一部転居

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 転居届けは郵便局の行っているサービスの中でも無料で行っているサービスであるにもかかわらず、微妙な取扱いを必要とし気を遣う上に人的資源を考えると無料でするのはちょっとサービス良さ過ぎのものなのですが・・

【配達するな!】

客「このまえ世帯の一部とかいうやつで転居届けだしたんやけどな。」
局「はい、なにか不手際がございましたでしょうか?」
客「転送してもらわんでええのに、郵便物が全部転送されとんのじゃぁ!」
局「申し訳ございません、処理内容を確認させて頂いて再度、現場に伝えて確実に処理させて頂きますので、ご容赦下さい。」
客「たのむで〜、息子が家出たんでその分だけ転送してんのに、うちの郵便全部息子のトコへ行ってるんや。困んねんで。」
局「大変ご迷惑をおかけしました、本日分で未配達の分から処理を行わさせて頂きます。」
客「もう、まちがえんといてや!」

と、転居処理の事故です。
区域の配達担当者に口頭で厳しく注意がなされましたが、同じお客さんからまた翌日電話が・・

客「あのなあ、転送せんでええ郵便物が全部転送されとるっちゅうて昨日言わせてもろてんけどな。」
局「また、なにか不手際がございましたでしょうか?」
客「こんどは、全部転送されずにこっちへ来とるんじゃあぁぁ〜!」
局「申し訳ございませんっ!」
客「しかも転送してもらう奴をなぁ、不在通知まで丁寧に入れとるんじゃぁ!」
局「申し訳ございませんっ!」
客「もう、息子に自分で渡すからその郵便物もって来いっちゅうねん!」
局「はいっ!」
客「ほかにも、今日の配達分であったら分けて持ってきてや!」
局「はいっ!申し訳ありませんっ!」
客「転送分だけいますぐ持ってきてや!ほんま信用ならんなぁ!」
局「ご迷惑をおかけしますが、お持ちさせて頂きますっ!」
客「す・ぐ・やで!」
局「はぃ〜!」

 で、配達担当(本務者)に事情を聞くと「あぁ、名字だけ見ただけやからなぁ。」と全然反省の色無し。お客さんが物を持って来てという事を伝えると「ん?いまからメシや。行かれへんわ。」となんともサービス業の担当者としては全く持って非常識な答え。自分の起こした事故を自分で始末する気が無いのでしょうか?

 配達物は区分棚で区分された状態から、実際に配達すべき物かどうかを配達員が転居の名簿などを見ながら処理をして除外をするので、実際は配達員の処理ミスなのですが、この担当者は全く悪びれた様子も無く、自分の都合と思い込みで勝手に判断して処理をしてしまったのです。しかも転送指定がかかっている郵便物を除外して転送処理せずに配達した上に不在通知まで入れる念の入れよう。
 さすがに、この担当者を客の所へ行かせると余計に話がややこしくされると悟ったのか、上司が自主的にお客様の所までお伺いした様です。
 ゆうメイトと違いやめさせられる気遣いの無い本務者はなんともお気楽な物です。怒られるのは電話口のゆうメイトだったりするので余計に可愛そうです。

 このように転居の処理は各世帯ごとに世帯の一部や全部と行った個別処理をするため非常に煩雑で気を遣う処理内容なのです。せっかくお客様からちゃんと「世帯の一部転送」の申請が上がってきて、受付処理をして局内で名簿を見る事ですぐ判るようになっているにも関わらず担当者次第で事故になってしまいます。
 サービスの質の最低レベル維持も担当者次第・・では、サービス業としてはだめなんですがねぇ。

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このページは、なんぎが2005年7月16日 20:08に書いたブログ記事です。

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