オーバードライブ完成

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 先日のオーディオキット製作体験会で作っていたエフェクターが完成しました。
 製作体験会でほぼ完成していましたのでパイロットランプの追加だけです。

オーバードライブ(デジット版)
 オーバードライブ(デジット版)

 ボッドは左からDRIVE、TONE、LEVELとキットの基板の引き出し配置と同じになっています。
 オリジナルと1カ所だけ部品を変更しました。回路図中でC12となっている10μFのMUSE BP電解コンデンサを東信工業のUTSJ 10μFに変更しています。作成前にネットで改造記事などを参照させてもらった所、どうも不評だったようで...。両面スルーホールですので、実装後に変更して遊ぶことが難しいため、最初から変更してしまいました。

 部品の変更ではありませんが、歪みを作るダイオードをソケットにして実装。キットのパーツはシリコンダイオードだったのですが、ゲルマニウムダイオードに変更できるようにしておきました。

オーバードライブ内部
 オーバードライブ内部

 製作途中にQIコネクタでの接続が無理だと分った段階で内部配線をすっきりできずにかなりぐちゃぐちゃ。
 使用しているBELDEN 8503も硬めの線材なので、えいやぁ!と押し込まないと収まってくれません。まあ、中を見ながら使う訳ではないので構わないのですが。

 パイロットランプのLEDの抵抗値を決めるために、抵抗をとっかえひっかえしている間に、9Vを直接印加してしまったらしくどこからともなく香る焦げ臭い匂い(涙)とともに1つ昇天させてしまいました。とほほ。
 結局明るい所でそれほど使う機器でもありませんし、電源が9Vの006P電池ということもあり、1mA程度にしました。超高輝度のLEDだとこれでも充分光って見えます。

 ジャック類を当初用意していたスイッチクラフトのものからテイシンのコンパクトタイプに変更。
 筐体内の余裕がないと、あの大きいジャックを取り付けるのは厳しいと思います。

 写真に撮っていませんが、基板を裏向けに取り付けていますので蓋側には絶縁のためのプラスチックシートを付けています。


 とりあえず、知人に渡して試奏してもらいます。
 こちらでは一応鳴らしてチェックはしたのですが、以前に作ったRED FUZZにくらべるとシャープな音です。まあ、ファズとオーバードライブと違いますから違って当然なのでしょうが。

コメント(3)

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いつも楽しく拝見させていただいております。

>10μFのMUSE BP電解コンデンサを東信工業のUTSJ 10μFに変更して>います。

この部分なんですが、どう不評だったのでしょうか?
凄く興味があります。参考までに教えてください。


PS.前々回(2/4)のオーディオキット製作会でなんぎさんの斜め前でデジアンを製作していた者です。その時に名刺をもらってからこのWEBのファンになりました。

> ハニバルさん
その節はこちらこそお世話になりました。お楽しみいただいているようでありがたい事です。

 「デジット オーバドライブ 改造」で検索してみて下さい。
 いくつか記事が出てくると思いますのでご参照いただければと思います。

 最終出力段のC12は音質に大きく影響します。
 バイポーラの電解コンデンサを使うなら半分の容量でもフィルムコンデンサーの方が良いと思いますが、出る音の好みもありますのでこれが一番とは言いがたいですね。
 そのうち記事に出しますが、求める音が違うとMUSE BPが好き!とかいやいや1μFの有極性の電解が良いとか、フィルムコンデンサーが、とか別れると思います。

 あくまでも個人的な見解ですが、オーディオ専用コンデンサとしてMUSE BPと通常のMUSE、FIne GoldやUTSJなどどれも音が変わり、私的にはMUSE BPは好みでないため交換しています。ダメという訳ではなく、嗜好の問題でしょうね。

貴重な情報ありがとうございます。
やはり好みの問題というのは大きいですね。
自分もエレキギターを弾くのでエフェクターの話は興味深々です。
友人とそういった話をすると何時も弾いている音楽のジャンルとかスタイルでかなり好き嫌いが分かれますが、不思議とギターアンプに関してはソリッド(Tr、IC)のアンプよりも真空管アンプの方が良いということで意見が一致します。
オーディオの世界では歪のない音を追究するのに、ギターの世界ではソリッドや真空管が生み出す歪を追究するというのも面白い話です。

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このページは、なんぎが2012年3月24日 18:00に書いたブログ記事です。

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