川の上の駅

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 全国でも珍しい位置にある駅です。

武庫川駅(上り側)
 阪神電鉄「武庫川(むこがわ)」駅 上りホーム
 駅のホームから川が見える

 この武庫川駅、実は武庫川にかかっている端の上に駅舎があり、全国でも珍しい橋上駅なのです。橋上駅というと同じく阪神電鉄の芦屋駅(芦屋川の上にある)もありますが、この駅は駅の出口が川の東西の両端にあり、方や尼崎市、方や西宮市と二つの自治体にまたがる改札を持つ不思議な駅なのです。

ホームから川面
 ホームから川面が見える
 もちろん、線路上にものを落とすと、そのまま瀬戸内海行きである

電車と待っている乗客
 電車と待っている乗客
 ちゃんと利用客もあり、けっこうな乗降数がある

 開業が1905年と言いますから、かなり昔にすでに橋上駅として設置された事になります。
 駅の西側は武庫川線と連絡しており、そのためもあってか乗降客も多く、朝はかなりの人が乗降するとのこと。

 川に架けられているため、電車利用者以外にも歩行者用の通路が橋上駅の外側に通してあり、人や自転車が普通に通っています。この通行量もけっこう多く、市民のための重要な交通手段として利用されているのが判ります。

駅の外通路
 駅の外通路を走る自転車
 通路はかなりせまいが、通行量は多い
 これは下り線ホーム(神戸方面行き)の外側にしか無い

 今となってはどのような経緯で橋の上に駅舎を作ったのかよく解りませんが、とにかく、わざわざメンテナンスしずらそうな川の上に架けた橋に駅を作るなんて・・・。

コメント(4)

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懐かしいですね、武庫川駅。
実は、この駅の尼崎側付近で生まれ、
西宮側の武庫川線沿線で育ちました。
武庫川線は当時は無人駅で、たしか
洲崎駅が終点だったと思います。
駅から南側は空き地も多く、遊び場に
困ることはありませんでした。
今は団地も出来て、にぎやかなんでしょうね。

 宇治金時さん、コメントいただきありがとうございます。

 武庫川団地(公団、現UR)は昭和50年代に建設され、一帯は完全にベッドタウンとなりました。
 全国的にもこのころからいわゆる「空地」の遊び場が少なくなり駐車場や高層住宅となって子供達の遊ぶ環境や遊び方が変化してきたように思います。

 遊具が無くとも空き地と隠れるところがあれば子供達は自分で遊び方を考え出して遊ぶものだと感心します。現在はどこの公園でもブランコあり、滑り台ありと「規格化」されてしまっていますが。

阪神電車の鉄道駅は河川の上にあることが多いですよね。
一説によると、これは土地代がかからないようにするために阪神電車側が生み出した秘策、なんだそうで・・・
でも、その分橋を多く造り、さらには橋と一体となったホームを造らないといけませんから、逆に建設費が多くなってしまいそうですね・・・

迷列車さん、コメントいただきありがとうございます。
記事化する際に調べていた時に「橋に駅を作ると土地代が要らない」という話は多数拝見しました。駅舎のできた時期を考えると、土地代がそんなに影響したのか?とも思えます。
保守と後々の拡充が必要な場合を見越すと、普通に地上駅(or 高架駅)で建設するのに比べて不利だと思えますよね。
本当のところは阪神電鉄に訊いてみないとわかりませんね(笑)

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このページは、なんぎが2006年5月 6日 10:43に書いたブログ記事です。

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