出戻りエフェクター

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 お恥ずかしい話ですが、リハビリ第1号のエフェクタが戻ってまいりました。
 試奏をしてもらい、感想をもらってきてくれるというありがたいお言葉とともに預けておいたのですが、音出しできずで戻ってきました。

ディストーション
 出戻りディストーション
 見た目は同じ(笑)だが、改修済み

 とにかく、一度作ってみてどういう物かと言うのを経験しなければと思い立ち、作ってみたのですが、本人は大まじめで製作したものの、音は出ず。試していただいた方に期待感だけ盛り上げといてそれはないよ状態で、まことに申し訳ありませんでした。
 まず、回路図入力をした段階で多数のミスがあり、それが原因でユニバーサル基板で作成するためのパターン配線がすでに間違っていて、そのとおりに作ると音が出ないというお粗末ぶりです。しかも、ボリューム調整用の可変抵抗は抵抗体と端子との圧着部分に接触不良がおこっており、なんとなく接触が良いと導通が確認できるのですが、ちょっとでも力のかかり具合が変わると導通が無くなり抵抗値無限大になってしまうありさまです。
 部品の不良か、取り付けの機械的ストレスか、ハンダ付け時のコテのあてすぎかは良くわかりませんが、とにかく特定の端子への導通が安定していない状態でした。これについては、一度ハンダ付けを外して、部品を取り出してもう一度カシメました。

ディストーション基板
 基板部のアップ
 とにかく、オペアンプへの入力周りの回路が間違っていたせいでまったく音が出なかったため、大変ご迷惑をおかけしました。また、試していただいた方も自作が好きな方のようで、詳細なレポートまで頂いてしまいました。
 回路図エディタで正しい回路に修正し、今の基板配線をなるべく維持したままで、正しい回路に改修しなければなりません。バイアス電圧の配線の取り回しが大きく変更させられ、なるべくジャンパが飛び回らないようにするため、しばらく悩みましたがなんとか修正できました。

恥ずかしいハンダ面
 ハンダ面
 けっこう汚いハンダ付けをしている

 今度はもっと気合を入れてしっかりとチェックし、音信号を入れて、出力側で出ることを確認してから「お試し」へお渡しする予定です。

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このページは、なんぎが2005年5月 8日 10:13に書いたブログ記事です。

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