何でも郵便か?

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 近況を報告したり、受け取りたくないけれど請求書が来たり(笑)と、毎日郵便は運ばれてゆきます。送る人、受け取る人それぞれの思いを入れて運ばれます。
 しかし、中に紙類以外を入れて送る場合は注意しましょう。

【鍵や~!】

局員A「はい、これ。」
局員B「えらい、今日は遅かったやん。配達首長うして待ってるで~。」
A「いや区分機が故障して・・。」
B「またまた、いつも同じ言い訳せんでもええやん。」
A「え、ほんまやで。ま、あとはよろしゅうに。」
・・
B「ん?ちょっと待ってえな。この破れた封筒はなに?」
A「それのせいや。そいつが故障の原因やねん。」
B「ま、待ちいな。ちょっと、聞いたろか。」
A「それな、封筒の中にポイって鍵入ってたらしいねん。」
B「ほうほう、それで。」
A「それで、やあらへん。封筒に固定せんと鍵入れられたら区分機通した時に、封筒破ってはみ出して出てきよるんや。内容物脱落やで。」
B「ふんふん。」
A「あ、おまえまだ疑っとるな。脱落した鍵が区分機の中で走り回っていっぱい壊しよってんで。ベルトは切れるわ、鍵が何所へいったか分からんで機械停めるわ、もう大騒ぎやってんから。」
B「あちゃ~、そら災難やったな。しかし、鍵を封筒に放り込んで送る奴も送る奴やなあ。あかんやんそんなんしたら。」
A「そや、配達ん時に言うたれ!」
B「えらい、荒れとるな。そんなん客に言うてもこっちのミスやん。郵便物破損でこっちが怒られるねんで。堪忍してほしいんはこっちの方や・・。」
A「ま、あとはたのんだでぇぇ・・」
B「うわ、行ってまいよった。どないすんねん。こんな破れた封筒に曲がった鍵渡されて。あ~、客の怒る顔が目に浮かぶわ。憂鬱や。」

 多いのが鍵をそのまま封筒に放り込んで送る人が居る事です。せめて厚紙かなにかにテープで貼る等して固定して封筒に入れておかないと、このような事故になる可能性が非常に高いのです。
 また、現金(特に硬貨)を同じように通常郵便で送る人も後が絶ちません。同じように区分機や輸送中に脱落してしまい内容物が行方不明になってしまう事が多いのです。
 局内で脱落して紛失した場合はまだ、探しようがあるのですが、他局からの送付郵便物中にすでに脱落したり破損したりした郵便物が届いた時が大変です。元の発送局に問い合わせして追跡調査を依頼しなければなりません。だいたいなんでこうなったか位は説明しないとお客さんが納得しません。
 損害賠償については郵便約款の第6章があてられており162条〜169条が該当します。基本的に書留以外の通常郵便物や冊子小包、定形小包(EXPACK500)は損害賠償の対象とならないので、貴重品はせめて簡易書留でも良いので「書留」扱いで出すようにしましょう。鍵など無くなっては困る物は書留扱いで出さないと無くなって文句を言っても何も返ってきませんよ。

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このページは、なんぎが2005年7月 8日 09:05に書いたブログ記事です。

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