小物工具(#3)

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 アナログ回路や高周波の調整を行うときに半固定抵抗、多回転トリマ、IFTのコアなどをまわすときにドライバを使います。半固定抵抗の場合は+1とか+0の呼び寸法のドライバを使用できるのですが、多回転トリマの場合はマイナスドライバを使用しなければなりません。また、何回転もまわす必要があるのでまわしているうちに滑って外れてしまうこともしばしばです。
 高周波回路の場合は鉄製のドライバを近づけると動いている回路に影響が出ますので、プラスチックの柄の先に小さな鉄片で作ったチップをつけた高周波ドライバというものや、セラミック製の専用ドライバがあったりします。

 しかし、多回転トリマの場合は調整中に滑って外れると困りますので、これまた専用のトリマ回しがあるわけで、アナログ屋さんは必携のアイテムだったんですが、アナログは流行らないらしく、持っている人をあまり見なくなってしまいました。

トリマ回し
 トリマー調整工具(確か外国製)
 秋葉原で購入したが価格は400円ぐらいしたと記憶している。結構高かった。

 類似商品としてホーザン工具のコアドライバー(D-16-4W/R/Y/B:定価157円)があります。この類の特徴として先端のマイナス部を円筒状に外周をつつむようにガイドがついていることです。これでグリグリ回しても外れることなく、調整時に測定器を見ながら回せるわけです。
 昔の職場で上司が持っていましたが、「高いんやで、これ(SPECTROL)。」といわれた記憶があり、実際同じモノは外国製らしくホーザンのものより倍以上の値段がしました。
 ホーザン製との差異はクリップがついており、作業着のポケットに挿していつでもスタンバイできる特徴があります。クリップのおかげで移動中でも落ちないのため、当時のカスタマエンジニアリング部の方々が全員胸ポケットに挿して持っていたのもうなずけます。

 これまた、あれば便利なのですが、無い場合はちょっと不自由なぐらいで、格段に困るわけではない微妙な工具ですね・・・。
 でもアナログ回路でオペアンプのオフセット調整とか、バイアスの調整とか多回転トリマを何箇所も、それをまた何回も回さなければならない場合は重宝しますよ。

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このページは、なんぎが2005年4月22日 12:33に書いたブログ記事です。

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