バッテリーチェッカ

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 仕事が忙しい上に公私とも多忙なためハンダこてを握る間がなかなかとれませんでした。

バッテリー電圧チェッカ
 バッテリー電圧チェッカ

 居酒屋ガレージさんで紹介されて、アクト電子さんで頒布されています電池電圧チェッカをやっと組み立て完了しました。
 オリジナルの頒布内容と一部変更して組み立てています。

 ・ケースをアイボリーから黒に変更(タカチSW-120)
 ・LED表示窓にスモークアクリルを付けた
 ・負荷抵抗選択スイッチをトグルスイッチから波型スイッチに変更
 ・電圧差チェックボタンを大型のものに変更
 ・くみ上げ状態を変更
 ・ビス類を変更

 LEDの窓部分にスモークアクリルをはめ込み、コントラストが上がったためLED表示はかなりはっきり見えるようになりました。この変更でケースの面に出ていたLEDをアクリル後部まで下げるために2mmあるケースの厚みをオフセットする必要があり、スペーサーを付属の5mmから7mm(8mmを削る)に変更しています。
 この変更に伴い、そのままの実装では電解コンデンサがケースウラの蓋に当たってしまい、立てたままの実装状態ではケース内に収まりません。一度、基板をくみ上げてから確かめたところ干渉してしまったため電解コンデンサをはずしたものの、パターンのビアからハンダが抜けません。居酒屋ガレージ店主さんにお願いしてハンダ吸い取り器で抜いていただきました。
 はずしたコンデンサにさよならをしてもらって、改めてコンデンサを横向きに立体実装しなおします。リードが接触するといけませんので、+局側のリード線に絶縁チューブをかぶせて実装します。

 組み始める前になんとなくいやな予感がしていまして、ICソケットを頒布内容のベローズタイプのものからロープロファイルの丸ピンに変更したのですが、そちらより電解コンデンサのほうが当たってしまい、まったくもって、とほほな状態になりました。

基板上の実装状態
 基板上の実装状態
 なんだかなぁの状態になってしまった

 ごらんのようにかなりアクロバティックな実装で、製品には絶対したくない実装方法です。おかげで背の一番高い部品がインダクタとなってしまいました。MOS-FETの2SK2232もねじ止めしてしまいます。放熱器をつけようかとも思いましたがそれほど発熱する状態ではなさそうなので、見送りました。

 負荷抵抗の選択をする、波型スイッチもオリジナルのトグルスイッチが1回路2接点だったのを、2回路2接点にしています。インジケータのLEDを追加実装する予定で、1Ω負荷と4.7Ω負荷の場合に違う色のLEDを点灯させるつもりですが、現状は未実装です。
 プッシュスイッチも大型のものに変更して、押しやすくしました。もっとも、それほどの頻度で押して利用するような気はあまりしないのですが。

 そのほか細かいところでは、ショットキダイオードはキンク加工をして浮かせています。基板の動作確認でこのダイオードに外部電源を印加するときに、やりやすくするためです。負荷抵抗が発熱するまでチェックし続けるすることは無いと思いますが、放熱のため基板から浮かして実装しています。
 ケース表面のねじを付属のポリカーボネートから通常の皿ビスへ変更し、表面をツラいちにします。基盤の固定ねじも真鍮のクロムめっきねじに変更。大型のワッシャをつけて固定します。それほど振動が加わるかとも思いませんが、念のためスプリングワッシャも入れてあります。

 スイッチ類も変更になるのでそれにあわせて穴あけ加工をします。押しボタンスイッチには回転防止のポッチがありますので、それにあわせて切り欠きを加工します。
 写真では見えませんがケースウラにはゴム足をつけてみました。基板の固定用の穴を開けた段階で蓋側と気づいたため苦肉の策ともいえます。

 なんのかんのと部品を変更していますと、ねじが金属製になるなど細かい積み重ねでそれなりに重量がかさんで、お借りした貸出機のときより重さを感じるようになってしまいました。ゴム足をつけたものの、手に持って使用する頻度のほうが高そうなのではずしてしまうか、ケースの蓋を別の穴の開いていない新品と差し替えるかもしれません。

 さて、組み上げてからですが、自宅などに散在している電池類を片端からチェック。外見からでは判りにくい電池の生死をテスターのバッテリーチェックレンジを用いることなく判定できます。また、負荷を掛けてみることでどれだけ元気な電池かもあわせてチェックできるので大変重宝しています。
 利用している充電池はエネループがほとんどなのですが、電池を実装する前にチェックする習慣がつきました。入れたものの、思いのほか早く終わってしまいそうになる電池を事前にチェックできます。

 最後に、大変便利な電池電圧チェッカの頒布と、こちらの失敗(電解コンデンサをはずした後のビア復活とその他)をリカバリいただきました居酒屋ガレージ店主さんに感謝をさせていただきます。

コメント(2)

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ケースを「黒」にするとは、こりゃまたシブい!

電解コンデンサ、低背タイプのは在庫していなかったのです。
共立で5mm高のが売っているはず。
せっかくですので寝かすより低背のにすればいかがでしょう。

使い勝手、いかがですか?
電池ボックス中央のツメ、じゃまになりませんか?
モールスがうるさいとか!

と、言うわけで、小型の電解コンデンサを調達してきましたが、外して実装し直すにはまたもや…。

電池ボックスの爪、単4は外さないとかなりイライラします。単3も外すのが今回のような用途には良いと思います。よく着脱する場合のみですね。

モールス、もう少し小さい音の方がありがたいです。夜中に自室でピー・ピーと鳴り始めると隣の部屋でごそごそと物音がし始めます(目を覚ましかけ?)。圧電発音体のコネクタを外せば解決ですが。

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このページは、なんぎが2008年7月24日 12:02に書いたブログ記事です。

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