路線バス

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 前乗り、後乗り。関西と関東の明確な差があります。

 【前乗り】
 都営バス(東京23区内)のバスに乗るときは乗車時に料金を払います。
 すなわち、「カネ払うたら好きなところで勝手に降りて。」
 ってな事なわけです。まるで木戸銭ですね。

 【後乗り】
 大阪市バスでは乗車時には何もせず、バスから降りるときに料金を払います。
 たとえ固定料金であっても下りるときに払うのです。
 これは、「あんじょう乗ってくれておおきに。お代はこちら。」
 という、実に強かな料金システムです。

 ただし欠点といえば、混雑時にドサクサで後から乗ってドサクサ紛れに後の入り口から降りてしまえばただ乗りできてしまいます。
 これは前乗りのシステムでは許してもらえません。かならず運転手の前を通ってお金を払ってからでないと乗れないからです。
 料金前払いか後払いかというシステムの差なのですが、立ち食いなどにも同じ形式が見られます。
 最近は店員にお金を扱わせないというセキュリティの関係か多くなってきてしまいましたが、関東では食券を買って(先払い)食べ終わったら、勝手に帰ってくれという形式。
 関西では食べ終わって満足したらお金を払って帰るという、あくまでも提供されたものに対する評価が対価を支払う手続きで存在します。

 「もらうだけもらったらあとはどうでも」という文化か、「よっしゃ、これなら払ったる」という文化かという違いが根底にあるとしか思えませんがいかがでしょうか。

 もちろん、この関東前乗りはあくまで固定料金の路線バスに限られます。
 関東エリアでも路線の距離が長くなり、乗降時に整理券を取るなどの利用距離の差で運賃が変わる場合は後乗りです。

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このページは、なんぎが2007年7月16日 12:01に書いたブログ記事です。

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