保険証

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 11月1日から、国民健康保険の保険証が変わります。

【保険証地獄】

局員A「うわ〜、もう来とるんや。」
局員B「そらそうやで、11月になる前に全件交付完了してなあかんねんから。」
A「しっかしまぁ、すごい数やなあ。」
B「そら、被保険者のある全世帯の分やから、もう、ハンパやないで。」
A「そういや、交付って普通のまま?」
B「さすがに、役所もバカや無いんか、配達記録になったわ。詐取されるのが多かったからなあ。」
A「っちゅうことは、全部配達のたびに受領証もらわなあかんわけや。」
B「そうやで、書留とかと、かかる時間変わらへん。ごっつう手間やでえ。」
A「こんだけあって、本当に配達完了するん?」
B「させなあかんねん。無理を通して道理を曲げるっちゅうやつやね。」
A「あっちゃぁ。残業しても終わりそうもないで、これ。」
B「そやから、先月残業すんなっちゅうてお達しが出とってんやて。」
A「なんやそれ?先月って、終わってなくてもゆうメイトは早く帰れって言うてたん?」
B「そうそう、かわいそうやで。今月は無限地獄やし。いいように使われて、ホンマ。」
A「でも、本人限定とはちゃうから、流行のルームシェアとかしてたらややこしそうやなぁ。」
B「ただでさえ、『まだ、届いてない!』っちゅうて言われるのに、配達完了してももらってないとかいうトラブルが目に見えてるんよな。」
A「ま、お客さんにしたら、配達してくれるだけましか。窓口まで取りに来いとか言われたらブチ切れるわな。」
B「窓口に取りに来るっちゅうのが、一番怖いねん。」
A「え?なんでよ?一番確実そうやん。」
B「身分証明証がニセモンのとき、あるねん。」
A「え〜?なによ、それ。」
B「詐取した保険証とかで、勝手に関係ない住所書いてあるの持ってきたりとか。」
A「ふんふん。」
B「見た目、正しそうなやつやねんけど」
A「うん、それで。」
B「運転免許証やってんけどな、警察に問い合わせたら、そんな番号の免許証は発行してない、いいおるねん。」
A「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
B「偽造免許証でっせ、あんた。」
A「見た目で分かれへんの?」
B「それが、あんた、そっくりやったそうや。そんなもん出回ってるんやちゅうのが恐ろしいわ。」
A「なんで、そんなん分ったん。」
B「そらあ、本当の受取人が受け取ってないって申請あるがな。受け取ってへんねんもんな。」
A「で、こらおかしいっちゅうて、コピーしておいてあった免許証から調べたっちゅうわけか。」
B「そうや、大変やったそうやで。」
A「う〜ん、簡単に渡されへんのか、最近は。」
B「公正証書すら怪しいわけやからね、もう、何を信用してええのやら。」
A「そら、DNA登録して、その場でチェック!」
B「あんた、それ、国民総背番号制よりひどいで。」
A「あ・・・・!」

 とまあ、かくも毎年トラブルの元になる国民健康保険の保険証配達です。
 まず、数がハンパではありません。で、全てが配達記録となっているので、最近のセキュリティつきのマンションだと、1件ずつ渡して、玄関まで出てまた呼び出して入る・・・という、大変手間のかかる手順が必要です。1000世帯以上ある、大規模マンション等の担当は、考えただけでめまいがしそうなくらいです。1つのマンションの配達だけでも1日かかって終わらないそうです。

 配達記録の料金210円ぐらいではやってられない状況ですね。他の通常郵便の交付にも支障が出ていますし、もっと配達記録の金額を上げても良いのではないかと思えるぐらいです。で、なければ、約款に国民健康保険特別郵便とか作って、べらぼうな料金を取る。で、郵送を希望しない人は役所の窓口で交付してもらう。
 でも、なんだか釈然としませんね。どちらにせよ間接経費が掛かり過ぎ・・・。

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このページは、なんぎが2006年10月20日 12:02に書いたブログ記事です。

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