつながっていない?じゃ、他人ですね。

他人丼
 他人丼

 鶏肉とタマネギを出汁と醤油・みりんなどで味をつけて煮、溶き卵を掛けて卵とじ状態にしまます。これを丼によそったホカホカのご飯に出汁ごと乗せかけ、上に三つ葉を散らすと出来上がり。
 これは、鶏(かしわ)と卵が親子関係なので「親子丼」というメニュー。
 最近は鮭とそのタマゴのイクラを1つの丼に盛って(海の)親子丼なんてメニューもあります。

 ここでひねりを利かせて鶏肉以外をいれたらどうなるか?
 この発想で出来上がったのが他人丼です。

 さて、大阪で肉といえば「牛肉」です。親子丼を牛肉と卵で作ったレシピが「他人丼」なわけです。しかしながらなぜか関東に行くと豚肉(関東は肉と言えば豚)で作るレシピがほとんどなようです。
 大阪の他人丼は関東の人に言わせると「牛丼卵とじ」になるのでしょうか?

 大阪人としての感覚から言うと、豚で作った他人丼はどうもなじめません。他人丼はやっぱり牛肉ですわ。

柔らか系

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 店長が、ニューハーフというわけではありません。
中華料理「くねくね」

 中華料理「くねくね」
 微妙に「くねくね」にパースがついているのは写真のせいではありません

 普通にがっしりした店員が料理を作っている普通の中華料理店。
 でも、なまえは「くねくね」。

 別になよなよしているわけでもなく、ニューハーフの店員がいるわけでもなく、いつもしなを作っている接客でもありません。

 くねくねしたものばかりがメニューにあるのか?(なんじゃそら?)
 でも麺類以外もちゃんとメニューにあります。

 お店の人によると、どうやら関西ローカルの番組にあった「夜はクネクネ」にあやかったそうです。
 クネクネした商店街のなかにあるから・・・というわけではありませんでした。

鳥がいっぱい

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 入り口を開けると中から鳥が飛んできます(ウソ)。

鳥小屋
 「鳥小屋」

 鳥料理の店です。扉を開けると鳥が飛び出て来る・・・わけではありません。巣箱も店内にはありません(笑)。

 以前の食堂「鳩の巣」と同じく食べ物を頂く店の名前にしてはかなり抵抗を感じます。小さな家を兎小屋って表現はしますが、鳥小屋で飲食店はちょっと違和感があるというか、すなおに受け入れにくいですね。

 実際に行ったことのある人から話を聞きますと、ちゃんと普通のお店でして、鳥は店内にはいないそうです(あたりまえか)。で、味の方はというと、十分まともなものが出てくるそうですのでとりあえずはトライされる方がいても大丈夫かと。

一抹の不安

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 自分のおかんが出てきたらどうします?

おかん
 台湾家庭料理&無国籍料理「おかん」

 韓国語だと「オモニ」なんでしょうが、台湾家庭料理で「おかん」。ほんと?
 日本料理じゃないんで(無国籍なんでなんとも)、「お燗」ではないと推察しているのですが、「悪寒」だったりして(笑)。自分の母親(おかん)が出てきたら、相当びっくりしますよ。「なんでこんな所で店してるん?」って逆切れ状態になること間違いなし。

 この店も入店すると「いらっしゃい!」ではなくて「お帰り!」って言われるんでしょうか。メイド喫茶じゃないんでそんなことは無いと思いますが。

 ちなみに「おかん」には「お嬶」(文字化けしている人は女偏に鼻)と言う漢字が当てられています。へぇ。

 [参考資料]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 オカン【お嬶】(名)の項を参照

光り物

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 チカチカパッパ以来の光り物です。今回は連続点灯です。

1.5VLED点灯回路
 1.5VLED点灯回路

 回路はELM~楽しい電子工作に公開されている「電池1本でLEDを光らせる実験」です(サイトはこちら)。

 ブロッキング発振回路で昇圧してショットキーバリアダイオードで整流、通常は2セルでも点灯しない青色や白色LEDを1セルで点灯させることのできる回路です。

トランジスタ周りの波形
 トランジスタ周りの波形
 コレクタ出力(1μs/div, 3V/div)
 ベース入力(1μs/div, 2V/div)
 ピーク電圧は5V以上あり、平滑しても3Vはくだらない

 いままでのチカチカパッパと違い、連続点灯できますので用途がかなり広がります。
 ブレッドボードで組んだ状態で消費電流は40mA程度でした。トランジスタに汎用の2SC1815GRを使用しているため、効率が悪いと思われます。低飽和タイプのトランジスタにすると、効率が上がるようです。
 単3アルカリでも結構厳しいかもしれませんので、ニッケル水素電池などで運用するのがよいかと思います。いざという時のことを考えると自己放電の少ないeneloopを使用するのがよいのではないでしょうか。

MC14046B

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 オンセミコンダクターに請求していたサンプルが到着しました。

到着した荷物
 到着した荷物
 なんとFedExで配送されてきた

 請求してからほぼ1週間でサンプルが到着しました。発送元はシンガポールです。請求から数日後に発送、金曜の夜に発送確認、発送から土日を挟んでいるので3日かかって到着していますが、翌日到着だったと思われます。
 ちなみにウェブでの提示価格はレール単位(500ヶ)で1つあたり$0.3333(多分$1/3)です。輸送費用や通関費用などもありますが、多分日本の市場で調達するより遥かに安い価格ではないでしょうか。

パッケージング
 パッケージングされていたデバイス
 デバイスはインドネシア製のようだ

 今回のサンプルはRoHSにかこつけたわけではありませんが、鉛フリーのものを注文しました。
 RoHS指令が発効されているためか、メーカーも鉛フリーの品番が上に表示され、在庫状況なども概ね鉛フリーの物の方が良いようです。

デバイス
 梱包されていたデバイス
 MC14046BPGと型番があるが、末尾のGが鉛フリーの型番

 とりあえずHC4046ではなく、標準CMOSの4046Bを入手しましたので、その他のデバイスを買い揃えて居酒屋ガレージさんのパルス発生器を製作する準備にとりかかることができます。アマチュア用途のプロトタイプ製作で、4046ならば5つもデバイスがあれば、当分の間は困らなくてすみそうです。
 実際にパルス発生器を製作したときに、電源電圧は注意ですが、いただいたNM74HC4046とMC14046Bを差し替えて挙動の変化などを見てみたいと思っています。
 (こうやって製作予定品がたまっていくのがよくわかる)

4046こもごも

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 居酒屋ガレージさんからありがたく頂戴いたしました。

74HC4046とCD4046
 74HC4046とCD4046
 CD4046は鈴商で購入していたもので、金属探知機で使用中のもの
 レーザーマーキングは撮影の際にはっきり見えにくいので困る(涙)

 マーキングの情報について古いパッケージのものがウェブ上で掲載されておらず、詳細が不明です。
 NM74HCのころのマーキングに関する情報がナショナルセミコンダクターのウェブ上にありません。アッセンブリーコードで「B」がタイ王国であることらしい・・まではわかるのですが、4桁のコードの該当情報がありません。
 居酒屋ガレージさんの推測のようにたぶん1988年の製造と思われます。

 居酒屋ガレージさんの仕事場の部品箱から発掘いただいた74HC4046Nですが、型番にHCとついているようにHi-speed CMOSのタイプです。オリジナルだったCMOS標準ロジックMC14046B/CD4046Bとは諸特性や回路構成に違いがあります。

 当然ですが違うのが動作電圧。4046は3~18Vと広い範囲で動作しますが、HC4046は3V~6Vと通常のHC品番と同じ動作条件となります。

 位相比較器も4046は2つ内蔵なのに対して、HC4046は3つ内蔵となっています。
 4046にあった15番ピンの内蔵ツェナーダイオードは廃止されて3つ目の位相比較器の出力にピンアサインされています。3番目の位相比較器は立ち上がりエッジで位相を検出しますが、PC2OUTの様にハイインピーダンス状態はありません。PLLが同調している状態であっても入力を比較した状態が常に出力されています。

 さらに10番ピンのVCO入力のソースフォロワ出力のSFOUTは、OPアンプのボルテージフォロワ出力のDEMOUTに変更されています。

 その他ピンの名称も微妙に変更されていたりして、全てのピンを使うような用途ではそのまま差し替えはできないようです。もっとも、4046BもHC4046もメーカーごとに微妙に内部回路の構成などが異なり、完全に差し替えできるのかと言われると、絶対に自信を持ってそうだと言い切れないのが困りどころでしょうか。

 オンセミコンダクターに、現行製品であるMC14046Bをサンプル取り寄せ中です。到着したらまたその経緯をご紹介させていただきます。

 大阪弁で良く使われる言葉で、全然意味が通じない言葉があります。
 まぁ、かなり有名な言葉が多いのでお気づきの方も多いと思いますが・・・、ちょっと集めてみました。

 セコイ(形)
 「きみ、セコイな。」というと、ケチンボの意味に使われるようですが、元々は芸能人の隠語だったようで、醜悪、粗悪などの非常に悪い意味に使われていたようです。
 中古品(sedondhand:セコンドハンド)を指す「セコ」と意味が重なって誤用されるようになったのではないでしょうか。セコを使うしみったれな意味が転じてケチの意味として「セコイ」に重なったのではないかと思っています。

 ナオス【直す】(動)
 しまう、片付ける、保管する意味に使います。
 「この時計、なおしといて。」といわれて修理に出されたという笑い話があるぐらい。
 関東では片付けるの約まったもので「カタス(片す)」といわれるので、大阪と東京で互いに言っている事が通じずさっぱり解りません。

 チヤウ(動)
 さらに段訛して「チャウ」、強めて「チャウチャウ」と言うこともあります。結構軽い目の否定の言葉で「違う」の大阪弁です。
 「チャウチャウチャウチャウトチャウネン」は
 「ちゃうちゃう、チャウチャウとちゃうねん」とすぐ判れば大阪人です。

 テンゴ(名)
 いたずらしたり悪さ・悪ふざけをしたりすることを「テンゴする」と言うのですが、大阪でも最近の若い人には判らないかも。
 「ほんま、キミ、テンゴなやっちゃな。」と言われると「なんぎ(難儀)な奴」なわけです。

 ナンギ【難儀】(名・形動)
 ま、この日記も「ナンギ」な日記わけなのですが(笑)。
 主に対象が困難である意味に使われるのと、迷惑だったり、面倒や煩わしい意味に使われます。
 「ほんま、キミ、ナンギなやっちゃな。」と言われると、「困った奴」だったり、「迷惑な奴」か「面倒くさい奴」になります。

 ホカス(動)
 捨てることをこう言います。「放下す」ではないかと大阪ことば辞典では推測されていますが、「外(ほか)す」という考えもあるのではないかと私は思っています。
 「ほかしといてぇ。」と、言われれば、示された物はゴミ箱直行です。関東ではさっぱり判ってもらえない言葉の一つではないでしょうか。

 マッタリ(副)
 食べ物の辛くない落ちついた味を指します。
 某グルメ漫画(笑)などで良く出てきますし、昔はマーガリンの宣伝で使われていて結構全国区になってしまった言葉なのですが、本来は「こってり」でもなく「さっぱり」でもなくこれらとは趣の違う意味する言葉です。

 ホトビル(動)
 これまた同じ漫画でよく使われる表現なのですが、湯水に浸かって柔らかくなったりふやけた様を指します。
 単行本で見返してみると何度もこの言葉に注釈が入るので全国区の言葉としては通用していないのかもしれません。漫画のネタ本になる北大路魯山人の文章中にも出てきますが、京都・関西の言葉なのか関東の言葉なのかちょっとはっきりしません。

 カマヘン【構へん】
 「かまわない」の大阪弁「かまわへん」が約まったものでしょう。「カメヘン」とも。
 「かまへん、かまへん」と言われた後に続く言葉によって、なかなか大阪的微妙なニュアンスが含まれています。
 「ええがな、ええがな」と言われたら許してもらっている場合が多いのですが、したたかな大阪人、ここで許したフリしてしっかり覚えていたりしますので要注意ですよ。続いて「そのかわり〜」と条件付けされることもしばしば。

 「あんじょうしいや」と来るとかなり情けない状態。もう、情けをかけてもらっている状態です。人間的評価がかなり下がったと見て間違いないでしょう。ただし、次も許してもらえると思ってはいけません。

 「もう、よろしいがな」となると確実に許してもらっていると見て間違いありません。さらに「おたがい様ですやんか」と来る事も。多少自分(相手自身)にも理由があると思われている状態です。

 「もう、そんなことせんでも、よろし」と来た場合は先方はかなり遠慮している状態か、呆れられている状態です。

 かまへんと言われても、なんかちっとも構わない事が無いような気がするのは私だけでしょうか? 

 [参考資料]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 各単語の意味・解説の項を参照
 

 擬似科学は大嫌いなのですが、どういう論法で正当化するのかという点が気になるので読んでみました。

フリーエネルギー

多湖敬彦著 フリーエネルギー[研究序説]
徳間書店刊 1996年2月29日 第1刷

ISBN 4-19-860441-X

 いわゆるニューサイエンスと呼ばれる疑似科学的な内容の本です。最近の表現であればトンデモ本という分類になるのかもしれません。このショッキングサイエンスシリーズは他に「それでも相対論は間違っている」や「科学をダメにした7つの欺瞞」といった反科学、疑似科学的な刊行書の多いシリーズですが。

 読み始めた段階で「あぁ~あ・・」となる文章を見てしまい、一気に内容の信憑性だったり、情報源の信頼性が正しく思えない本だという見え方になり、最後まで読み進むのがかなり辛いという珍しい書籍となってしまいました。

 フリーエネルギーという言葉の理解を求める導入部となるプロローグで一気にこの印象付ける文章に遭遇したことで、「うさんくさい」イメージを払拭するのではなく、増幅してしまった事です。

 p.15(プロローグ)3行目から引用
 脱脂綿につけて消毒するやつじゃない。そのエーテルは、エチル・アルコール。
 ここでいうエーテルとは「媒体」のこと。
 たとえば、音を考えてみよう。音は空気という媒体があって、初めて伝わる。同じように、光とか電波を伝える媒体があるとしたら、それは何か?
 それがエーテルである。
 十九世紀後半までは、このエーテルは当然あるものと考えられていた。

 私はこの文章を読んだ段階で「えぇ~!?」となりました。と、いうのも・・

 1)エーテルは麻酔に使うのであって消毒に使うわけではない。
 2)エーテル麻酔に使うエーテルはエチル・アルコールではなくジエチルエーテルである。
 3)エチルアルコールの略称であればエタノールでありエーテルではない。
 4)波動を媒介する物質であるエーテルは「媒質」であり「媒体」ではない
 5)あくまでも「エーテル仮説」であり、あるとうまく説明できるのではないかという仮説どまりである

 1)~3)は同じ事に対する指摘なのですが、これはかなりヒットポイントが高いといえます。ちょっと調べればすぐ判ることなのです。この程度の事に対してもちゃんとした調査無く思い込みで書いているのではないかという見え方になってしまい、著者の書く文章に信頼性が置けるかという疑念が生じてしまったため、一気に興醒めしてしまいました。

 4)についてですが、英単語のmediumが媒体とも媒質とも訳語がありますので強制はできないのですが、「光の」となると媒体ではなく媒質という表現が物理学では一般的となっていますので、それに従うべきでしょう。当時刊行されている講談社のブルーバックスなどを見返してみましたが、やはり「媒質」という表現でした。

 5)については世俗の信仰であればともかくニューサイエンスといえども科学書の体裁を取っているのであればエーテルについては神秘的なもので信じられてきたという方ではなく、物理現象を説明するためのものですので「エーテル仮説」とすべきです。

 全篇を通して実例として取り上げた内容が「よく分かっていない」や、「未知の」あるいは「未確認の」や「~とわからない」というぼかし方で終わる紹介内容が多いのも気になります。

 さすがにアストラルとか星気という単語は出ませんが、「磁気」あるいは「磁力」、「放電」「火花」、「螺旋」や「渦」、「メビウスコイル」、「オルゴンエネルギー」あるいは、「気」だったり「宇宙からの振動」といった単語が飛び出てきており、オカルト関連の書籍と紙一重か、ほとんど同じでは?という印象を受けます。

 フリーエネルギーは零点エネルギーから生じているのではないかという推測が随所に出てくるのですが、実際に追試・検証を行っている科学者の元では過剰なエネルギーの発生を全く検出されていないという結果しか得られていないようです。


【まとめ】
 大変残念ですが、私の見解としては『疑似科学』の解説本であると言わざるを得ません。
 故カール・セーガン氏がもっとも忌み嫌う実証の無い主張により構築された科学の仮面をかぶった信仰といった「ニューサイエンス」や「疑似科学」あるいは「似非科学」イメージを払拭できるものではありませんでした。もうちょっとまともに取り組んでいるのかと思って読み始めたのですが。
 科学もある意味信仰に近いと私は思っているのですが、その信仰の対象は常に第三者によって再確認、追試されるものであり、真実かどうかの試練に晒される点が信仰の対象とは大きく異なる点です。
 「汝、疑うなかれ。」は通用しないのが科学の世界なのですから。

[参考資料]
 日経サイエンス1998年3月号
 真空からエネルギーを取り出せ(P.ヤム:竹内薫訳)

 講談社ブルーバックス B1144
 西條敏美著 物理定数とは何か
 1997年2月24日 第3刷

 ほか

笑うと負け

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 焼いている間にずっとしているとは思えませんが・・・。

にらめっこ
 民芸お好み焼「にらめっこ」

 路に迷って迷い込んだときに偶然見つけてしまいました。ってどんな変な所をうろついているのかはご想像にお任せします。

 このお店、にらめっこして勝つとタダになるとかあるのでしょうか?
 それとも焼いている間中ずっと変な顔をしてお客さんを笑わせているとか。

 などと、勝手な妄想が膨らんできます。粉物の店舗名はやはり大阪ならではで面白い店名が見つかります。

 本当にちゃんと普通のお好み焼き店ですよ。

 やっと、DBベースのエントリー管理に移行しました。
 と、いうのもPostgreSQLベースのデータベースの対応をMovableType 3.2-jaから正式対応したからです。

 移行作業は楽なような、面倒くさいような・・・。

 とりあえず、データを書き出し。mt-config.cgiの設定ファイルをDBベースの状態に書き換え、データベースサーバーに対応DBを作成して準備します。
 PostgreSQLのデフォルトで createuser コマンドでそのまま作成するとパスワードが設定されないため、MovableTYpeでの運用が行えません。-Pオプションを付けてユーザーの接続時のパスワードを設定する必要があります。

 設定ファイルを書き換えてから、管理プログラムであるmt.cgiを再度呼び出すと、エントリーの記事データがBerkleyDBから PostgreSQLに移動しているのでまったく登録されていない状態にもどります。公開時のファイル拡張子やアーカイブの設定なども全部が初期化されてしまいます。
 テンプレート類などの設定も全て初期化されてしまいますので、いったん別途保存しておくなどして退避しておかなければなりません。忘れた内容はもう一度BerkleyDBに戻ってみなければ判りませんので注意が必要です。
 エントリーの内容はカテゴリーも含めて書き出しして読み出すと復帰できるのですが、カテゴリーの階層構造など、一部情報がオリジナル通りに復帰してくれません。元のIDと同じになるようにカテゴリーを作成しておいてから書き出しデータを読み込む必要があります。

 ただ、今度はデータベースに全てが保存されていますので完全なバックアップができていると思われますので、サーバー移動などを行っても大丈夫なのではないかと期待しています。

 データ管理がBerkleyDBの時よりも、perlで管理する情報が減りましたので、再構築時にメモリ不足で失敗するという事が無くなった上に時間も短縮され、快適になりました。さすがに1年以上続けていると記事のエントリー数も多くなり、再構築も負荷が高く、サーバーの状態をtopコマンドで監視しているとperlで100Mを超えるメモリを使用したりしていて見ているとハラハラしていたのですが、PostgreSQL運用に変更してからはそんな事も無く、サーバーの負荷もかなり少なくなってほっとしています。

 まずはこれで様子を見る事になります。
 不具合など見つけた方はこの記事にコメントを書き込んでいただければ幸いです。

失せもの現れる

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 郵便局の業務としては、預かった郵便物をお客さんに配達して渡した時点で完了します。

【荷物が無くなった】

局員「はい、○○郵便局です。」
客「すいません、不在通知を頂いた荷物なんですが・・・。」
局「はい、再配達のご依頼でしょうか?」
客「いえ、郵便局で今日受け取らせてもらったんですが、それがなくなってしまって。」
局「すでに、お渡しさせていただきました荷物をお客様が無くされた・・ということですか?」
客「ええ、そうなんです。持って帰ってその途中のどこかで置き忘れたらしくて、ひょっとしたらそちらにご連絡かなにか入っていないかと思いまして。」
局「どこでなくされたかは、はっきり判らないのでしょうか?」
客「駅のどこかに置き忘れたと思うのですが。まだ宛名なども貼ったままの状態なんです。」
局「申し訳ございませんが、局ではいったんお渡しした郵便物では、お役に立てないようです。まず、その鉄道会社に連絡して忘れ物センターなどに届いていないかご確認いただくのが良いのではないでしょうか?」
客「そうですね、判りました。連絡してみます。有り難うございました。」
局「こちらこそお役にたてず申し訳ございません。」

 と、まぁ、お客さんが引き取った小包(ゆうパック)を実家かなにかに持ち帰る途中で鉄道駅のトイレかホームで置き忘れたらしいのですが、さすがに郵便局ではそこまで追跡できません。渡す前であれば追跡システムが(いいかげんではありますが)ありますので、まだ、どこにあるかなどは推測できます。
 しかしながら交付完了(お客さんに渡した)時点で、もう追跡システムは情報入力がありませんので、どこにあるかなどはまったく判りません。
 もっとも、お客さんの荷物にGPS端末かなにかが入っていて所在が判るようになっていれば別ですが、そうだとすると、郵便局には相談の電話を入れてくることも無いでしょう。

 このお客さんの場合は、まだ宛名ラベルが貼ったままなそうですので、落とし物として見つけられ、親切な人に拾われた場合は連絡か何かはあると期待するしかありません。もしくは警察などに届け出があればやはり同様に連絡があると思われます。
 かなり消極的ではありますが、待つしかできないのがもどかしい所です。

 さて、この小包ですが、相談があった数日後、そのゆうパックがもう一度、配達郵便局に送られてきたそうです。もちろん、改めてちゃんと配達してお渡ししたそうですが、そこまでの郵送料はどうなったのでしょうか?
 推測ですが、「郵便局の荷物が忘れて置かれてたで!」とか苦情が来て、回収・配達になったのではないかとみています。
 交付完了後に無くした荷物の再配達。あまりあり得ませんが、こんな事もあるようです。

 前回の金属探知器の続きです。

PLLまで組上げた状態
 PLLまで組上げた状態
 右側の8pinはウインドウコンパレータ回路のLM393用のソケット

 発信回路から、検知コイルで検出した金属との相互作用を検出するための回路部分までをブレッドボードで組上げました。百数十KHzという高周波アナログ回路をブレッドボードで組んで試すのは心配でしたがなんとかなったようです。

 積層セラミックコンデンサーの後ろになって判りにくいですが、CD4046の右後方にあるトランジスタで電流出力として検知結果を取り出しします。手元にはラジケーターの類いが無かったので、テスターの電流レンジ(MAX 2mA)で測定して数値が変動する様子を確認しました。

 鉄やフェライトなどは検出すると電流値が下がる方向に回路の動態が変化します。
 1mHのコアキシャルインダクターが感度が悪いので、ごく近くに鉄製品などを近づけないとはっきりとした変化が認められません。ある程度径のある空芯コイルであればもっと感度が良いのでしょう。

 掲載記事中ではトランジスタのエミッタに接続された電流制限抵抗が560Ωになっていますが、これは記事中のラジケータが560μAと比較的低感度だったためです。高感度なラジケータを使用すればそれに合わせて、この抵抗を大きくする必要があります。ラジケータの入手と合わせて調整が必要でしょう。

 さて、今回の作例の一番の目玉はワンチップでPLLをほとんど構成できるVCO/PLLの4046でしょう。

CD4046付近
 CD4046付近
 これはテキサスインスツルメンツのCD4046

 この便利なCMOSスタンダードロジックのICですが、モトローラのディスクリート半導体や標準ロジックの生産を引き継いだオンセミコンダクターが生産を続けているようです。ですのでMC品番がそのまま、オンセミコンダクターの発売品番となっており、データシートも完備しています。
 この4046ですが、VCOの周波数がもっと高い(11MHz程度)周波数まで動作する改良版の74HC4046は、ほとんど見かけたことがありません。秋葉原なら店頭売りしているのでしょうかねぇ。

 これまた老舗の無線ショップです。

上田無線
 「上田無線」

 全く持って無線ショップ。昔からずっと続けられています、上田無線です。
 店内には新品のほかに中古のアマチュア無線器なども置かれておりますので、出物を探している方はチェックしてみてはいかがでしょうか?。中古品・特価品の棚が目印です。

 アンテナなどの周辺部品や、電鍵なども縦振れの他にパドルタイプも豊富に取り揃えてらっしゃいます。店内も広めでゆっくりと見て回ることができますよ。

 のぼりを立てている物体はアンテナタワーというところが、いかにも無線一本のお店らしい感じがします。

電波兵器

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 ビビビッ!っと感じますか?

柱上のループ電線
 柱上のループ電線
 大きなループは電話線、右上にある小さなループはケーブルテレビのようだ

 単純に電線工事を行った際に余裕を持たせて設営経路などに移動が発生したりして延伸しなければならない場合や、メンテナンス時に機器を動かして作業する場合などに、全体をもう一度引き直さなくても良いように余分を付けてループ状に束ねただけなのですが、ひとそれぞれの受け取り方があるようです。

 某研究所によりますと、このループ状に束ねた電線(電力線とは限らない)をループコイルと称し、ここからスカラー波が出ている・・・そうです。果ては異常気象や重力異常の原因とも主張しています。

 ちなみにこの写っている電線は電力線ではなく電話線でした。たしかに目にはつきますが、スカラー波が出ていると主張するからにはどのような測定器を用い、いつ測定したか、測定結果の公表をしてほしい。もちろん、第三者による追試を行って、検証をするのは当たり前です。
 科学の名を借りた疑似科学はご遠慮願いたいものです。

 居酒屋ガレージさんでも同様に疑似科学(または似非科学)に対するご意見もありましたが、同感です。同様な六曜(大安やら仏滅など)も大概にしてほしいんですがねぇ。

切ってください

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 大阪ではメンチを切るというと、ガンを飛ばすわけですが。どっちもわからない?

ミンチカツ
 ミンチカツ
 決してメンチと称してはならない

 ミンチ肉を使ってコロッケ状にまとめあげてあげたカツをミンチカツと言います。
 しかしながら、この「ミンチカツ」、どうも関西だけの呼び名の様でして、関東に行くと「メンチカツ」と訛る(笑)のです。

 大阪でメンチと言えば切るモンであり、喧嘩を売る手っ取り早い手段なのですが、関東ではメンチといえば美味しいやつなわけです。

 最近のミンチカツはミンチ肉だけではなく、なぜかジャガイモコロッケのミンチ肉まじりのような状態でもミンチカツと称して売っていて(値段が安いのでたいてい判るものの)食べるとがっかりすることもあります。

 で、ミンチカツの中身はというと・・・

 まずミンチ肉ですが、デフォルトは合挽ミンチなのです。大阪でミンチというと合挽を指す場合がほとんどです。肉というと牛がデフォルトの関西にあって、ミンチはどういうわけか牛のみでもなく、豚のみでもなく合挽なのです。鳥のミンチはちゃんと鳥ミンチと呼びます。かしわのミンチとも言うかな・・・。

 で、この合挽ミンチとタマネギなど(店や家によってはキャベツだったりします)の野菜のみじん切りと一緒によく混ぜて塩・こしょうで味付け、ハンバーグのような小判型に丸めて溶き卵、パン粉を付けてラードでカラリと上げると出来上がり。
 そのままよく考えるとハンバーグのカツと言えなくもありません。

 関東の方、くれぐれも大阪で「メンチ食べたい」とか言わないでください。結果は保証しませんよ!

超熟カレー

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 カレーを目玉にしている喫茶店が多くありますが、ここらの店はなかなかどうして・・・。

百時間カレー
 「婆沙羅」百時間カレー
 本当にルーを100時間かけて作っているそうである

 まいりました、本当に100時間かけてルーを作っているそうです。ご想像の通り、100時間かけたルーはほとんど具材が溶けてペースト状です。このカレーを出すお店、けっこう有名らしいです。熟カレーやこくまろなんて目じゃ無さそうです。

百年カレー
 百年カレー
 さすがに百年前のカレーではなさそうだ

 で、もっとすごいのがこちらの「百年カレー」という店舗名。百年前から同じカレーか、百年前のカレーかなんだかわかりません。普通にランチタイムに賑わっていますので、百年前の変な食べ物が出てくる訳でもなさそうです(笑)。

 なにが百年なのだろうか???
 やっぱり百年前から作っているカレー・・?
 それとも百年前のカレーを再現したカレー・・?
 いや、百年前に仕込んだカレー・・?
 「百年カレー」という商品があるのかも・・?
 う〜ん、奥が深い。

 Googleで検索すると某ホテルの名物カレーに「百年カレー」というのがあるらしく、それを食べる事のできる店かも知れません。

 ところで、「バサラ」と読ませる漢字表記、 十二神将のバサラ(500円普通切手の仏像)だとすると「伐折羅」の表記になるはずなのですが、どうも「婆裟羅」や「婆沙羅」あてるのを良く見かけます。サンスクリットの「vajira」に語源を持つバサラという語ですが、漢字表記にはどうやら使い分けがあるようです。

白いですが?

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 全然白い外壁に見えます。

緑ビル
 「緑ビル」
 たしかに横の店舗のテントは緑色だが

 全然緑色のビルではありませんが、名前は「緑ビル」。
 入り口脇の店舗テントは確かに緑色なんですが、外壁も含めて普通のホワイトグレーのビルです。

 緑色をしているから「緑ビル」の方が変かもしれませんが、名前に合わせて外壁の色を合わせてほしかった。

駐車禁止

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 2006年6月1日から道路交通法の改正があり、違法駐車の民間委託が始まりました。

【配達中】

局員A「なぁなぁ、今日から違法駐車即違反摘発っちゅうことやけど、どうするんよ?」
局員B「そうそう、単車でも車でも容赦無しやろ、わしら配達するとき一人やんか。どう対応せえっちゅうねん。」
A「ほんまや、お客さんが難儀な人やったら、普通は1分で済むとこ20分経っても帰してもらわれへんで。」
B「それにやね、マンションなんかで1棟何十、何百も世帯数あったら、そこだけで1時間ぐらいかかってまうで。」
A「いくら郵便業務や、公益事業やって言うても、そない長い間停めてたら、違反や言われてもその通りやしなぁ。」
B「マンションなんかでは郵便だけやのうて宅配なんかの配達車一切合切を停める駐車スペース作っておいて欲しいわな。」
A「うん、それ思うわ。狭っまい道に面したマンションなんか停められへんもんなぁ。」
B「あとはオフィスビルですわ。手形やら契約書やら書留が多いから全て対面で確認もらわなあかんから、どうしても時間がかかるもんなあ。」
A「そら、邪魔な所停めて、こら駐禁切られてもあたりまえやでぇ、ってな状況やったらともかくなぁ。」
B「ほんま大問題や。駐車場入れろって言われても有料駐車場が近くに無い所ほとんどやし、その経費を計上したら赤字覚悟の郵便業務、もっと大赤字やで。」
局員C「おっ、なんやなんや。難しい話しとるな。」
A「難しいも何も、配達中の車の置き場所やがな。大阪市内、駐車禁止ちゃう道路なんてほとんどあらへん。」
B「お客さんに引っぱられて帰ってきたら駐車禁止ってどうしたらええんや?って話しとったんや。」
C「あぁ、それな、郵便車に配達中のフダ見える所に付けたらええように話付いたって聞いたで?」
AB「ふえぇ?」
C「郵便車のフロントガラスの所に見えるように配達中ってフダ付けとくそうや。それで見逃してもらえるみたいな事聞いたで。」
A「ナニソレ?例外って事?」
C「そういう事になるんやろなぁ。」
B「ほな、民間宅配の車でも付けとったら、お咎め無し?」
C「さぁ、それは宅配業者と地元の警察との間での協議とちゃうか?」
A「でも、1つでも例外作ったら、どいつもこいつも例外って事になって、意味ないやん。」
C「そこまでは知らんけど、そうなる事もあり得るよなぁ。」
B「郵便局は、所轄署と話つけたっちゅう事か?」
C「いや、それはよう知らん。わし、フダ付けたらええねんって言われただけやしなぁ。」
AB「なんやそれ?」
C「ホンマに切符切られへんかって言われると微妙かもしれん。」
AB「あかんやん!」
C「ま、そういう事らしいから、総務にフダ取りにいってや。ほな!」
A「行ってまいよった。」
B「そんな、郵便局だけ特別扱いやってされたら、ほかの民間怒りおるで。」
A「それよりも、普通の流通の配達してる人ら、もっと怒りよるで。」
B「また、公社はなんたらかんたらって言われるんやろな。」
A「せや。また肩身狭い思いさせられるで。」
B「でも、どないなんねんやろ。」
AB「はぁ・・・」

 本当に悩ましい問題です。
 確かに狭い道に停めたままだと、違反云々以前に邪魔以外の何者でもありません。法は遵守すべきなのです。

 しかしながら民営化するとなると・・・、
 駐車違反の取り締まり強化などで配達コストがアップした結果、配達回数が減るとか配達が滞ることで一番困るのはお客さんなので、いっそう悩ましい限りです。配達業務に限って言えば民間業者も同じ条件なのですが。

 昼間は取り締まりをがんばっているようですが、夜になると一切見かけません。
 繁華街で夜半のタクシーによる客待ち駐車で道路占拠状態が引き起こす渋滞の方は対策なんとかしないのですかねぇ?

 なにやら昔のスパイなりきりの秘密手帳なんぞを思い出す響きです(あ、歳がバレそう)。

検知部実験中
 検知部実験中
 検知用コイルは1mHのインダクターでチェック

 トランジスタ技術2002年4月号のビギナーズセクションに掲載されている、金属探知機を作り始めました。
 まず検知回路であるLC発振回路部分を作成し、発振動作の検証を行います。

 回路は変形コルピッツ発振回路で検知コイルをL成分として発振させます。掲載記事では約120kHzということでしたが、オシロスコープで測定したところ約130kHzとなりました。回路テストですので1mHのインダクタをつないでいます。

発振回路出力波形
 発振回路出力波形
 2μs/div, 1.0V/div

 コアキシャルリードのインダクタですので非常に感度は悪いのですが、鉄製の工具を近づけると振幅が変化します。

変化した様子
 変化した様子
 測定条件は上記の波形と同じく2μs/div, 1.0V/div

 記事中には周波数変化もあるという事だったのですが、コイルが小さすぎるのか感度が悪すぎるのかオシロスコープで測定している範囲ではほとんど変化が認められませんでした。
 100kHz以上の回路でブレッドボード組みのうえ、コイルも非常に小型のものを使っていますので致し方ない所でしょうか。周波数カウンタを接続して変化があるかどうかを見てみることにします。

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