大阪の難読地名(#130)楠葉

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 地名表記に2種類あるので迷います。

楠葉
 楠葉(くずは)

 この看板を見てあれ?と思った方、京阪沿線を利用している人です。はい。

樟葉駅
 京阪電車 樟葉駅(くずは・えき)

 楠(樟)に葉で「くずは」が正解なのですが「樟」が「くす」なのに対して「楠」は「くすのき」なので1つ目の表記だと「くずは」と読むのが判るのは無理ではないかと。

 古事記によると「屎褌(くそはかま)」が訛って「楠葉」になったとの記述があるそうです。
 その後、地名は「くすは」あるいは「くずは」という名称のままで「葛葉」という記述も見られますが、「楠葉郷」〜「楠葉村」となります。「樟葉」が使われるようになったのは、明治22年〜昭和16年の間に使われた自治体名で、その間に京阪電鉄が開通(明治43年)したため駅名は「樟葉」なのですが、元々の地名としては「楠葉」が使用されていたため住所地番の記載では「楠葉」のまま使われているそうです。

コメント(2)

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幼少期から長年、香里園に住んでいた私ですが2パターンあるとは知らなかった・・・

京阪沿線の人は樟葉行き準急でおなじみですね。

中学の時にバスケでくずは中学と対戦しましたが、樟?楠?どっちやったんやろ???

これ、沿線を利用している人でも、樟葉の駅で降りないと判らないです。

駅の側の信号にある看板が楠葉中央、写真の場所は樟葉駅から淀川側の堤防に上がった所にあり、地名だけが「楠葉」なのです。
車で移動指定だけの人や京阪を利用して周辺を走った事のない人は、多分気づいていないでしょう。
誤解が生じない様に「くずは」とひらかな表記をすることもあるようです。

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このページは、なんぎが2013年2月25日 12:00に書いたブログ記事です。

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