I/Vアンプ基板

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 やっと本道だったUSB-DACの出力に使う電流〜電圧変換基板に着手。

アンプ基板
 アンプ基板 部品配置確認

 今回はそこそこの回路規模があり、実装基板のサイズに制限がありましたのでフリーで利用できるECADのEAGLEを利用して回路図入力を行い、基板レイアウトを検討してから製作を始めることにしました。なにせ130dBのダイナミックレンジを確保するにはノイズをいかに排除するかという事になりますので、プリント基板を作成しない今回のような場合、部品のレイアウトにはかなり気を遣います。電源ラインや信号ラインの流れに気を使いましたが、いかんせん片面基板でピン間0本ルールだと限界があります。このレイアウトで作ってみてガッカリというのもあり得ますし(涙)。

 レイアウト、左右のICが電流〜電圧変換部で、その出力を受けて中央部の平衡〜不平衡変換部を経てオーディオ信号出力とします。部品配置は完全左右対称にしたかったのですがレイアウト上かなり困難を極めたため断念してしまいました。どう影響するかはなんとも。

 オペアンプはソケットで実装ですが、いろいろ試してみようと考えています。回路そのものはPCM1792Aのデータシートにある出力4.5Vrmsの回路定数になっていますが、オペアンプの実装は違います。平衡〜不平衡の部分にはLPFをつけていませんのでそのままですと162kHzのカットオフ周波数となります。実際に試聴してみて不具合があるようでしたらLPFを実装した回路で再製作の予定(データシートの仕様規定回路はLPF無しの2Vrms出力の構成になっています)。
 この規定回路が記載しているTexasInstrumentsのデータシートのアプリケーション回路では1回路のNE5534を使用して片チャンネルでI/Vの+側、ー側に平衡〜不平衡の変換と3つ使いにしていますが、ユニバーサル基板では実装面積が無理ですのでI/V部分も含めて全て2回路入りのオペアンプで構成しました。
 予定としてはI/V変換部にOPA2134を、平衡〜不平衡変換部にはNE5532かOPA2134の予定です。すべてOPA2134にした場合、技術資料によると118〜120dBぐらいは確保できそうです。

 もっともPCM1792Aの独立実験基板からは電流出力回路からコネクタとケーブル引き出しによってI/V変換回路に流し込んでいるので最良の状態とは言い難いのが心苦しいところ。
 まずは音が出るところまで持っていきます。

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このページは、なんぎが2012年10月 4日 12:00に書いたブログ記事です。

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